○ダル圧巻の89球、4安打無四球完投勝利!またもチームの連敗を止める!
東京ドーム18:00開始 観客数:20,773人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 |
| 日本ハム | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | X | 3 | 8 | 0 |
| ○勝利投手 | ダルビッシュ(11勝3負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | ドミンゴ(2勝5負0S) | ||
| 本塁打 | --- |
もう見事というか、天晴れというか、賞賛の言葉が思いつかないような快投で、エース・ダルビッシュが完投勝利。9回をわずか89球、4安打無四球10奪三振1失点という、ほぼ完璧な内容で楽天打線に付け入るスキを与えませんでした。
序盤から、直球のノビ、変化球のキレ、コントロール、全てにわたって文句のつけようのない投球。早打ちしてくる楽天の各打者に対し、初球から打ちにくいコースにコントロールされた力強いストレートをバシバシ投げ込み、凡打の山を築き上げます。今日はいつも以上にストレートで押すシーンが目立ちましたね。このところフィニッシュに使っていたフォークはほとんど見せず、追い込んでからも力でねじ伏せるようなピッチング。打者のタイミングを外す100km台のスローカーブも随所で効果的に決まっていました。
失った1点も不運としかいいようがないもの。内野安打のランナーが送りバントと内野ゴロで三塁に進んだところで、5番・リックの当たりは力のない三遊間へのゴロ。これをショート・金子誠が弾き、その間にサードランナーが生還。限りなくエラーに近いプレーでしたが、記録は内野安打。ダルビッシュの自責点となってしまいました。
9イニング中6イニングが三者凡退と、ピンチを迎えることも少なかったのですが、ランナーを背負うとギアを一段上げるような投球を見せたのが、今日のダルビッシュの凄いところ。6回、1死から2番の中村に右中間を破るスリーベースを打たれると、打席には当たっている高須という場面。ここでダルビッシュは全球ストレートで三球三振。続くフェルナンデスも、ストレート2球で簡単に追い込むと、最後はスライダーを引っ掛けさせてサードゴロに討ち取ります。
さらに圧巻だったのは7回。この回先頭のリックをアウトコースのカットボールで空振り三振に仕留めると、続く鉄平にはスライダーで空振り三振、山崎武には105kmのスローカーブで空振り三振。三人を4球ずつで斬ってとります。
ここまで来ると、見ていても全く打たれる気がしません。終盤に入っても、その球威やキレは全く衰えることなく、8回、9回も簡単に三人ずつで討ち取ります。ファイターズファンなら誰もが酔いしれるようなピッチングで、見事に今季11勝目を挙げました。
楽天の先発はドミンゴ。打線は初回。レフト前ヒットで出塁した稀哲を、2番・紺田が送り、3番・賢介が二遊間を抜けるセンター前へのタイムリーで先制するという、理想的な攻撃を見せます。
2回以降立ち直りを見せていたドミンゴに対し、5回。1死からまたもレフト前ヒットで出塁した稀哲が、紺田のサードゴロの間に二塁に進むと、ここでも賢介がレフトオーバーのタイムリーツーベースで勝ち越し。続く稲葉が歩かされて、打席には昨日からいいところで凡退している信二。初球の外角低めへ沈み込むチェンジアップを上手く右へ持っていく汚名返上のタイムリー。3対1とリードを広げます。
4回以外は毎回ランナーを出しながらも、得点はわずか3点と物足りなくも感じますが、それでも今日のダルビッシュにはこの3点は充分すぎるほどの援護でした。
特に、ここまでの5試合で19打数2安打と当たりの止まっていた賢介に2本のタイムリーが出たのは嬉しいですね。スレッジが登録抹消、稲葉も故障が完治していない状態なので、賢介のバットにはいつも以上の期待がかかります。
しかしその一方で、調子を上げてきたと思われた小谷野がこの3試合でノーヒット。2番に定着しつつある紺田もこの5試合で17打数1安打と、パッタリ当たりが止まってしまったのが気がかりです。
新外国人のボッツをもっと見てみたいのですが、稲葉がDH、信二がファーストに入ると、スタメンで出せなくなってしまうのが悩ましいところ。今日は代打で一打席のみの登場でしたが、カウント2-3からカーブを見逃して三振という結果でした。
今日の勝利で、試合のなかった首位西武とのゲーム差を再び1に戻しました。明後日からはビジターでオリックスとの2連戦。先発投手は多田野と武田勝でしょう。デビュー当初と比べると失点するシーンが多くなってきた多田野と、一発病が心配される勝。ダルビッシュがオリンピックで抜ける8月には、投手陣の柱となってチームを引っ張っていくことを期待される両投手です。どのようなピッチングを見せてくれるのか注目です。
