●多田野ついに黒星、打線は前田健太の前にあわやノーヒットノーラン
広島18:00開始 観客数:0人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 |
| 広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | X | 2 | 7 | 0 |
| ○勝利投手 | 前田健(1勝0負0S) | ||
| Sセーブ | 永川(2勝0負12S) | ||
| ●敗戦投手 | 多田野(3勝1負0S) | ||
| 本塁打 | 日本ハム:スレッジ9号(9回表ソロ) 広島:天谷4号(5回裏ソロ) |
ここまで登板した6試合、チームは全勝という多田野に、ついに黒星がついてしまいました。自身は7回2失点と好投しながらも、無援護での敗北。
初回にヒットとエンドランでいきなり無死一三塁のピンチを招くと、なんとボークで先制点を許してしまいます。懸念されていた問題点が、ランナーが三塁にいるという最悪のケースで出てしまいました。これで7度目の登板なのですが、まだ修正しきれていないようです。
そして5回には、1死から天谷に、インコースのストレートを詰まりながらも、ライトスタンドに運ばれます。広いパリーグの球場に慣れた目には、打った瞬間、「討ち取った」と映った打球でした。あれが入っちゃうのか・・・札幌ドームなら普通のライトフライかという当たりだったのですが。
しかし、失点はこの2点のみ。何度かピンチは招いたものの、得点圏にランナーを背負っても粘り強いピッチングで、追加点を許しませんでした。ややボール球が多かったものの、出来としては悪くなく、いつものように安定した投球を見せてくれました。
魅せてくれたのは5回裏。この回先頭のシーボルにカウント2-1から投じた4球目。多田野の手を離れたボールが、フッと画面から消え去ります。そして、まるでスローモーションのように落ちてきたボールに、シーボルは合わせることができず、打球はショートへのゴロ。ついに出ました!噂の超スローボール!見ているほうも一瞬何が起こったのかわからなかったのですが、打席に立ってるほうの驚きはそれどころじゃなかったでしょう。
抜群の安定感を誇るだけでなく、スタンドを沸かせる大きな「武器」も持っている多田野。惜しくもプロ初黒星はついてしまったものの、これからも活躍してくれることは間違いなさそうです。
一方の打線ですが、昨日は15安打を放ち、「貧打を脱してくれるか?」と期待をもったものの、一日経ってみれば、また元通り。高卒2年目、プロ未勝利の前田健太相手に、あわやノーヒットノーランを喫すかというありさま。8回になんとか直人のヒットが出てノーヒットノーランは免れ、9回にはスレッジのホームランで完封は免れましたが、放ったヒットはわずか3安打。とうとう無敗の多田野までも見殺しにしてしまいました。
序盤のポイントとなったのが、2回表の攻撃。制球の定まらない前田建から、スレッジ、小田が連続して四球を選び、無死一二塁。ここで直人が送りバントを失敗した後、強攻し、セカンドゴロで小田が二塁フォースアウト。1死一三塁となります。続くバッターは、昨日同じような場面でキッチリと犠牲フライを打っている鶴岡。ここでベンチはなんと初球にスクイズのサイン。しかし、前田建の投じた球は高めのボール球。鶴岡のバントはピッチャーへの小フライとなってしまいます。サードランナーのスレッジは戻れずに最悪のダブルプレー。
イニングはまだ2回。しかも、ボールの荒れている前田健に対してスクイズというのは全く思いもよりませんでした。意外な場面だからこそスクイズは有効な作戦なのでしょうが、結果としてこの采配は裏目。
ここまでの投球を見ていると、いつでも得点できそうな気がしていたのですが、このピンチを切り抜けたことにより前田健は立ち直ります。乱れていた制球が定まりだし、ファイターズ打線は凡打の山を築きます。あれよあれよという間にイニングは進んでノーヒットのまま8回へ。
直人のレフト前ヒットでなんとかノーヒットノーランは免れたものの、その後の代打攻勢で出てきた、坪井、三木、工藤がいずれも凡退。大記録の望みが途絶えると、その後ガタガタと崩れてしまうケースも多いのですが、そんなスキに付け入ることすらできませんでした。三木はともかく、ここまで坪井は8打席、工藤は11打席ノーヒットと、全く当たっていません。代打層の薄さが出てしまいましたね。やはり、まだ信二は出せなかったのでしょうか?ここで出せなくては、ベンチに置いておく意味もないように思うのですが。
さて、これで交流戦は7カード連続で1勝1敗。連敗しないのはいいのですが、連勝することもできず、やきもきするような状況が続いています。
今日は他球場でも、パリーグのチームは全敗したため、ペナントレースには全く影響を与えない一日となりました。しかし、今日の敗戦で、交流戦のV2は非常に厳しくなりましたね。残すは甲子園での対阪神2連戦。これに連勝して、かつ、ソフトバンクが2勝1敗以下でないと、ファイターズの優勝はありません(引き分けを考慮しない場合)。今日の試合を取っていれば、甲子園で1勝1敗でも優勝は濃厚だったのですが。そういう意味では、非常に痛い敗戦でした。しかし、可能性がなくなったわけではありません。週末の阪神戦、たとえわずかな光であっても、それを信じて応援したいと思います。
