●悪夢の逆転負けで対西武3連敗、自力Vの可能性消える
西武ドーム18:00開始 観客数:19,055人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 10 | 1 |
| 西武 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | X | 8 | 12 | 0 |
| ○勝利投手 | 小野寺(4勝4負1S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 武田久(3勝5負6S) | ||
| 本塁打 | 西武:ボカチカ16号(1回裏2ラン)江藤3号(8回裏3ラン) |
高々と舞い上がる白球。それがスタンドに飛び込むところをなすすべなく見送るファイターズの外野手。ゆっくりとダイヤモンドを一周する西武の選手。歓喜のメロディーと共にスタンドにはためく青いフラッグ。今季、嫌と言うほど見せ付けられた忌まわしきシーンですが、今日のそれは今まで以上に重く辛いものでした。
2連敗で迎えた対西武3連戦のラストゲーム。なんとか首位争いに踏みとどまるためにも負けられない一戦でしたが、得意の勝ちパターンに持ち込んだものの、「勝利の方程式」が無残にも打ち砕かれて、終盤での逆転負け。
大量失点で大敗、完封負け、そして終盤での逆転負けと、嫌な負け方を展覧会のように3つ並べられて、首位西武に3タテを喫してしまいました。
獅子の背中が遥か彼方に霞むと同時に、これで自力優勝の可能性が消滅。さらに、ソフトバンクに抜かれて3位転落と、試合内容も含めて踏んだり蹴ったりの一日でした。
この大事なゲームの先発を任されたのは、今季すでにチーム2位の9勝を挙げているブライアン・スウィーニー。このところ、投球内容としてはいいとは言えないものの、粘りの投球でゲームを作り、現在3連勝中。
今日のスウィーニーも、微妙なコントロールに苦しみボールが先行。毎回ランナーを背負うという相変わらずのピッチングです。初回にボカチカにいきなり2ランホームランを浴びて先制されますが、その後は持ち前の粘り強さで、ピンチを背負ってもあと一本を許さず、西武打線に追加点を与えません。
昨日は沈黙した打線ですが、今日はスウィーニーの力投に応えます。2回に金子誠の犠飛で1点差に迫ると、5回には2死一三塁から、今日も4番に入っている小谷野が三遊間を破るタイムリーで同点に追いつきます。
さらに同点のまま迎えた7回。先頭の稀哲がレフト前ヒットで出塁すると、2番・紺田は送りバント。1死二塁で打席には賢介という場面で、西武ベンチは敬遠策を選択。打席には先ほどタイムリーを放っている小谷野。カウント2-2から高めのストレートを右方向へ弾き返した当たりは、ライト右へと落ちるタイムリーツーベースとなり、勝ち越し点を挙げます。さらに、小田に代わる代打・陽仲寿の犠牲フライで1点を追加し、4対2。2点のリードを奪います。
7回の裏を建山が無失点で切り抜け、ようやくファイターズ磐石の勝ちパターンに持ち込めたのですが、思いもよらない悪夢が待ち構えていました。
8回裏のマウンドには、もちろんセットアッパー武田久が上がります。しかし、今日の久はボールが思うようなところに行きません。先頭のボカチカに四球を与えると、1死から佐藤に右中間を破られるタイムリーを打たれて1点差。中村を歩かせて1死一二塁としてから、7番・石井義には、センター前に弾き返され、同点に追いつかれてしまいます。
そして、続くバッターは代打・江藤。カウント2-2からの甘く入ったスライダーを完璧に捉えられます。打った瞬間それとわかる当たりは特大の3ランホームラン。7対3。
今季の武田久は黒星が4つ、防御率2.63、WHIP1.25と、かなり不安定な面があったとはいえ、リードしている状況で、武田久に繋いで敗れたゲームはわずか1試合しかありません。その1試合が西武ドームでのゲーム(奇しくも先発は今日と同じスウィーニーとキニー)だったのですが、その悪夢がよりショッキングな形で再現されるとは・・・・
その後も3番手の伊藤が1点を奪われて4点差。今のファイターズに4点差をひっくり返す力があろうはずはなく、9回は西武の守護神・グラマンの前に、簡単に三者凡退に抑えられてゲームセット。3戦目にして、ようやくファイターズのパターンに持ち込んだにも関わらず、待っていたのは目を覆いたくなるような無残な結果でした。
これで西武とのゲーム差は7。残り試合を西武がほぼ五分の22勝21敗でいくとすると、ファイターズは残る40試合を28勝12敗という超ハイペースで勝ち進まなくては、逆転はありません。一昨年の終盤や昨年の交流戦で見せたような、怒涛の快進撃がない限りはパリーグの優勝はありえないでしょう。
パリーグV3という目標については、非常に厳しいと言わざるを得ませんが、まだクライマックスシリーズ進出の可能性は充分にありますし、ナインは下を向くことなく、これから残されたゲームを戦ってもらいたいですね。

気のせいかもしれませんが。