●4被弾11失点、投壊で最下位楽天に大敗
Kスタ宮城18:00開始 観客数:20,516人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 9 | 1 |
| 楽天 | 0 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2 | 3 | X | 11 | 15 | 0 |
| ○勝利投手 | 朝井(7勝7負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 多田野(6勝4負0S) | ||
| 本塁打 | 楽天:鉄平4号(2回裏3ラン)高須4号(5回裏ソロ)山崎武15号(7回裏2ラン)リック8号(8回裏2ラン) |
オールスター明け最初のゲーム。素晴らしい滑り出しを見せたのですが、良かったのは2回表まで。終わってみれば、目も当てられないようなワンサイドゲームとなってしまいました。
打線は初回、稀哲が四球を選び出塁すると、2番・工藤が送りバント。さらにドミンゴの暴投で1死三塁とすると、3番・賢介がキッチリ犠牲フライを放ち、ノーヒットで1点を先制します。そして、2回。ヒットの高橋信二を一塁に置いて、昇格してきた糸井がさっそく左中間を破るタイムリースリーベースで1点を追加。続く8番・鶴岡も、センターの頭を超えるエンタイトルツーベースでさらに1点を追加。稲葉の不在を全く感じさせない鮮やかな攻撃で3対0とリードを広げ、試合の主導権を握ったかに見えました。
しかし、ファイターズ先発・多田野がピリッとしません。2回、2死二三塁で、1番・鉄平に、甘く入ったスライダーをレフトスタンドに持っていかれます。一瞬にしてリードが消え去ってしまいました。
同点に追いつかれたファイターズですが、3回。工藤が内野安打で出塁すると、楽天ベンチは早々にドミンゴを諦め、朝井をマウンドに送ります。代わった朝井から、賢介がセンター前ヒットを放つと、今日から復帰して4番に入ったスレッジが四球を選び、無死満塁という願ってもないチャンスを迎えます。
再びゲームの流れを引き戻す絶好の場面でしたが、ここで5番・小谷野がこともあろうにサードゴロでゲッツー。続く信二もファーストゴロに倒れ、無死満塁から無得点。
あとは加速する楽天への流れに飲み込まれるように、投手陣が失点を重ねます。4回に藤井の犠飛で勝ち越し点を許した多田野は、5回にも高須のソロホームランと山崎武のタイムリーで合計6失点。
あとを継いだのは、先日の西武戦で好投を見せてくれた金沢だったのですが、山崎武に2ランホームランを浴びてしまいます。さらに、8回のマウンドに上がった歌藤も、リックに3ランを打たれ、投手陣は合計11失点。一方的な試合となってしまいました。
ドミンゴが不調と見るや早々と見切り、3回から朝井を送り込んだ楽天ベンチ。片や制球の定まらない多田野を、致命的とも言える6点目を失うまで引っ張ってしまったファイターズベンチ。今のファイターズには、浅いイニングで信頼してマウンドに送り出せる中継ぎ投手がいないという事情もあったのかもしれませんが、この継投の差が試合の行方を大きく左右してしまいました。
それにしても、このところずっと不調だった山崎武が、オールスターのサヨナラヒットをきっかけにして、復活してしまったかもしれませんね。そのオールスターのサヨナラの場面で、山崎武を代打として送り出したのが、他ならぬファイターズの梨田監督。普段、ファイターズではなかなか当たらない梨田監督の代打策。これが見事に的中したオールスターでしたが、なんとも皮肉ことになってしまいました。
今日の明るい材料と言えば、オールスター休みの間に昇格した、糸井、鵜久森、陽仲寿が、それぞれいいバッティングを見せてくれたことでしょう。
今季、一度は一軍の舞台を踏みながらも、結果を残せず降格したこの3選手。それでも腐らずにファームで自分を磨き続け、再び一軍行きの切符を手にしました。
陽は打率.351でイースタンリーグダントツの首位打者、しかも7本塁打と長打力も見せつけ、文句なしの数字を残しての昇格。糸井も打率.342、5本塁打という堂々たる成績。一方、鵜久森は打率.264、2本塁打と、数字的には目立ったものはありません。同じ右打ちの外野手なら、本塁打、打点でイースタン二冠王の金子洋平もいるのですが、それでも鵜久森が選ばれたということは、何か光るものがあったのでしょう。
稲葉の代役として期待の集まる糸井は、スタメン7番で出場。注目の第一打席で、いきなり左中間を破るタイムリースリーベースを放ち、さっそく打点を挙げます。そして、第4打席には、カウント2-0と追い込まれてから2球ファウルで粘り、5球目の低めに落ちる難しいフォークに上手く合わせ、右中間へのツーベースを放ちます。追い込まれてからの粘りと、落ちるボールへの対応。糸井の成長を見ることのできた打席でした。
8回に代打で登場した鵜久森も、アウトコースのスライダーを右中間に落とすツーベースを放ち、賢介のタイムリーでホームを踏みました。
途中からショートの守備に入った陽仲寿も、9回に打席に入り、鋭い当たりを右中間に飛ばしました。センター・鉄平の好捕に阻まれて惜しくもヒットにはなりませんでしたが、好調を感じさせる一打でした。
昇格早々に、期待を抱かせるような打撃を見せてくれたこの3人。チームが停滞気味の今だからこそ、昨年の工藤、小谷野が見せたような、チーム全体に勢いをつけるような活躍を期待したいところです。
さて、明日の先発は武田勝。楽天との前回対戦時には、2回に7失点と大炎上しながらも、味方の猛反撃のおかげで勝ち投手となっています。怪我からの復帰以来、好不調の波の激しい勝ですが、先日のソフトバンク戦で見せてくれたような快投を見せてもらいたいですね。

先発投手の仕事は少しでも長く投げることだ、という方針は理解できます。また、昨日の試合の場合、鉄平のホームランは本人や野村監督がファウルであることを公言しているなど、判定が不利に働いてしまった面もありました。
イーグルスについては、継投が決まったというより、逆に、なぜ朝井が先発ではなかったのか、ドミンゴだったのかが不思議です。