○スウィーニー、久の力投実る!延長10回パスボールでサヨナラ勝ち!
札幌ドーム18:00開始 観客数:40,058人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | |
| ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 | 7 | 1 |
| ○勝利投手 | 武田久(3勝3負6S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 林昌勇(1勝3負15S) | ||
| 本塁打 | --- |
パスボールという意外な幕切れで、今季5度目のサヨナラ勝ちを収めました。3試合続けての1点差ゲーム。相変わらず最後まで目の離せない面白いゲームを見せてくれますね。
ファイターズ先発は、今シーズン高い安定感を誇るスウィーニー。今日も1回、2回とやや制球を乱しバタバタするシーンはあったものの、その後落ち着きを取り戻し、5回までヤクルト打線をノーヒットに抑えます。低目のコーナーに気持ちよく決まるストレートや、得意のチェンジアップに加えて、左打者へのカットボールが冴えていましたね。
一方のファイターズ打線も、ヤクルト先発・川島亮のテンポ良いピッチングの前に、4回までパーフェクトに抑えられます。5回裏、先頭の稲葉がチーム初めてのヒットとなるレフトフェンス直撃のツーベースを放ち、無死二塁とします。しかし、続くスレッジの放ったセンターに抜けるかという当たりは、あらかじめセカンドベースよりに守っていた宮本がキャッチ。飛び出していた稲葉はサードでタッチアウトとなり、後続も倒れて得点することができません。
6回表、先頭の宮本がライト前ヒットで出塁すると、青木のピッチャーゴロの間にランナーは二塁へ。2死後、5番・ユウイチにセンター前へライナーで運ばれ、1点を先制されてしまいます。
つい、3日前にも0-1の完封負けを喫しているファイターズ。嫌なムードになってきました。しかし、この重い雰囲気を打ち破ってくれたのが、お祭り男、稲田直人でした。7回裏、高口に代わる代打で打席に入ると、4球目の変化球をセンター前に鮮やかに弾き返します。続く賢介は、バントをファウルして追い込まれた後に、右中間へライナーで運び、無死一三塁。ここで4番・稲葉。稲葉ジャンプがスタジアムを揺らした直後の初球、甘いボールを見逃さずに見事なセンター返し。サードランナー・直人が生還し、同点に追いつきます。
しかし、なおも続く無死一二塁のチャンスに、5番・スレッジがファーストゴロ併殺に倒れ、続く小谷野も凡退で、同点どまり。一気に畳み掛けることができません。
スウィーニーは、8回表に1番・福地を内野安打で出します。しかし、続く宮本の打席で盗塁を試みた福地を、鶴岡が好送球で刺し、ピンチの芽を摘み取ります。
スウィーニーはこの回で降板。来日以来最長の8回を投げ、114球3安打1失点という素晴らしい内容でした。これで先発投手は3試合連続で1失点。ダルビッシュ、多田野、スウィーニーの3人が、抜群の安定感を発揮しています。今や「三本柱」と呼んでもよさそうです。
9回表のマウンドに上がったのは武田久。久は、青木、畠山、ユウイチというヤクルトの中軸を3人でピシャリと抑えます。その裏、今やヤクルトの中継ぎエースとなった押本が、札幌ドーム凱旋のマウンドへ。ファイターズは1番から始まる好打順でしたが、こちらも三者凡退に抑えられます。延長に入り、久は10回も続投。ヤクルト打線を完全に封じ込めます。
そして、迎えた10回裏。マウンドにはこの回からヤクルトのリリーフエース・林昌勇が上がっています。まずは先頭の稲葉が二遊間をゴロで破るセンター前ヒットで出塁。稲葉はこれで今日猛打賞です。続くスレッジの当たりは、レフトとサードの間にフラフラっとあがりますが、これを三塁手と左翼手が交錯して落球。無死一二塁とチャンスが広がります。
ここで打席には、先日もスクイズを失敗するなど、バントにはいいイメージのない小谷野。かなり心配だったのですが、ここは小谷野、三塁線の絶妙なところに転がします。このバント処理に一瞬手間取ったために、送球が遅れてファーストもセーフ。無死満塁と絶好のサヨナラのチャンスとなります。
ここでベンチは代打・小田を送り込みます。先日は代打で巨人・クルーンからヒットを放っている小田。期待されたこの打席ですが、カウント2-1から、スライダーで空振り三振に討ち取られます。これで1死。続いては鶴岡に代わって代打・工藤。昨年、ソフトバンク・馬原から放ったサヨナラヒットを思い出します。しかし、カウント2-2から、工藤が放った当たりはボテボテのショートゴロ。サードランナー・稲葉がホームに突っ込みますが、ダッシュして捕球したショート・宮本が素早くバックホーム。間一髪でフォースアウト、2死となってしまいます。
そして、今日ここまでノーヒットのラストバッター・紺田が打席に入ります。カウント1-1からの3球目。林昌勇が投じたのはインローのストレート。紺田はこれを窮屈な体勢でからハーフスイング。「コン」という音と共に、ボールは後ろに転がっていきます。「ファウルか」と思った瞬間、キャッチャーはボールを追い、その間にサードランナーのスレッジがホームイン。ファイターズベンチからナインが飛び出し、歓喜の輪ができます。え?え?ファウルじゃなかったの?パスボール?バットじゃなくて膝のプロテクターに当たった音?
相手のミスに乗じて得点を挙げるのが得意なファイターズですが、パスボールでサヨナラというのはさすがに予想外でした。ヒーローなき終幕にややすっきりしない気分ですが、先発・スウィーニーと後を継いだ武田久の力投が無駄にならなかったのは、本当に良かったですね。
それにしても、ヤクルト戦では終盤に何かが起こりますね。先日の神宮でのゲームでも、平凡なフライをキャッチャーが落球したのをきっかけに決勝点が入りましたし、昨年の札幌ドームでのゲームでも、中嶋の放ったゴロがサードの悪送球を誘ってサヨナラということもありました。
しかし、ファイターズにも最近エラーが非常に多く出ていますし、これがいつ逆の結果になってもおかしくはありません。今日も、前の試合に続いて高口に悪送球が出てしまいました。ショートが陽仲寿から高口に代わり、これでやっと安心して見ていられると思っていたのですが、最近はそうも言ってられなくなってきました。高口には光るプレーも多いんですけどね。ともあれ、ミスでもらった勝利ですが、喜ぶばかりではなく、これを他山の石として気を引き締めてもらいたいですね。
今日はデーゲームで阪神がロッテに敗れたため、ファイターズは再び交流戦の首位に立ちました!そして、パリーグ首位の西武も敗れたので、こちらはゲーム差を3と縮めました。明日の先発は、このところ好投と乱調を交互に繰り返しているグリンです。順番で行けば次は好調の日。明日も勝って、久々のカード連勝といきたいですね。
