ファイターズここまでの印象
パリーグも開幕から5カードを消化。ファイターズはこれで一通り全ての球団と対戦したことになります。対戦もひとまわりしたところで、現在のチームにおける利点、欠点も見えてきたということで、ちょっと感じたことなど書いていきたいと思います。
14試合を終えたところで7勝7敗で3位タイ、首位との差は1.5ゲームという成績は、可も不可もなくまずまずといったところ。特に開幕ダッシュに成功して突っ走るチームがないという現状では、上出来といってもいいでしょう。
打撃成績を見てみると、総得点37(1試合平均2.6点)はリーグ最下位、チーム打率.223はチーム5位。シーズン前に予想した通りの貧打です。いや、「極貧打線」とまで揶揄された、昨シーズンの打撃成績が、1試合平均得点3.7点、チーム打率.259ということを考えると、今期は持ち前の貧打にさらに磨きがかかっていると言わざるを得ません。
一番の誤算は、昨年の首位打者稲葉の不振でしょう。キャンプ、オープン戦と絶好調で「今期も全く不安なし!」と期待されていたのが、ここまで打率がわずか.236。絶不調にあえいでいます。先週は2度マルチヒットを記録するなど、最悪期は脱しているようには見えますが、昨年の好調時には程遠いといった印象です。現状の打線では、稲葉の活躍がなければお話にならないほどの得点力になってしまうので、早期の復調を願いたいものです。
稀哲、賢介の1、2番コンビ、それとこのところ4番に座っている信二は、まずまずの出来。スレッジも「去年来たひとの二の舞か?」と心配されましたが、5番に打順を下げてから、徐々に調子を上げつつあるようなので、しばらくは期待しつつ見守りたいところ。
しかし悲惨なのは6番以降。当初「激戦区」と言われたレフトに入る選手が、工藤、坪井ともに打率1割台、多少はマシだった糸井は怪我で離脱と、ほとんど戦力になっていません。小谷野も打率1割台、鶴岡も2割台前半。特にひどいのは9番のマック金子。14試合でわずかヒット2本と全く打てそうな気配すらしません。ただ、マックは守備面での貢献が非常に大きく、チームの精神的支柱という存在でもあるので、そう簡単にスタメンから外すことができないのが悩ましいところです。
元々打線にはあまり期待していませんでした。今のメンバーではボカスカ打ち勝つようなゲームはとても無理でしょう。しかし、投手が踏ん張って失点を抑えている間に、小技を駆使してなんとか1点を取りに行くという、昨年同様の攻めを見せてくれれば、この打線でも充分優勝争いはできるでしょう。ただ、そういった細かい攻めで得点するためには、監督の采配というものが大きく問われるところです。しかし、今年はその監督が変わり、攻め方にも変化が見られるのには、一抹の不安を感じます。
一方の投手陣。ここまでのチーム防御率は2.85でリーグ2位。昨季優勝に導いた強力投手陣は健在と言うところでしょうか。
しかし、先発投手はかなり明暗が分かれています。ここまでの試合で、先発した投手とその試合の勝敗をまとめてみました。
ダルビッシュ 3勝0敗 ○○○
藤井 0勝3敗 ●●●
グリン 1勝2敗 ●●○
武田勝 2勝0敗 ○○
吉川 0勝2敗 ●●
スウィーニー 1勝0敗 ○
ダルビッシュはもうさすがの一言。3試合25イニング投げてわずか2失点と、文句のつけようのない内容です。
昨年終盤打ち込まれ、心配していた勝も、2試合で1失点のみと、昨年のいい時期の調子を取り戻したようで、安心しました。
心配なのは、未だ勝ち星のない藤井、吉川の両左腕。ヤクルトから移籍したかつての最多勝投手藤井には、二桁勝利を期待する声もあるのですが、正直そこまで期待するのは酷かなという印象です。ただ、ゲームを壊すようなピッチングをしているわけではないので、なんとか1年間ローテを守ってくれれば、そこそこの成績は収めてくれそうです。
2年目の飛躍を期待される吉川は、2試合連続して炎上。制球難が相変わらずなのですが、丁寧に投げようとして、思い切りの良さが失われてしまっているような気がします。いい素質は持っていると思うので、これからどこまで修正してくれるか、まだ諦めずに注目していきたい投手です。
グリン、スウィーニーの両外国人も、なかなかのピッチングを見せてくれているし、これで中盤以降、八木か多田野が先発ローテの一角に食い込むようになれば、終盤有利に戦いを進めることができそうです。
昨年はダル以外は信二が捕手を務めることが多かったのですが、今年はここまで鶴岡がマスクをかぶることが多いですね。リードに定評のある鶴岡が投手陣に与える影響にも注目したいところです。
そしてリリーフ陣も、武田久-マイケルのリレーは今年も磐石。YFKの抜けたロッテ、馬原を故障で欠くソフトバンク、小山が不調の楽天など、今年パリーグの他球団は、リリーフに苦しむチームが多いのですが、その点ファイターズは恵まれています。
しかし、そこに繋ぐまでの中継ぎ陣に不安が大きいですね。今日、ベテラン建山が登録され、代わってルーキーの豊島がファーム行きとなり、現時点では、弥太郎、星野、建山、宮西の4人で回すことになりますが、やっぱり不安ですね。
先発投手が7回まで踏ん張ってくれて、直接「勝利の方程式」に繋いでくれれば問題ないのですが、僅差のリードで先発投手が6回までにマウンドを降りた時、7回を投げる投手が大きなカギを握ることになりそうです。
