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●力投のグリン一発に泣く、打線が今日も決め手を欠き、延長戦で敗北

2008年07月27日(日) 日本ハム VS 西武 14回戦
札幌ドーム13:00開始  観客数:36,064人
  12345678910
西武 0000002001 350
日本ハム 0100000100 2100
○勝利投手 グラマン(2勝2負20S)
Sセーブ
●敗戦投手 武田久(3勝4負6S)
本塁打 西武:佐藤1号(7回表2ラン)
日本ハム:稲葉13号(2回裏ソロ)

またしても、拙攻に次ぐ拙攻で、勝てる試合を落としてしまいました。これで首位・西武との直接対決3連戦は、1勝2敗と負け越し。2戦目、3戦目は試合の主導権を握りながらも、もう一押しが足りずに中盤以降に逆転を喫してしまいました。充分3タテも可能だった展開だけに、この連敗は非常に悔やまれます。

今日のファイターズ先発・グリンは、よく投げてくれました。7回をわずか3安打で2失点。コーナーを狙ったきわどい球がボールと判定されることが多く、たびたび四球を与えて球数も多くなってしまいましたが、力のあるストレートとキレのよいスライダーを武器に、西武の強力打線に中盤まで得点を許しませんでした。

判定にイライラする場面が多く、ランナーにまで詰め寄るシーンもあったのですが、ピッチングに乱れを生じさせることなく、最後まで投球内容は落ち着いていました。

惜しむらくは7回、1死三塁から9番・佐藤への初球。やや甘く入った内角低めのストレート。思い切りよく強振された当たりは、ライトスタンドへと飛び込んでしまいます。今季まだ1本もホームランを放っていなかった9番打者による、まさかの一発。これには西武の底力を思い知らされました。

しかし、グリンはこれで2試合続けてきっちりゲームを作るピッチングをしてくれました。四球が多いことと、毎試合ホームランを喫していることは気になりますが、底は脱していると思います。あとは早くひとつ白星を付けてあげたいですね。

白星に値するだけの好投を見せてくれたグリンを、今日も打線は呆れるほどの拙攻三昧で、援護することができませんでした。

初回に稀哲がいきなり初球を叩いてセンター前ヒットで出塁しますが、続く紺田の打席、カウント2-3からエンドランを仕掛け、結果は三振ゲッツー。3回には、先頭の工藤が内野安打で出塁しますが、続く金子誠の送りバントがピッチャー前への小フライとなり、ピッチャー・西口の頭脳的なプレーもあってまたしてもゲッツー。

昨日の終盤からなんと7イニング連続で先頭バッターが出塁(本塁打含む)しながら、得点になったのは2回に飛び出した稲葉のホームランのみ。しかも、7イニング中5イニングで併殺を喫して、チャンスの芽を潰しています。強行すれば内野ゴロでゲッツー。エンドランをかければ三振してゲッツー。送りバントをしても失敗してゲッツー。何もかもが上手くいかない、負のスパイラルに陥っているようです。

西武ベンチの敬遠策にもしてやられました。5回には2死二塁という場面で稀哲を敬遠。紺田と勝負して結果は三振。そして8回。2死二塁で打席には小田という場面でも敬遠。バッターは、昨日も目の前で賢介を歩かされながら、凡退した信二。燃えないわけにはいかない場面でしたが、結局信二は平凡なライトフライに倒れてしまいます。

この信二の状態が深刻ですね。西武との3連戦で13打数ノーヒット5三振。何度もチャンスで打席が回ってきたのですが、1本のヒットすら打つことができませんでした。どうも、打席の中で自信を失っているようにも見えてしまいます。今日も打順は7番に降格されたのですが、しばらくは下位で楽に打たせてあげたほうが良さそうです。

