●武田勝好投するも援護なし、再び借金生活に突入
ヤフードーム14:00開始 観客数:33,533人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 5 | 0 |
| ○勝利投手 | 大隣(11勝8負0S) | ||
| Sセーブ | 馬原(0勝0負5S) | ||
| ●敗戦投手 | 武田勝(6勝5負0S) | ||
| 本塁打 | 日本ハム:ボッツ2号(5回表ソロ) |
昨日は八木の好投と打線の繋がりで、ようやく長いトンネルを抜けたファイターズ。ところが、今日は鷹キラー・武田勝が、面目躍如の好投を見せるも、昨日の勢いはどこへやら?打線がソフトバンク先発・大隣の前に沈黙し、得点はボッツのソロホームランの1点のみ。終盤迎えたチャンスにもあと1本が出ず、接戦を落としてしまいました。
対ソフトバンク戦の防御率1点台という武田勝は、今日も抜群の制球と緩急を活かしたピッチングで、ソフトバンクの各打者を淡々と打ち取っていきます。8回を「完投」し、わずか5安打3四死球で2失点という内容。
失った2点は、ホームランでもタイムリーでもなく、犠牲フライが2本。ソフトバンク打線は、打てないながらも四死球で作った少ないチャンスを、確実にモノにしてきましたね。
3回、1死から9番・高谷に投じたインコースのボールがユニフォームをかすって死球。そして当たっている1番・本多の打席でエンドラン。高めのボール球に喰らいついた打球が三遊間を抜けていきます。これで1死一三塁。そして、2番、オリンピックで不在中の川崎の代役、仲沢がキッチリとレフトへ犠牲フライ。これでまずは1点を失います。
そして、同点で迎えた6回。先頭の高谷がセンター前ヒットで出塁すると、本多には四球を与えて無死一二塁。ここで、先ほど犠飛の仲沢に送りバントを決められて、1死二三塁のピンチ。迎えるバッターは、怖い3番・松中。センターフライに討ち取るものの、タッチアップで三塁ランナーが生還。結局これが決勝点となってしまいます。
「打たれた」という印象はほとんどないのですが、結果として武田勝に黒星がついてしまいました。今日は9番・高谷、1番・本多、2番・仲沢という伏兵に、見事にやられましたね。エンドランや送りバント、そして犠牲フライで、苦手のピッチャーからなんとか得点をもぎ取る。ファイターズの攻撃陣がやりたい野球を、逆にやられてしまったという感じです。
先発投手がわずか2失点の好投を見せているのだから、なんとか援護してやりたい打撃陣でしたが、今日はソフトバンク先発・大隣の活き活きとしたピッチングの前に、抑え込まれます。
大隣の投じるキレのあるストレートに、ファイターズの各打者のバットは面白いように空を切ってしまいます。大隣には9つ、9回に登板した馬原には3つの三振を奪われて、合計12三振。
そんな中でも1人、気をはいたのが、このところ調子をあげつつあるボッツ。第1打席に、二遊間を抜けるセンター前ヒットを放つと、5回に迎えた第2打席。ここまでわずか1安打と快投を続ける大隣の投じたストレートを、思い切り良く振りぬきます。打った瞬間、センターフライかと思われた打球は、高々と舞い上がり、長い滞空時間を経て、バックスクリーンのすぐ右、スタンド最前列へと飛び込みます。7月15日、楽天・長谷部から放って以来となる第2号ホームラン。ボールの下をこすったような当たりで、打ち上げてしまったかと思ったのですが、この打球がスタンドまで届いてしまうとは。このパワーには驚愕!
これでボッツは3試合連続でマルチヒットを記録。一時は「今季の活躍はムリだろうなぁ」と諦めかけていたのですが、ここに来て日々、期待が高まってきました。明日以降の打席にも注目ですね。
大隣-馬原のリレーに6安打に抑え込まれてしまった打線ですが、中盤以降、得点を奪うチャンスは何度かありました。しかし、連敗中にもあった勝負弱さが顔を覗かせてしまい、ここ一番でタイムリーが出ません。
6回表、2死から2番に起用された高口、3番・賢介が連打で2死一三塁のチャンスを作りますが、4番・小谷野が、大隣のこの日冴えまくっていたストレートに空振りの三振。
8回表には、1死から糸井の三遊間を破るヒット、稀哲の四球でランナー一二塁と同点のチャンスを迎えますが、ここでも先ほどヒットを放った高口、賢介が凡退し、得点に結びつけることが出来ません。
そして、1点差のまま迎えた9回表。マウンド上にはソフトバンクのリリーフエース・馬原。1死から代打・小田がフォークボールを上手く捉えて右中間を破るツーベースを放ちますが、ホームランを放っているボッツ、勝負強い金子誠が連続三振で万事休す。
肩の故障で前半戦を棒に振った馬原とは今季初対決だったのですが、150kmを超えるストレートに、落差のあるフォークと、昨年のいい時期と全く変わらないボールを投げていますね。帰ってきた鷹の守護神の存在は、この先ポストシーズンも含めて争っていくであろうファイターズにとって、脅威になりそうです。
その馬原のフォークを、ものの見事に右中間へ弾き返した小田もさすがです。今日の先発は左の大隣ということもあって、代打要員だったのですが、一打席でキッチリ仕事を果たしてくれました。
その一方で、対左ということで起用された高口、陽仲寿、そして高橋信二の右バッター3人で、10打数1安打6三振と、いいところを見せることができませんでした。右打者といえば、稀哲、小谷野、金子誠の3人もノーヒット。どうも、相手の先発が左投手だからといって、右打者をズラリと並べても、上手くいかないことの方が多いようですね。
さて、これで2位・ソフトバンクとの3連戦は、ここまで1勝1敗の五分となりました。こうなると明日の1戦が非常に大切になってきますね。その重要なゲームの先発、ファイターズはここまで9勝を挙げているスウィーニー、ソフトバンクは今季2度目の先発となるベテラン・星野と発表されました。上昇気流に乗れるか、それとも再び泥沼へと落ちていくのか。その分かれ目となる1戦となりそうです。
