○金子誠先制打!小谷野今季初ホームラン!粘りの投手リレーで1点差守りきる!
札幌ドーム18:00開始 観客数:25,845人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 |
| 日本ハム | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 8 | 1 |
| ○勝利投手 | スウィーニー(7勝3負0S) | ||
| Sセーブ | MICHEAL(2勝0負17S) | ||
| ●敗戦投手 | 小林宏(2勝9負0S) | ||
| 本塁打 | ロッテ:里崎12号(6回表ソロ) 日本ハム:小谷野1号(4回裏2ラン) |
今日から始まった「WE LOVE HOKKAIDOシリーズ」。久しぶりにファイターズらしいゲーム運びで、「お約束」の1点差勝利収めました。4回までに小谷野のホームランなどで3点のリードを奪っておきながら、5回以降は毎回のように冷や汗の出る展開。先発のスウィーニーを初めとして、建山、武田久が、ピンチを招きながらも要所を締める粘りのピッチングを見せ、最後は1週間ぶりの登板となったマイケルが3人でピシャリと締めくくり、ロッテの反撃をなんとか振り切りました。
ロッテ先発は、今季ここまで2勝8敗と信じられないような不調に陥っている小林宏之。最近の登板ではやや調子を上げつつあるとはいえ、今日も立ち上がりから球が上ずり、本調子とは言えないような投球でした。
ファイターズは初回、ゲーム前にパフォーマンスで球場を沸かせた稀哲が、インコースのスライダーをセンター前に弾き返し、ノーアウトで出塁すると、今日2番に入った直人が、キッチリ送って早々に1死二塁のチャンスを作ります。しかし、賢介はインコースのストレートを詰まらされてピッチャーゴロに倒れると、4番・稲葉は歩かされ、5番・高橋信二はカウント1-3からのスライダーを打ち上げてセカンドフライ。いきなりのチャンスをモノにすることができません。
続く2回裏。先頭の小田が一二塁間を破るライト前ヒットで出塁。小谷野には強行させるものの、ショートゴロで二塁フォースアウト。8番・鶴岡は送りバントを試みますが、これがキャッチャーの目の前に落ち、また二塁でフォースアウト。ランナーを進めることすらできません。「またバント失敗か・・・」とファンがため息をつく中で、9番・金子誠は甘く入ってたストレートを見逃さずに捉え、左中間を破るタイムリーツーベースで先制点を奪います。
そして4回。四球の小田を一塁において、打席には小谷野。真ん中に入ってきたストレートを強くライト方向へ叩くと、打球はグングン伸びて、右中間スタンドに飛び込みます。待望の今季第一号は、貴重な追加点となる2ランホームラン!3対0とリードを広げます。
さらに、鶴岡がヒット、金子誠がエンドランを決め、1死一三塁。一気に畳み掛けたいシーンでしたが、右中間を破ろうかという稀哲の打球がセカンド・根元の超ファインプレーに阻まれ、追加点を挙げることができませんでした。これにより、小林宏は尻上がりに調子を上げ、5回以降はわずか2安打に抑えられ、完投を許してしまいます。小林宏や上手くリードした里崎がさすがと言うべきなのか、それともファイターズ打線に問題があるのか。本来の調子を取り戻されると、非常にやっかいな投手だけに、ここで叩いておきたかったところなのですが、結局攻めきることができませんでした。
ファイターズ先発は、この1ヶ月ほど勝ち星のないスウィーニー。今日もコントロールに苦しみ、毎回ランナーを背負います。しかし、度重なるピンチにも要所を締め、絶好調のロッテ打線を6回途中まで2失点に抑えます。4回の1死一三塁のピンチを凌いだことと、5回に1死一二塁から、根元の右中間への当たりで本塁を狙った一塁ランナーの西岡を刺したのが、大きかったですね。
スウィーニーは6回2死で、橋本に四球を与えたところで降板。代わってマウンドに上がったのは建山。しかし、サブローに四球を与え、さらにベニーのサードゴロを直人が弾き、二死満塁のピンチ。ここで迎えるバッターは西岡。カウント2-2からの6球目、高めのストレートを打ち上げさせて、レフトフライに討ち取ります。
続く7回のマウンドにも建山が上がります。根元、福浦と左打者が続くこの場面。本来であれば左腕の宮西が登板するところですが、このところ宮西の調子が悪いということで、建山の続投となったのでしょう。建山は2死から里崎にレフト前ヒットを打たれますが、怖い大松をセンターフライに切ってとり、バトンを武田久に繋げます。
最近不安定なマウンドが続いている武田久ですが、今日もピリっとしません。1死から橋本に右中間を破られると、続くサブローには鋭くライト前に弾き返され、さらにベニーには四球。1死満塁、外野フライでも同点、一打出れば逆転、しかも迎えるバッターは日本代表のリードオフマン・西岡という、絶体絶命のピンチを招きます。
しかし、ピンチでの投球が武田久の真骨頂です。西岡を初球、外角のストレートでショートゴロ、本塁フォースアウトに仕留めると、打席に入るのは4月に同じ満塁の場面でサヨナラヒットを浴びている根元。カウント2-2から、ストレートを左に弾き返され、大きなフライがレフトの頭上を襲います。これを紺田が華麗にジャンピングキャッチ。ここもなんとかピンチを凌ぎ、最終回をマイケルに託します。
今日、ただ1人、安定感のある投球を見せてくれたのが、1週間ぶりの登板となる守護神・マイケル。福浦、里崎、大松と続くロッテの中軸を、三人でピシャリと抑え、ファイターズファンにとって冷や汗が流れっぱなしだったゲームに幕を引きました。
来週まで続く8連戦の初戦を白星で飾りました。これで連敗も2でストップ。ダルビッシュ以外の投手が先発した試合では、実に10日ぶりの勝利です。そして、久-マイケルと繋ぐ久々にファイターズらしい形での逃げ切り。いろいろな意味で、大きな1勝となりました。
相変わらず、打線は低調で、中継ぎ陣にも不安一杯ですが、とりあえず一つ良い形で勝てたことにより、チームの雰囲気も好転していくことでしょう。
明後日の先発はおそらくダルビッシュでしょうから、明日のゲームをモノにすれば、このロッテ戦3連勝の公算が高くなり、勢いのついたところで首位・西武に挑めそうです。そんな大事な明日の先発は6月8日以来の一軍登板となる藤井。先発の柱の一枚として期待されながらも、ここまでまだ2勝。味方の援護も乏しく、不運なマウンドもありましたが、なかなかチームに流れをもってくることができずにいます。
ダルビッシュがという大黒柱が抜ける8月。残された先発陣がどれだけゲームを作り、久-マイケルに繋ぐことができるかが、大きなポイントなるでしょう。その意味でも、先発陣の一角として当然期待される藤井の投球が、後半戦に向けてひとつのカギを握ることになりそうです。鎌ヶ谷で1ヶ月、初心に戻り必死に汗を流した藤井が、どのようなピッチングを見せてくれるか楽しみですね。
