△9回裏2死ランナー無しから執念の同点劇!延長12回ドロー
東京ドーム18:00開始 観客数:16,186人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | |
| 楽天 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 1 |
| 日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 10 | 0 |
| ○勝利投手 | |||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | |||
| 本塁打 | 楽天:リック6号(1回表3ラン) 日本ハム:ボッツ1号(2回裏ソロ) |
「9回2死から粘ってよく同点に追いついた!」と喜ぶべきか、「度重なるチャンスを拙攻でものにできなかった」と嘆くべきか。評価の分かれる延長12回のドローゲームでした。
ファイターズ先発は、この2試合連続して序盤に大量点を失っているスウィーニー。今日も初回にツーベースと四球でランナーをためると、リックに3ランホームランを浴びるという最悪の立ち上がりとなってしまいます。
「今日もダメなのか・・・」そう思いかけましたが、それ以降のスウィーニーは安定した投球を取り戻します。彼にしては長い8回、120球を投げ、2回以降はわずか2安打1失点のみ。前2試合と同じくボールが先行し、余計な四球が多かったのですが、粘りの投球でゲームを壊さずに味方の反撃につなげました。次回以降に期待の持てるピッチングと言っていいでしょう。
ファイターズ打線は肉離れのスレッジが登録抹消、臀部の故障が癒えない稲葉もスタメンを外れるという飛車角落ちのオーダー。4番には高橋信二が入り、6番DHに新外国人ボッツが入りました。
楽天の先発はルーキー長谷部。昨年のオリンピック予選ではアマチュアからただ1人代表に選ばれ、ドラフトでも5球団が競合したという逸材です。怪我で出遅れて、未だプロで光るものは見せてはいないものの、高いポテンシャルは誰もが認めるところ。今日がファイターズとは初対戦となります。
初物の左腕ということで、嫌な感じはしていたのですが、初回はあっさりと三者凡退。2回も4番・信二、5番・小谷野と簡単に討ち取られ、「プロ初勝利献上」なんて言葉が頭をよぎり始めます。しかし、ここで嫌なムードを振り払ってくれたのが、期待の新外国人・ボッツのバットでした。インコースのストレートを、バックスクリーン左に運ぶ大きなホームラン!来日13打席目での初アーチです。
ボッツは5回にもライト前ヒットを放ち、金子誠のタイムリーでホームを踏みます。変化球に対して雑なスイングで空振りを繰り返す姿に、不安を覚えたファンも多かったと思うのですが、とりあえずは少しずつ日本の野球に慣れてきているところを見せてくれてました。
6回には賢介、信二の連打で長谷部をマウンドから引き摺り下ろすと、代わった朝井から小谷野が犠牲フライを打ち、3対4と1点差に詰め寄ります。
そして7回。ヒットとエラー、送りバントで1死二三塁。一打出れば逆転、外野フライでも同点という大チャンスを迎えますが、ここで1番・稀哲が浅いセンターフライ。2番・紺田はキャッチャーへのファウルフライに倒れ、得点を奪うことができません。
9回裏。ボッツ、直人が倒れて2死。あと1人でゲームセットという場面で、鶴岡に代えて代打・稲葉を送り込みます。これが1500試合出場のメモリアルとなる稲葉。楽天5番手・川岸から鮮やかに二遊間を破るヒットを放ちます。稲葉はこれで1500本安打を達成。
手負いのベテランが見せた執念に燃えたのか、続く代打・小田もヒットを放ち、2死一三塁のチャンス。ここで打席にはさきほどチャンスで凡退の稀哲が、レフト線へのタイムリーツーベースヒット!驚異の粘りで土壇場で同点に追いつきます。
延長に入り、楽天は木谷が、ファイターズは武田久とマイケルが無失点に抑え、4対4の同点のままゲームセット。
同点に追いついた9回の粘りは賞賛に値しますが、3回の無死二塁、7回の1死二三塁、そして10回の1死一二塁と、何度も得点機を逃している拙攻も印象に残りました。スレッジの離脱で得点力の低下は避けられないでしょう。それだけに、チャンスは確実にものにするという意識の高い攻撃を見せてもらいたいところです。
明日の先発は、ここまですでに12敗と、不調にあえぎ苦しむライアン・グリン。本来であればとうにファームでの調整を命じられていてもおかしくはないところですが、先発のコマ不足からか、まだローテーションの一角を担っています。昨年の実績や、広島戦でのあわやノーヒットノーランという快投を思えば、並ならぬ実力を持っているのは間違いありません。それを存分に発揮することさえできれば、必ずや好投してくれるはずです。これまでの汚名を一気に返上するような投球を期待したいですね。
