●またも一発攻勢に屈す、ホームでも勝てず4連敗
札幌ドーム18:00開始 観客数:24,416人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| オリックス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 | 7 | 0 |
| 日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 |
| ○勝利投手 | 小松(9勝3負0S) | ||
| Sセーブ | 加藤(1勝3負24S) | ||
| ●敗戦投手 | グリン(3勝13負0S) | ||
| 本塁打 | オリックス:ローズ27号(2回表ソロ)後藤7号(7回表ソロ)ローズ28号(9回表ソロ) |
首位西武に3連敗して札幌ドームに戻ってきたファイターズ。本拠地で態勢を立て直したかったところなのですが、意気消沈したかのように今日も打線が奮わず、力投のグリンをまたしても援護できません。オリックスに4対2で破れ、これで4連敗となってしまいました。
ファイターズ先発はここまで3勝12敗と、大きく負けが先行しているグリン。昨年と比べれば精彩を欠く投球が多いものの、ゲームを作っても味方の援護なく敗れるという不運なところも多々あります。
今日のグリンですが、直球には力があり、スライダーもキレていました。今シーズンずっと苦しみ続けてきたコントロールも安定していて、与えた四球はわずかに1つ。9回1死で、右腕に張りを感じたために降板しましたが、6安打3失点と先発の仕事を充分に果たしてくれました。
しかし、グリンが投げると何故か沈黙してしまうのがファイターズ打線。初回に小田のタイムリーで幸先良く先制したまでは良かったのですが、その後はオリックス先発・小松の緩急自在の投球に抑えこまれます。ファイターズがランナーを出せたのは4イニングのみで、残る5イニングは三者凡退。
稲葉、スレッジを欠き、このところ元気のない打線ですが、気迫が伝わってくるシーンもありました。8回、稀哲の当たりはショートへのゴロ。きわどいタイミングでしたが、稀哲は気迫の一塁ヘッドスライディング。これが内野安打となります。その気持ちが伝わったのか、3番・賢介が稀哲を迎え入れるタイムリーツーベースを放ち、1点差に迫る粘りを見せます。
しかし、反撃もここまで。再び2点差とされた9回は、オリックスのクローザー・加藤に簡単に三者凡退に抑えられてしまいます。結局、放ったヒットは6本、奪った得点は2点。
選手層の薄い中、主軸が二人も抜けていては、得点力が大幅にダウンしてしまうのも致し方のないことだと思います。それでも、リードオフマンの稀哲、現在の打線では「主砲」と言ってもいい賢介、クリーンナップに座る小谷野、小田、7戦で4度マルチヒットを記録している糸井など、「よくやっている」と言える選手は少なくありません。
そんな中で気がかりなのが、非常に深刻な状態に陥っている高橋信二です。ここ6試合で20打数2安打。外角の落ちるボールに簡単に手を出してしまい、空振りするシーンが目立ちます。怪我から復帰したときには3割あった打率も今では2割7分を切るところまで急降下。長打力不足の打線の中で、パワフルな信二のバッティングは魅力あるものなのですが、早く本来の姿を取り戻してもらいたいところです。
一方、オリックスは4得点のうち、3点がホームランによるもの。先の対西武3連戦に続いて、相手の長打力に屈した形になってしまいました。ファイターズのスタメン9人のホームラン数を合計しても24本。それに対してオリックスは、カブレラ1人で同じ24本、さらにローズが26本、その大砲二枚を除く7人の合計でも27本。今更ながら、彼我のあまりの差に愕然とする思いです。
それにしても投手陣の被弾癖が止まりません。今日も3発を浴びて、これでシーズン被本塁打数は108。いつの間にかパリーグでダントツのワーストとなっています。それでも防御率はリーグトップをキープしているのですが、交流戦のころには3点台前半だった数字が、みるみるうちに悪化し、今では3.56。7月以降だけなら、4点台後半です。打線の奪った少ない得点を強力な投手陣が守り抜くという勝利のモデルが、崩壊の危機に瀕していると言ってもいいでしょう。
しかし、投手陣に明るい兆しは見えています。この3試合で先発した武田勝、スウィーニー、グリンはいずれもクオリティスタート(6回以上自責点3以下)を達成。それぞれ次回に期待の繋がる投球を見せてくれました。あとは明日の先発の藤井、そして誰が投げるのかはまだわかりませんが、それに続く八木、吉川、金沢あたりが好投してくれれば、ダルビッシュが帰ってくるまでの間、どうにか持ちこたえることは充分に可能だと思います。
今季2度目の4連敗で、8つあった貯金もついに1となってしまいました。クライマックスシリーズ圏内に踏みとどまるか、ズルズルとBクラスに転落してしまうか、ここが正念場です。明日の先発は、7月23日以来の登板となる藤井。グリンと同じく勝ち星に恵まれない藤井ですが、この悪い流れを一変させるような投球を期待したいですね。
