●連日の延長戦での敗北、今季初の6連敗で借金生活に突入
札幌ドーム14:01開始 観客数:22,829人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
| オリックス | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 12 | 2 |
| 日本ハム | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 |
| ○勝利投手 | 川越(2勝3負0S) | ||
| Sセーブ | 加藤(2勝3負25S) | ||
| ●敗戦投手 | MICHEAL(2勝1負19S) | ||
| 本塁打 | オリックス:カブレラ25号(6回表ソロ) |
終盤に粘りを見せて一度は同点に追いつき、延長戦まで持ち込んだものの、昨日の久に続いて今日は守護神のマイケルが打たれての敗北。本拠地札幌ドームでオリックス相手に3タテを喫し、今季初の6連敗。とうとう勝率も5割を切り、借金生活に入ってしまいました。
二日続けての延長戦でしたが、今日も昨日に負けず劣らずのショッキングな結末となってしまいました。このところ9試合連続無失点と、リリーフ投手陣の中ではただ1人安定した投球を見せていたマイケルですが、昨日2イニング投げた疲労も残っていたのか、小瀬、坂口に連打を浴びると、カブレラには甘いストレートを右中間に運ばれて2失点。今季ここまで無敗だったマイケルに、とうとう黒星がついてしまいました。
武田久、マイケルという、ファイターズ自慢のリリーフ二枚看板が、二日続けて延長で決勝点を与えるという、信じられないような光景は、黒星が6つ並んだという事実以上に堪えますね。
ファイターズの先発は、今日再び一軍登録された金沢でした。5回1失点と好投した西武戦以来、今季2度目の先発マウンドでしたが、今日も6回を3失点と、先発投手として最低限の仕事は果たしてくれました。
初回、いきなりローズにタイムリーを打たれて先制点を許し、不安な立ち上がりを見せますが、その後は変化球を中心としたピッチングで、2回から4回までを無失点に抑えます。
ところが、5回に二つの四球から坂口にタイムリーを浴びて同点とされると、6回には、先頭のカブレラに、アウトコースのボールになるスライダーを、右中間スタンドに叩き込まれてしまいます。あのボールをあそこまで運ばれれば、もう素直に脱帽するしかありませんね。
金沢は6回まででマウンドを降ります。88球、6安打2四球3失点という内容で、なんとかゲームを作ってくれました。ローズ、カブレラに打たれたのは失投とは言い難いボール球なので、仕方がありませんが、5回に与えた二つの四球が痛かったですね。しかし、今日のような丁寧なピッチングを続けてくれれば、いずれ白星もついてくるでしょう。
7回に登板した宮西、8回、9回の建山は、ランナーを出しながらも無失点で切り抜けます。武田久が不調となると、この二人の役割が非常に重要になってきます。そういう意味でも、今日は二人で3イニングを無失点に抑えてくれたのは、ひとつの安心材料となりましたね。
昨日は多くのチャンスを作りながらもあと1本が打てなかった打線ですが、今日は全く逆の展開。9回までに得点圏にランナーを進めたのは、わずかに3回とチャンス自体は少なかったのですが、いずれもタイムリーが飛び出して、得点に結びつけることができました。
1点を追う2回。2死から一塁ランナーの糸井が盗塁を決めて二塁に進むと、ボッツが三遊間を破るタイムリーで同点に追いつきます。左打席でのボッツは、これが26打席目にしての初ヒットです。
4回には、内野安打と悪送球で二塁に進んだ賢介が、信二の打席で鮮やかに三盗(単独スチールだそうです)を決めると、信二は前進守備の狭い三遊間を抜けるレフト前ヒットで、1点を勝ち越します。
そして、再び1点を追う立場で迎えた8回。先頭の陽仲寿がサードのエラーで出塁すると、稀哲が一度で送りバントを決めて、1死二塁。ここで、打席には代打・高口。初球、インハイのストレートを振り抜いた打球は、詰まりながらもサードの頭の上を越え、レフト線ギリギリに落ちます。二塁ランナーの陽がホームインし、同点に追いつきました。
惜しかったのは、2点を勝ち越されて迎えた10回裏の攻撃。3連投となるオリックスのクローザー・加藤大から、先頭の金子誠がレフト線へのツーベース、稀哲がライト前へのクリーンヒットで、1死一三塁のチャンスを作り、最後まで望みを繋げます。
先ほどの打席で同点タイムリーを放った高口は空振り三振に倒れ、打席には今のファイターズ打線では最も頼りになる男、田中賢介。長打が出れば同点、ホームランが出ればサヨナラという場面。加藤大の初球、高めのストレートを捉えた打球は、角度良く上がり、右中間に向かってグングン伸びていきます。「フェンス直撃?ひょっとしたら越えるか!?」と思われた当たりでしたが、打球はもうひと伸び足りず、フェンス手前でセンター・坂口のグラブに納まり、ゲームセット。
結局奪えたのは3点だけでしたが、今の状況ではこれでも上出来でしょう。相手のミスに付け込み、盗塁やバントで作った小さなチャンスを確実にモノにする。ファイターズらしい攻撃ができたと思います。
ただ、投手陣の力が落ちている現在、このくらいの得点力で勝つのは難しいのも事実。8月に入って9試合でホームランはわずかに1本(ちなみに西武は23本!)というのも、淋しい限りです。それでも、8回裏の同点劇、そして10回裏に見せた粘りが、明日以降に繋がってくれると信じたいですね。
そう言えば、今日は右投手なのにDHに小田ではなく、ここまで対右投手22打数ノーヒットのボッツを起用してきました。正直、この起用の意図が見えなかったのですが、ボッツはこれに応えてタイムリーを含む2安打を、いずれも逆方向へと放ちます。どちらのヒットも、思惑通りに捉えたというより、たまたまいいところに飛んだというような当たりでしたが、久々のマルチヒットと打点です。次戦以降気分良く打席に立ち、それが結果に繋がってくれればいいのですが。
さて、6連敗で借金1となり、4位・オリックスとのゲーム差もわずか0.5。いよいよ危機的状況に立たされたファイターズですが、明日からは今季11勝5敗と何故か抜群に相性のいいソフトバンク戦。しかも、「天敵」の和田や、今季完封を含む2勝を献上している杉内は、オリンピックで不在です。ここで何か浮上のきっかけを掴んでもらいたいところ。
ファイターズの先発は、今年初の一軍マウンドとなる八木と発表されました。八木は、ここまでファームで14試合に登板し、4勝3敗、防御率5.56と、一軍に昇格するには不満の残る数字。しかし、前々回の登板では7回6安打1失点、前回は5回5安打3失点(自責点2)と、まずまずの内容だったようです。
2年前の日本一の立役者となった八木の復活を待ち望んでいたファンも多いでしょう。かつてノーヒットノーランを果たしたヤフードームで、一昨年の新人王が再び輝きを取り戻し、低迷するチームの希望となってくれることを祈りたいですね。

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