○相手自滅で初回5点!堅い投手リレーが反撃を許さず、ソフトバンクに連勝!
ヤフードーム18:00開始 観客数:32,653人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 2 |
| ソフトバンク | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 2 |
| ○勝利投手 | スウィーニー(8勝3負0S) | ||
| Sセーブ | MICHEAL(2勝0負19S) | ||
| ●敗戦投手 | 陽(1勝2負0S) | ||
| 本塁打 | --- |
相手先発投手の大乱調に付け込んで初回に5点を奪うと、先発のスウィーニーが粘りのピッチングで中継ぎ陣にバトンを渡し、建山、武田久、マイケルと繋ぐ必勝リレーで、ソフトバンク打線を封じ込めて逃げ切り。オールスター前最後のカードを連勝で飾りました。
ソフトバンクは本来であれば、杉内が先発の予定だったのですが、背中の張りを訴えて登板を回避したそうです。代わって先発に抜擢されたのが、ファイターズの陽仲寿の兄、陽耀勲。
これがプロ初先発となる陽耀勲ですが、緊張もあったのか全くストライクが入りません。先頭の稀哲にストレートの四球を与えると、高口は送りバント。そして、賢介には死球、稲葉にもフルカウントから四球を与え、いきなりの満塁。ここで小谷野にまたしても死球で押し出し。全く思いもよらなかった相手先発投手の大乱調で、1点を貰います。
ソフトバンクベンチはたまらずここでピッチャーを交代。右のサイドハンド、高橋秀をマウンドに送ります。ここで不振の6番・信二がライト線にポトリと落ちるツーベースでランナー二人を迎え入れ、3対0。ボッツ三振の後、8番・鶴岡が一二塁間を破り、さらに二者が生還。初回から5点と大量得点を奪います。
ファイターズ先発は、ここまで7勝を挙げているスウィーニー。今日はストレートの走りも変化球のコントロールも今ひとつでしたが、粘り強いピッチングでゲームを組み立ててくれます。
2回に松田の右中間を破るタイムリースリーベースと、高谷のレフト前へのタイムリーで2点を失い、なおも1死満塁のピンチ。ここで1番・本多を空振り三振、2番・川崎をセカンドゴロで討ち取り、傷口を広げることなく切り抜けます。
4回には賢介、5回には高口のエラーで、2死からピンチを背負いますが、味方のミスをカバーする力の入ったピッチングでこの窮地を脱し、ソフトバンクにこれ以上の追撃を許しません。
ボールが先行し球数が多かったため、スウィーニーは5回までで降板。5安打3四球2失点と、投球内容としては、決していいとは言えなかったのですが、ピンチを粘り強い投球で切り抜けたことで、ゲームの流れを相手に渡しませんでした。
6回からは建山が登板。先頭の中西に、ライトへいい当たりのライナーを飛ばされます。これを珍しく稲葉が目測を誤り、打球はライトの頭上を超えてツーベースとなってしまいます。しかし、ランナーを出しても今日の建山は落ち着いていました。9番・高谷をサードへのファウルフライに討ち取ると、本多を空振り三振、川崎もサードゴロに討ち取り、このピンチを切り抜けます。続投の7回もクリーンアップを簡単に三者凡退に斬ってとり、後を「勝利の方程式」に託します。
そして、8回は武田久。今日の久は完璧でした。特に浮き上がるような球道を見せるストレートが素晴らしく、バシバシ決まっていました。ソフトバンクの下位打線を全く寄せ付けずに三者凡退。小さな体が今日は一際大きく見えました。
9回はもちろん守護神・マイケル。本多にセンター前ヒットを打たれましたが、パリーグ打率3位の川崎、同5位の松中を討ち取ってゲームセット。久や建山も含めてリリーフ陣にやや不安のある現状ですが、ただ1人抜群の安定感を見せてくれています。
先発がゲームを作り、リリーフ陣がリードを守りきる。まさにファイターズらしいゲーム運びでの勝利でした。
しかし、打線のほうは相変わらず不安を感じさせます。初回に5点を奪っておきながら、2回以降はわずか4安打。終盤に2度訪れたチャンスも逸し、お馴染みの貧打、拙攻で追加点をあげることができません。ソフトバンク先発・陽耀勲の自滅がなければ、どうなっていたかわからないゲームでした。
特に心配なのは、新外国人のボッツ。今日も4打席でノーヒット3三振。ここまで通算でも41打数5安打。しかも44打席で21三振と、半分近くの打席で三振を喫しています。ファーストストライクを振ることはまずなく、簡単に追い込まれて、最後は低めの変化球に手を出して空振り。判で押したように、同じパターンで討ち取られています。
今日は第2打席で、右の高橋秀と相対したのですが、そのときに右打席に入りました。しかし、次の第3打席では、同じ高橋秀に対して左打席へ。自身の打撃に迷いが生じているのがありありと伺えますね。稲葉不在のオリンピック期間中に、打線の底上げを期待して獲得したボッツですが、このまま一軍で、中途半端な起用を続けていても、一朝一夕で変わるのは難しそうです。
さて、連勝という素晴らしい形で、オールスター休みに入ることができました。首位西武とのゲーム差は4.5。ここから約1ヶ月、ダルビッシュ、稲葉という投打の大黒柱を欠いての戦いとなります。苦戦は必至でしょうが、ファイターズらしい粘り強い戦いで、この期間を乗り切ってもらいたいですね。
