●多田野3発を浴び轟沈、首位攻防初戦に大敗
西武ドーム17:00開始 観客数:30,024人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2 | 5 | 1 |
| 西武 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | 1 | 2 | 1 | X | 11 | 16 | 0 |
| ○勝利投手 | 帆足(10勝3負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 多田野(6勝5負0S) | ||
| 本塁打 | 西武:栗山7号(3回裏ソロ)黒瀬1号(5回裏ソロ)中村27号(5回裏満塁)後藤5号(7回裏ソロ) |
大切な首位攻防の初戦でしたが、投打にわたって西武に圧倒され、大差で完敗を喫してしまいました。
ファイターズの先発オーダーからは、オリンピックで不在の稲葉だけでなく、スレッジまでもが足の負傷を再発して外れました。西武の先発は左腕の帆足ということで、好調の糸井、工藤を外して、右の鵜久森、陽仲寿、さらにDHにはボッツを起用するという布陣。しかし、スタメンの9人のうち、なんと4人が打率1割台という、期待よりも不安が先にきてしまうようなオーダーです。
3番・賢介以外は全員右打者というオーダーで挑んだファイターズ打線ですが、8回までに帆足の前にわずかに4安打と封じ込まれます。7回に金子誠のタイムリーで1点、そして9回には代わった岩崎から内野ゴロの間に1点と、なんとか2点を奪うのがやっとというありさま。
対左ということで起用された3選手は、陽が4の0、鵜久森は3の0、ボッツに至っては4の0で3三振という散々な結果に終わってしまいました。
シーズン途中から加入したボッツですが、そろそろ一旦見切りをつけてもいいころに来ているかもしれません。今日で来日して50打席を超えましたが、そのバッティングにはほとんど進歩が見られず、三振率は昨年のジョーンズを遥かに上回る5割近く。今のままではチームに貢献するのは難しいでしょう。
外国人打者が何かのきっかけに突然爆発することはあるのでしょうが、その「何か」を悠長に待つほど、現在チームの置かれている状況は余裕のあるものではありません。ボッツの覚醒を待つのであれば、今のように左投手のときのみという中途半端な起用よりも、ファームで少しでも多くの打席に立たせてあげたほうがいいような気もします。
ただでさえ主力が抜けているところに、心配なことがさらに一つ。今日4番で起用された小谷野が、7回に右膝に死球を受けてベンチに退きました。自分の足では歩けるものの、レポートによると当てられた場所が相当腫れているそうです。大事に至っていなければいいのですが。
今日のゲームで最大の誤算は先発の多田野でしょう。満塁を含む3発を被弾し、5回を自己ワーストの7失点。前回西武と対戦したときには、7回を3安打1失点という見事な投球を披露したのですが、今回はボールが高めに浮き、何度も痛打を浴びてしまいました。
楽天といい西武といい、初対戦のときにはほぼ完璧に抑えたのですが、2度目には打ち込まれているのが心配です。変則フォームとクセ球で、相手のタイミングを外すのが持ち味なのですが、打者がその投球術に慣れてきているというのもあるでしょう。しかし、それ以上に、このところ生命線のコントロールが甘くなっていることが気になります。
7月19日のオリックス戦は5失点、8月3日の楽天戦は6失点、そして今日の西武戦で7失点と、投げるたびに自己ワーストの失点を更新していることからも、これからの登板に非常に不安が残りますね。ロッテ以外のチームとは、もう2度以上対戦しています。「見たこともない珍しい投球フォーム」というアドバンテージを失ってしまった今、多田野がこれからも勝ち続けるには、もう一皮むける必要がありそうです。
多田野が5回で降板した後は、リリーフ投手が打ち込まれて大敗というよくあるパターン。2番手に登板した坂元弥太郎、3番手の金森、4番手の伊藤がそろって精彩を欠くピッチングで、全員が失点を喫してしまいました。
今日は西武の底力をまざまざと見せ付けられた一戦となってしまいましたね。ファイターズも稲葉、スレッジと主力打者が二人抜けているのですが、中島、GG佐藤と同じ主力二人を欠いている西武打線は、この2試合で27得点、ホームラン10本と、戦力ダウンを全く感じさせないほど打ちまくっています。
ファイターズにとっては勝負どころのこの3連戦でしたが、痛い初戦の黒星。獅子の背を追うどころか、振り返れば崖っぷちが見えてきています。明日のファイターズ先発は武田勝。対する西武先発は、前回対戦時には2回でKOしている岸。勝の左腕がチームを窮地から救い上げてくれることを期待したいですね。