総じて勝負弱さを見せてしまっている打線でしたが、その中でもやはり存在感を見せつけたのが主砲の稲葉でした。2回、先頭で打席に入ると、西口の甘く入ったスライダーを見事に捉え、レフトスタンドに叩き込みます。そして、1点を追う8回。センター前ヒットで出塁した賢介が、二盗に成功すると、西武のセットアッパー・岡本真の低めに落ちるフォークボールを、技ありのバッティングで三遊間に持っていくタイムリーヒット。チームの全打点となる2打点をあげたのですが、これにより「稲葉頼み」のチーム状況がかえって浮き彫りになったと言ってもいいでしょう。オリンピックで稲葉が抜ける8月が不安になります。

そしてもう1人、目立つ活躍を見せたのが工藤。今日は2本の二塁打を含む3安打猛打賞。この「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」を通しても、16打数9安打と大いに当たっています。ポジションを争う紺田は、ここまでいい働きをしてくれましたが、このところ調子を落とし気味。それだけに工藤には、この好調を長く維持してもらいたいところです。

試合は同点のまま9回に入ります。9回表をセットアッパー・武田久が三人で抑えると、9回裏に西武はクローザーのグラマンを投入し、勝利への執念を見せます。しかし、四球で金子誠が出塁したものの、続く稀哲がまたしても内野ゴロでゲッツー。今日、3つ目となる併殺で、サヨナラのチャンスすら掴むことができません。

そして、10回表。武田久は続投。1死二塁から2番・栗山のタイムリーが出てしまいます。結果、これが決勝点となりました。9回は見事なピッチングを見せた武田久ですが、やはり疲労の蓄積した体には、イニングまたぎは辛かったのでしょうか。

10回裏、先頭は直人に代えて代打・ボッツ。カウント2-3からインコースのストレートを詰まらせながらライト前へ。実に20打席ぶりのヒットです。その後2死一二塁となり、打順は6番・小田という場面。ここでベンチは、代打に鶴岡を送ります。

結果は大方の予想を裏切らずに三振に終わるのですが、この采配に疑問を持った方も多いと思います。グラマンは左投手。セオリーから言うと右打者を送るのは当然なのですが、グラマンの左右別被打率を見てみると、対右打者には1割台、対左打者には4割台と、偶然や誤差の範囲というにはあまりにも顕著な差が出ています。この「Yahoo!プロ野球」でちょっと調べれば素人でもわかるデータを踏まえれば、そのまま打席に小田を送っても良かったように思うのですが。

100歩譲って右打者を選ぶのが正解だったとしても、ベンチに右打者は打率2割3分ながらも得点圏では3割を超える高口、そしてファームで打撃好調だった尾崎がいました。梨田監督がどのような意図を持って、打率1割台の鶴岡を選んだのか。ちょっと、これは聞いてみたいところですね。

さて、今日の敗戦で首位西武との3連戦は1勝2敗と負け越しとなり、ゲーム差も5.5と大きく広がってしまいました。残りゲームも50試合を切り、優勝を狙うには、もうギリギリのラインと言ってもいいでしょう。しかも、今日ソフトバンクが勝ったため、5月13日以来の3位転落。気付けば4位のオリックスまで2.5ゲーム差とそこまで迫ってきています。

明日からは移動日なしで福岡に渡り、好調のソフトバンクとの2連戦。オールスター前最後のカードとなります。チーム状況は今季一番悪いといってもいいような状態ですが、なんとかこの2連戦をいい形で終えて、オールスター休みに入りたいですね。


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コメント
高口よりも尾崎よりも、鶴岡のほうがキャリアがあります。
それを考えると、代打鶴岡がコールされた途端、テレビを観ていた人にもはっきりと、スタンドが落胆したのがわかってしまったという事実は、鶴岡にはぜひとも奮起の材料としてほしいもの。
あえて代打起用することの意味は、「打者としてのおまえを諦めてはいない」というメッセージだと思っています(ファンは諦めてしまっているようですが)。
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書いてる人

  • 名前:雄介
  • 棲家:北海道旭川

パリーグ順位表

チーム試合引分勝率
西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

2008年10月12日現在

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