○グリンにようやく白星!完封リレーで久々の連勝!
東京ドーム18:01開始 観客数:20,061人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 |
| 日本ハム | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 4 | 10 | 1 |
| ○勝利投手 | グリン(4勝13負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 小林宏(3勝11負0S) | ||
| 本塁打 | 日本ハム:ボッツ3号(5回裏ソロ) |
今シーズン、苦闘を続けてきたグリンが、7回無失点の好投を見せれば、打線も小刻みに得点を重ねて、これまでなかなか助けてあげられなかったグリンを援護。そして、8回、9回は武田久-マイケルのパーフェクトリリーフでピシャリ。グリンの6月3日以来となる久々の白星で、チームは連勝。しかも、2試合連続の完封勝利となりました。
今季ここまで、グリンは3勝13敗、ロッテ先発の小林宏は3勝10敗。大きく黒星が先行している両投手ですが、昨年の活躍は華々しいものがありました。
交流戦MVP、防御率リーグ3位など、素晴らしい活躍を見せてチームの優勝に貢献したライアン・グリン。13勝3敗という高勝率に、防御率2.69という安定感で、今年の開幕投手の座も射止めた小林宏之。まさかこの二人が、この時期リーグに二人しかいない、二桁黒星投手になろうとは、誰も想像しなかったことでしょう。
ここまでチームに貢献できなかった分を、クライマックス争いが激化するこの後半戦で、一気に取り戻したい両者。名誉挽回を賭けたマウンドとなったのですが、くっきりと明暗がわかれてしまいました。
グリンは7イニング中、実に5回も先頭打者に出塁を許しましたが、ランナーを出しても乱れることなく、低めにボールを集めて3つの併殺を奪うなど、落ち着いた投球を見せてくれます。ロッテのオーダーから、オリンピックに出場中の西岡だけでなく、根元や早川など、塁に出すとうるさいバッターが外れていたのも、グリンにとって幸いしたように思います。
また、賢介の送球ミスで併殺を取り損ね、ランナーを残すという場面も2度ありましたが、そこでも冷静さを失うことなく、後続の打者を打ち取り、味方のミスをしっかりとカバーします。
7回を投げて80球、5安打1四球無失点という堂々たる内容。球数的に、昨日のスウィーニーに続いて2試合連続の完投完封も期待されたのですが、いいイメージを保ったまま次回登板に繋げるためなのか、8回からはリリーフ陣にマウンドを譲りました。
一方のロッテ先発・小林宏に対して、ファイターズ打線は細かく得点を重ねていきます。初回、コントロールの定まらない小林宏から、稀哲の内野安打と二つの四球で1死満塁のチャンスを作ると、今日は5番に昇格したボッツがキッチリとセンターに犠牲フライを打ち上げ、まずは1点を先制します。
そして、4回には、金子誠のヒット、直人の送りバント、稀哲の四球で、2死一二塁のチャンス。打席には工藤という場面で、バッテリーエラーが出て、ランナーがそれぞれ進塁します。ここで、工藤はショートへのタイムリー内野安打。相手のミスにも付け込んで、追加点を奪います。
さらに、5回。絶好調のボッツが、甘く入ったストレートを力いっぱいのスイングで叩きます。打った瞬間「行った!」と声をあげてしまうほどの完璧な当たりは、バックスクリーン右のスタンド上段にまで届く、特大のソロホームラン!試合前から、「狭い東京ドームだから、ボッツにホームランが期待できるかも」と思っていたのですが、どの球場であろうとも関係ナシの大きな大きな一発でした。
3点を失った小林宏は、球数も多かったためか5回で降板。際どいコースをボールと判定されることが多く、少し前のグリンを見ているようで、敵ながら気の毒なマウンドでしたね。
7回裏に糸井のタイムリーでさらに1点を追加したファイターズ。4点リードで迎えた8回表には、武田久がマウンドへ。それに合わせてマスクも「抑えのキャッチャー」中嶋に代わります。久は危なげない投球で、ベニー、橋本、早川を簡単に三者凡退に斬って取ります。9回のマウンドに上がったマイケルも、その流れに乗せられるように三人で片付け、完璧な形でゲームを締めくくりました。
6連敗中には打ち込まれるシーンがあり、心配されていた二人ですが、中嶋がマスクをかぶるようになってから、それぞれ2イニングずつを1人のランナーも出すことなくパーフェクトに抑えています。久-マイケルと繋ぐ「勝利の方程式」は、接戦を勝ち抜いてきたファイターズの命綱。一度は綻びの見えたこの命綱を、中嶋がガッチリと補修してくれたようです。ファンとしても一安心ですね。
さて、長かった11連戦も、明日のゲームが最後となります。先発投手はファイターズが藤井、ロッテは清水直と発表されました。前回は8回を無失点と好投しながらも、全く打線の援護がなく白星のつかなかった藤井。好投するたびに打線が沈黙するという、負のジンクスを、今度こそ打破してもらいたいところ。苦しい戦いを強いられた11連戦でしたが、最後は3連勝で飾りたいですね。
