●今季最多15三振、序盤の失点が響きダルビッシュで痛い敗北
札幌ドーム18:00開始 観客数:23,870人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 広島 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 |
| ○勝利投手 | ルイス(8勝4負0S) | ||
| Sセーブ | 永川(2勝0負8S) | ||
| ●敗戦投手 | ダルビッシュ(6勝2負0S) | ||
| 本塁打 | --- |
開幕した当初は、24イニング連続無失点を記録するなど、手の付けられないような快投を演じていたダルビッシュ。しかし、ここ数試合は、ゲームは作るものの彼にしては物足りない投球が続いていました。疲労の影響などが心配されていたのですが、今日も広島に先手を許してしまいます。
2回表、2死二三塁。打席には7番の赤松。FAで阪神に移籍した新井の人的補償として、今年から広島のユニフォームを着ている選手です。ダルビッシュが投じたボールは、並み居る強打者を撫で斬りにしてきた伝家の宝刀ツーシーム。右打者のインコースに鋭く食い込んでくるこのボールを、赤松は上手く捉え、詰まりながらもレフト線へ落とします。二人の走者が相次いで生還。広島に先制点が入ります。
3回にはヒットの東出にワイルドピッチで三進を許すと、2死で迎えた4番・栗原の当たりは高く弾んだサードゴロ。しかし、この討ち取った当たりが内野安打となり、これで3点目。序盤、3回でダルビッシュが3失点するのは、今季初めてのことです。
「やはり、どこかおかしい」、疲労が溜まっているのか、何かが狂っているのか。しかし、弱冠21歳にして「日本のエース」と呼ばれる男は、そんなファンの心配を振り払うようなピッチングをここから見せてくれます。
4回以降はほぼ完璧。8回に東出に内野安打を打たれた以外は、一本のヒットも許しません。9回には栗原のピッチャー返しを腰に受けたにも関わらず、マウンドに立ち続け、9回121球を堂々と投げきりました。
しかし、序盤の3失点が、最後までチームに重くのしかかりました。好調の稀哲、信二を欠いた打線は、抜群の制球を誇る広島先発・ルイスの前に三振の山を築きます。常にストライクが先行し、ツーナッシングと追い込んでからも、遊び球を交えずに三球で勝負してくるルイスに、まるで早送りのようにファイターズの打者は討ち取られていきます。初回にチャンスを潰した後は、2回から6回までの5イニングで、1人のランナーも出すことができません。
7回裏に、紺田のバントヒットと賢介の左中間を破るツーベースでチャンスを作ると、このところ調子のいいスレッジの2点タイムリーで1点差に追いすがりますが、ファイターズの反撃もここまで。9回は広島の守護神・永川に抑えられて、ゲームセット。エースで痛い星を落としました。
打線はルイス-永川の前に、今季最多の15三振。特に4番の稲葉が4三振と、大ブレーキになってしまいました。稲葉が4三振なんて初めて見ましたね。まだ大臀筋の痛みが影響しているのでしょうか。心配なところです。
ルイスはセリーグ屈指の好投手ということで、苦戦は覚悟していましたが、予想を上回る見事な投球でした。左打者の内角に切れ込んでくるカットボールが冴えまくっていた上に、コントロールも抜群。稀哲、信二を欠く今の打線では、2点返せただけでも上出来なのかもしれません。
そんなルイス相手でしたが、中軸では、賢介が左中間を破るツーベース、スレッジが2点タイムリーと、なんとか意地を見せてくれました。そして、目立つ働きを見せてくれたのが、昨日に続いて2番に座った紺田。今日も一塁線を破るツーベースとセーフティーバントで2安打。連日のマルチヒットを記録しました。これまで代走や守備固めでの登場が多かったのですが、ここにきてレギュラーの座に向けて猛アピールです。沖縄でのキャンプでは、誰よりも多くバットを振ってきた紺田。その努力が実を結ぶ日は、そう遠くないかもしれませんね。
エースで敗れたのは確かに痛いのですが、相手投手のルイスが良すぎたこと、ダルも後半立ち直ったこと、2戦続けてリリーフ投手が休めたことなどを思えば、それほど後を引くようなゲームではないでしょう。
さて、これで交流戦も12試合を消化し、ちょうど折り返しとなります。ここまでファイターズは8勝4敗。ソフトバンク、楽天と並んで、首位に立っています。怪我人続出のチーム状況を考えれば、立派な成績と言えるでしょう。
交流戦後半はアウェイでのゲームが多くなります。チームの状態は相変わらず苦しいのですが、屋台骨を支える主力選手と、チャンスを与えられた若手選手が、力を合わせて乗り切ってもらいたいですね。
