○武田勝復活!6回1失点の好投、打線も大量点で援護
京セラドーム13:00開始 観客数:18,153人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 13 | 0 |
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | 7 | 0 |
| ○勝利投手 | 武田勝(4勝0負0S) | ||
| Sセーブ | 建山(1勝1負1S) | ||
| ●敗戦投手 | 近藤(5勝7負0S) | ||
| 本塁打 | オリックス:ローズ18号(4回裏ソロ)北川6号(9回裏3ラン) |
今日は怪我で離脱していた左のエース・武田勝が、4月22日以来の復活登板ということで、注目のゲームでした。その勝は、久々の一軍マウンドであることを感じさせない好投で、オリックス打線を封じ込め、頼りの左腕の復活を祝うかのように打線も爆発!9対4と大勝し、リーグ戦再開最初のカードを勝ち越しで終えました。
グリン、藤井、ダルビッシュ、多田野と、好投する投手を散々見殺しにしてきたファイターズ打線ですが、何故か勝のときにはよく打ちますね。勝の飄々としたテンポ良い投球が、打線にも好影響を与えているのでしょうか?
オリンピックでダルビッシュが欠ける間、勝には先発陣の柱になってもらわなくては困ります。そういう意味で今日の投球は、ファイターズの今後を占う大きな意味を持っていました。
久しぶりに上がる一軍のマウンド。一抹の不安を抱えつつも見守っていたのですが、初回はわずか10球であっさりと三者凡退。テンポ良く淡々と投げていく姿は健在です。制球がやや甘くなり、オリックスの打者に芯でとらえられることも度々ありましたが、バックが好守で勝を助けます。
初回には、カブレラの右中間に落ちようかという当たりを、ライト・稲葉がランニングキャッチ。2回は二死一二塁の場面で、後藤の放った一二塁間の当たりを、賢介が横っ飛びでキャッチし、素早く一塁に送球してアウト。そして3回にも、マックが難しいバウンドのゴロを逆シングルで捌けば、賢介が二遊間の鋭い当たりをまたしても飛びついてキャッチ。ファイターズの真骨頂ともいえる堅い守りが、勝を大いに盛り立てました。
唯一の失点は、ローズのソロホームラン。「失投」と言えるほど甘いボールではなかったのですが、インコースへのチェンジアップを、上手く拾われてしまいました。
しかし、その後は無失点に抑え、5回6回はパーフェクトピッチング。復帰初戦ということで、大事をとったのか、6回を投げ終えたところで降板します。6回81球4安打1四球1失点。復帰戦としては、上々の結果を見せてくれました。後半戦に向けて、また1人、頼もしい戦力が戻ってきましたね。
勝の後を継いでマウンドに上がったのは建山。7回8回とパーフェクトに抑えた建山は9回も続投します。点差に関わらず3イニングを投げればセーブが付くので、それを考慮したようです。しかし、3イニング目となると疲れも出たのか、ヒットと四球でランナー一二塁とすると、6番・北川に真ん中に入ったストレートを左中間スタンドに持っていかれます。梨田監督の配慮が裏目に出てしまいましたが、まあ、この3失点は仕方がないですね。それよりも、2イニングをパーフェクトに抑えたことを評価したいと思います。
昨日は金子の前に抑え込まれた打線ですが、今日は序盤から勝を強力に援護します。
まず2回には、オリックス先発の近藤から、稲葉、信二、スレッジの3連打で鮮やかに1点を先制すると、1死二三塁となってから、8番・鶴岡が外角へのスライダーにコツンと合わせてライト前へ。二者が相次いで生還して、3対0。見事な打線の繋がりを見せます。
そして、続く3回には、1死から紺田が四球で出塁すると、賢介の打席でスチールを決めてランナー二塁。賢介は歩いて1死一二塁の場面で、4番・稲葉がカウント2-3から一二塁間を鋭く破るタイムリーで1点追加。さらに信二も追い込まれてからアウトコースのストレートを逆らわずに右へ。これがライト前タイムリーとなり、さらに1点を加えて5対0。序盤から大量のリードを奪います。
5回には、紺田、賢介の連打と稲葉の犠牲フライで中押し。そして、9回。2死から、紺田が今日3本目のヒットとなるツーベースで出塁すると、賢介が低めに落ちるフォークを見事にとらえ、センター前に弾き返して7点目。さらに、稲葉が歩かされた後、途中出場の小谷野がライトオーバーの2点タイムリーツーベース!
昨日の貧打がウソのように、13安打9点と打ちまくりました。2回3回9回の集中打、5回の足を絡めた攻撃、ファイターズ野球のいい面ばかりが表れた今日の攻撃でしたね。
特に光る活躍を見せたのが、このところ2番に座っている紺田。稀哲の不在の中にあって、1番打者としての代役をよく務めてくれていたのですが、交流戦の終盤からやや調子が下降気味で、少し心配していました。しかし、今日はツーベース2本を含む猛打賞!いずれも左に流し打ってのヒットでした。そして、打席だけでなく、塁上でも存在感を示してくれました。5回には今季8個目の盗塁に成功。9回、賢介のセンター前ヒットでは、二塁から俊足を飛ばして悠々ホームイン。今日は3度の出塁で、全てホームに帰ってきています。もうすぐ稀哲が復帰しますし、新外国人のボッツが加入すればスレッジが外野を守ることも考えられます。ますます厳しくなりそうな、外野陣の競争ですが、紺田も今日のようなアピールを見せて、高いレベルで競り合ってもらいたいですね。
一方、同じ外野の一角を争う糸井ですが、今日も1番に起用されながらもノーヒット。一昨日のゲームでプロ初ホームランを放って以来、当たりが止まっています。甘いストライクゾーンの球を見逃し、ボール球に手を出すことが目立ちますね。大きな期待感を抱かせるような選手だけに、もどかしさが募りますね。
あと、クリーンナップがそれぞれ期待通りの活躍を見せてくれましたね。稲葉はさすがの勝負強さで2安打2打点。賢介も見事なセーフティーバントを含む2安打1打点。信二もセンターへの大きな二塁打を含む2安打1打点。もう打撃のほうでは不安はなさそうですね。さらに、この3試合ヒットのなかったスレッジにもタイムリーが生まれました。
しかし、これだけ打線が爆発すると、次の試合がちょっと心配になりますね。今季ここまで8点以上取った試合は7ゲームありますが、その次の試合の結果は1勝6敗。1試合の平均得点は2.14と、「大量点の次の試合は貧打」というジンクスそのままの結果が出てしまっています。単なる偶然ならいいんですけどね。
明後日からは、首位西武との直接対決3連戦。前回の3連戦では3タテを喰らい、大きく差を開けられることになってしまいました。今回は、ホーム札幌ドームでそのお返しをしてやりたいところ。相手は涌井、石井一久、帆足の3本柱をぶつけてくるようで、厳しい戦いになるとは思いますが、幸い交流戦中にその差も縮まったことですし、ここで一気に奪首といきたいところですね。