昨年その役目を果たした江尻は今期絶望。キャンプ中ケガで離脱した金森の早期復帰に期待したいところです。
14試合を終えたところで7勝7敗で3位タイ、首位との差は1.5ゲームという成績は、可も不可もなくまずまずといったところ。特に開幕ダッシュに成功して突っ走るチームがないという現状では、上出来といってもいいでしょう。
打撃成績を見てみると、総得点37(1試合平均2.6点)はリーグ最下位、チーム打率.223はチーム5位。シーズン前に予想した通りの貧打です。いや、「極貧打線」とまで揶揄された、昨シーズンの打撃成績が、1試合平均得点3.7点、チーム打率.259ということを考えると、今期は持ち前の貧打にさらに磨きがかかっていると言わざるを得ません。
一番の誤算は、昨年の首位打者稲葉の不振でしょう。キャンプ、オープン戦と絶好調で「今期も全く不安なし!」と期待されていたのが、ここまで打率がわずか.236。絶不調にあえいでいます。先週は2度マルチヒットを記録するなど、最悪期は脱しているようには見えますが、昨年の好調時には程遠いといった印象です。現状の打線では、稲葉の活躍がなければお話にならないほどの得点力になってしまうので、早期の復調を願いたいものです。
稀哲、賢介の1、2番コンビ、それとこのところ4番に座っている信二は、まずまずの出来。スレッジも「去年来たひとの二の舞か?」と心配されましたが、5番に打順を下げてから、徐々に調子を上げつつあるようなので、しばらくは期待しつつ見守りたいところ。
しかし悲惨なのは6番以降。当初「激戦区」と言われたレフトに入る選手が、工藤、坪井ともに打率1割台、多少はマシだった糸井は怪我で離脱と、ほとんど戦力になっていません。小谷野も打率1割台、鶴岡も2割台前半。特にひどいのは9番のマック金子。14試合でわずかヒット2本と全く打てそうな気配すらしません。ただ、マックは守備面での貢献が非常に大きく、チームの精神的支柱という存在でもあるので、そう簡単にスタメンから外すことができないのが悩ましいところです。
元々打線にはあまり期待していませんでした。今のメンバーではボカスカ打ち勝つようなゲームはとても無理でしょう。しかし、投手が踏ん張って失点を抑えている間に、小技を駆使してなんとか1点を取りに行くという、昨年同様の攻めを見せてくれれば、この打線でも充分優勝争いはできるでしょう。ただ、そういった細かい攻めで得点するためには、監督の采配というものが大きく問われるところです。しかし、今年はその監督が変わり、攻め方にも変化が見られるのには、一抹の不安を感じます。
一方の投手陣。ここまでのチーム防御率は2.85でリーグ2位。昨季優勝に導いた強力投手陣は健在と言うところでしょうか。
しかし、先発投手はかなり明暗が分かれています。ここまでの試合で、先発した投手とその試合の勝敗をまとめてみました。
ダルビッシュ 3勝0敗 ○○○
藤井 0勝3敗 ●●●
グリン 1勝2敗 ●●○
武田勝 2勝0敗 ○○
吉川 0勝2敗 ●●
スウィーニー 1勝0敗 ○
ダルビッシュはもうさすがの一言。3試合25イニング投げてわずか2失点と、文句のつけようのない内容です。
昨年終盤打ち込まれ、心配していた勝も、2試合で1失点のみと、昨年のいい時期の調子を取り戻したようで、安心しました。
心配なのは、未だ勝ち星のない藤井、吉川の両左腕。ヤクルトから移籍したかつての最多勝投手藤井には、二桁勝利を期待する声もあるのですが、正直そこまで期待するのは酷かなという印象です。ただ、ゲームを壊すようなピッチングをしているわけではないので、なんとか1年間ローテを守ってくれれば、そこそこの成績は収めてくれそうです。
2年目の飛躍を期待される吉川は、2試合連続して炎上。制球難が相変わらずなのですが、丁寧に投げようとして、思い切りの良さが失われてしまっているような気がします。いい素質は持っていると思うので、これからどこまで修正してくれるか、まだ諦めずに注目していきたい投手です。
グリン、スウィーニーの両外国人も、なかなかのピッチングを見せてくれているし、これで中盤以降、八木か多田野が先発ローテの一角に食い込むようになれば、終盤有利に戦いを進めることができそうです。
昨年はダル以外は信二が捕手を務めることが多かったのですが、今年はここまで鶴岡がマスクをかぶることが多いですね。リードに定評のある鶴岡が投手陣に与える影響にも注目したいところです。
そしてリリーフ陣も、武田久-マイケルのリレーは今年も磐石。YFKの抜けたロッテ、馬原を故障で欠くソフトバンク、小山が不調の楽天など、今年パリーグの他球団は、リリーフに苦しむチームが多いのですが、その点ファイターズは恵まれています。
しかし、そこに繋ぐまでの中継ぎ陣に不安が大きいですね。今日、ベテラン建山が登録され、代わってルーキーの豊島がファーム行きとなり、現時点では、弥太郎、星野、建山、宮西の4人で回すことになりますが、やっぱり不安ですね。
先発投手が7回まで踏ん張ってくれて、直接「勝利の方程式」に繋いでくれれば問題ないのですが、僅差のリードで先発投手が6回までにマウンドを降りた時、7回を投げる投手が大きなカギを握ることになりそうです。
昨年その役目を果たした江尻は今期絶望。キャンプ中ケガで離脱した金森の早期復帰に期待したいところです。
