○八木復活!チームも長いトンネルを抜けようやく連敗ストップ!
ヤフードーム18:00開始 観客数:33,687人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 0 |
| ○勝利投手 | 八木(1勝0負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | スタンドリッジ(0勝2負0S) | ||
| 本塁打 | --- |
一昨年の新人王・八木が待望の復活!昨年10月以来の白星は、チームの連敗を止める大きな1勝となりました。あとを継いだ、建山-武田久-マイケルのリレーもソフトバンク打線をパーフェクトに抑え、不調の打線も繋がりを見せて5得点。投打の歯車がガッチリとかみ合ったファイターズが、連敗を6でストップしました。
新人王、ノーヒットノーラン(9回参考)、リーグ優勝を決めたプレーオフでの完封、日本シリーズで流れを変える1勝、そして日本一、アジアNO1。数々の栄光に浴してきたルーキーイヤーから一転、この2年は怪我にも泣かされ苦難の日々が続いていた八木。
今年もファームでの防御率が5点台と、思うような結果が出せなかったのですが、ダルビッシュがオリンピックで抜け、ルーキー・多田野も不調で二軍落ちするという状況で、今季初の一軍昇格、先発登板となりました。
久々の一軍マウンドで、どのような投球を見せるのか、非常に注目だったのですが、かつてお得意様としていたソフトバンク相手に、期待以上のピッチングを披露してくれます。
一年目のいいときと比べれば、直球の球速やキレに物足りなさを感じたものの、内外角にコントロール良く投げ分ける丁寧なピッチング。特に、右打者に対してはインコースをズバッと突くストレートと、外角に沈むスクリューボールのコンビネーションが有効に決まり、4番・小久保、5番・松田という中軸を担う右打者から、4三振を奪いました。
6回にやや疲れが見え始め、3連打で1点を失い、マウンドを降ります。欲を言えば、この6回を投げきってもらいたかったのですが、久々の一軍登板ということで、緊張から来る疲労感も相当なものだったのでしょう。
5回2/3を94球、7安打1四球1失点。これだけ投げてくれればもう充分です。「合格点」という以上の評価を与えたいですね。
長かった苦難の日々を乗り越えて、期待の左腕が完全復活に向け、大きな一歩を踏み出しました。
その八木のあとを継いだリリーフ陣が、今日は完璧な出来でした。6回、2死一三塁というところでマウンドに上がった建山は、代打・本間をファウルフライに仕留めると、7回も三者凡退に抑えます。
そして、8回、9回は武田久、マイケルのリレー。6連敗のうち、3つはこの二人の黒星と、ほころびの見えていた「勝利の方程式」ですが、今日は久しぶりに、「抑えのキャッチャー」、中嶋がマスクをかぶります。
すると、不安定だった投球がまるでウソのように、両投手共に3人でピシャリ。ベテラン捕手ならではの安心感と老獪なリードが、見事に二人を甦らせました。今更ながら、中嶋の存在の大きさを実感させられましたね。さすがの一言です。
一方の打撃陣も、今日は非常に効率良く得点を重ねました。3回までは、こちらも久々の一軍登板となるソフトバンク先発・スタンドリッジ相手に、わずか1安打に抑えこまれます。しかし、4回表。先頭の賢介が四球を選び出塁すると、4番・小谷野が初球の外角ストレートをライト線に弾き返して、無死一三塁。さらに、5番・小田が、これまた初球を叩いて、三遊間を破る先制のタイムリーを放ちます。
続くボッツのセンターフライの間に、二塁ランナー小谷野がタッチアップで三塁へ進塁。1死一三塁となって、糸井のセカンドゴロ併殺崩れの間に、さらに1点を追加します。さらに、打席には金子誠という場面で、一塁ランナーの糸井が初球から盗塁を決めると、金子誠がセンター右に落ちるタイムリー。流れるような鮮やかな攻撃で、ファイターズが3点を先制します。
6回表にも、ボッツ、糸井、金子誠の3連続ツーベースで2点を追加で、5対0。久々の一軍登板の八木に、大きなプレゼントを贈ります。
連敗中は最高でも4得点どまりの打線でしたが、今日は5点を奪い、ヒットも4試合ぶりとなる二桁、10本を放ちました。
特に目を引いたのは、昨日に続くマルチヒットを放ったボッツです。スタメンに名を連ねるときは相手が左投手のときが多かったのですが、昨日、今日と先発が右投手にも関わらずにスタメンで登場。
2打席目に、センター・辻の好捕に阻まれたものの、右中間を破ろうかという大きな飛球を放つと、右打席に入った3打席目には、インハイのストレートを思い切り振りぬくと、火の出るような当たりがレフトフェンスの上部を直撃。4打席目にも一二塁間を破るヒットを放ち、今日は3打数2安打無三振。
正直、ボッツがいきなり当たりだしたのは予想外の驚きです。この2試合は8打席で三振もありませんし、何かを掴んでくれたのかもしれません。ボッツに関しては、すでに「諦め」を抱いていたファンも多かったと思うのですが、ここにきて打席で期待感を持ってるようになったのは、嬉しいことですね。
八木の復活、息を吹き返したリリーフ陣と打撃陣。今日の白星は、単なる一勝以上の意味をファイターズにもたらしたと思います。暗闇の中に一斉に光が差し込んできた。そのような印象を受けたゲームでした。
さて、明日の先発はホークスキラー・武田勝。ソフトバンクに対しては、和田との投げあいで1敗は喫しているものの、2勝、防御率1.23と抜群の相性の良さを見せています。
対するソフトバンクの先発は、ここまでチーム最多の10勝を挙げている大隣。杉内、和田を欠くソフトバンクの先発陣の中では、最も信頼度の高い投手でしょう。ファイターズも一度は完封を喫している難敵です。
オリンピック組が抜けている現在、両チームのエース同士の対決といっていいでしょう。クライマックスシリーズでも対戦する可能性が高いソフトバンク相手に、勝はこれまで通りの投球できっちり抑え込み、苦手意識を払拭させないようにしたいところですね。
