○信二4安打!小谷野4打点!今季最多20安打で大勝!
札幌ドーム14:01開始 観客数:30,983人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 |
| 日本ハム | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 3 | 0 | X | 11 | 20 | 0 |
| ○勝利投手 | スウィーニー(4勝1負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 川井(1勝2負0S) | ||
| 本塁打 | 中日:和田6号(4回表ソロ) 日本ハム:高橋4号(1回裏2ラン) |
今季最多の20安打、11得点。先発のスウィーニーは7回4安打1失点。後を継いだ金森、宮本も無失点。もう、何も文句のつけようがない、「今季最高」と言っていいようなゲームでした。しかも、相手は昨年の日本シリーズで大敗を喫している中日だけに、ファイターズファンの笑いも止まりません。
昨日は川上憲伸の前にわずか3安打だったファイターズ打線ですが、今日はドラゴンズ先発・左腕の川井に初回から襲い掛かります。レフト前ヒットの小谷野を一塁に置いて、3番の賢介はセーフティー気味に送りバント。ランナーを二塁に進めて、打席には4番・稲葉。早くも稲葉ジャンプがスタジアムを揺らします。稲葉はこれに応えるように、一二塁間を破るタイムリーヒット!いきなり先制点を奪います。
しかも、初回の攻撃はこれで終わりませんでした。続く5番・信二。真ん中に入ってきたスローカーブをものの見事に捉え、力強く引っ張った打球は、レフトポール際に飛び込む2ランホームラン!3対0と、連勝中の勢いそのままに、初回からファイターズのペースに持ち込みます。
その後もファイターズ打線は攻撃の手を緩めません。1点を返された直後の4回裏には、二死一二塁から、小谷野が左中間を破る2点タイムリースリーベース!続く賢介も外角高めのストレートを左に弾き返し、レフトフェンス直撃のタイムリーツーベース。この回3点を追加します。さらに6回には小谷野の犠牲フライと賢介の一塁線を破るタイムリースリーベースで2点。7回にはスレッジの左中間へのタイムリーツーベース、稀哲のセンター前タイムリー、小谷野の犠牲フライで3点を追加。打ちも打ったり20安打、取りも取ったり11得点。「極貧」と呼ばれていたのがウソのような猛打を見せ付けました。
ファイターズ先発はスウィーニー。ローテーション通りだと左腕・藤井の予定だったのですが、ドラゴンズは右の巧打者・強打者が多いことや、藤井は次の対戦相手・巨人との相性がいいことを考慮して、スウィーニーを中5日のマウンドに上げたのでしょう。
今日のスウィーニーは、ボールが先行することが多く、たびたびスリーボールになる苦しいピッチング。しかし、要所は締めて、中日打線を和田のホームラン一本に抑えます。交流戦に入って以来、元気のない中日打線に助けられた部分もありますが、7回111球を投げて、7安打、2死球、1失点。今季最長のイニングを投げ、中継ぎ陣の負担を減らしたことも、大きく評価したいですね。今日の白星で、チームではダルビッシュに次ぐ4勝目。シーズン序盤は中継ぎ、非常事態には緊急先発、そして今日も前倒しで先発。イヤな顔一つ見せず、献身的にチームに尽くすスウィーニー。首脳陣にとってこんなありがたい投手はいないでしょう。いまやチームになくてはならない貴重な存在です。
8回は、今季初登板の金森が久々に札幌ドームのマウンドへ。ストレートは最速で141kmと、昨年よりも球速が落ちていたのですが、カーブ、スライダー、フォークを交えてテンポ良く投げ込み、代打・井上、1番・荒木、2番・井端を三者凡退に斬って取りました。大きく点差の開いた場面とはいえ、上々の初登板です。昨年の、若さを全面に押し出すような力強い投球から、少しまとまった丁寧なピッチングになったかな?という印象を受けましたね。接戦が多いファイターズの、中盤を支える貴重な戦力となってもらいたいですね。期待しています。
9回のマウンドは左腕の宮本。右の強打者が3人続くという、左投手にとっては気の毒な場面での登板でした。しかし、1死からウッズにセンター前ヒットを打たれたものの、続く和田はショートゴロ。飯山の好守もあってこれをダブルプレーに仕留めてゲームセット。同じ左投手として、1年後輩の宮西に一歩遅れを取っている宮本ですが、球界屈指の破壊力を持つドラゴンズのクリーンナップを討ち取ったことで、自信をつけてくれるといいですね。
打線の爆発とスウィーニーの力投により、中継ぎの宮西、建山、そして「臨時クローザー」の武田久を休ませることができたのはありがたいですね。特に久はここまで年間70試合ペースと、オーバーワークが心配されています。今日も接戦になっていれば、久の投入もやむを得なかったでしょうから、打撃陣は単に勝利を呼び寄せる以上の働きをしたと言えるでしょう。
特に光ったのは4安打2打点1本塁打の信二と、2安打2犠飛4打点の小谷野ですね。信二は先制点を取った直後、完璧な一発をレフトスタンドに放り込み、初回からファイターズへの流れを決定的なものにしました。その後もヒットを重ねて4安打、打率も2割9分にまで上げてきました。もう、胸の故障は完全に心配ないようですね。
そして、今日の試合で事実上勝敗を決定付けたのが、小谷野のバットでした。4回裏、2死一二塁のチャンス。ここで、中日のピッチャーは先発の川井から、朝倉に代わりました。2点差と迫られたこの回、どうしても追加点が欲しいところ。小谷野は朝倉のインコースへのシュートを弾き返すと、打球は左中間を深々と破ります。ランナーが相次いで生還。小谷野も全身で気迫を表現するかのように、サードへヘッドスライディング。2点タイムリースリーベースで5対1。2点差とされて流れがどう転ぶかわからなくなった局面での追加点。非常に大きな一打でした。さらに、その後の2打席でも、ランナー三塁の場面で、きっちりフライを外野まで運び、サードランナーを迎え入れました。未だ打率1割台と調子に乗り切れない小谷野ですが、昨年ブレイクしたこの交流戦をきっかけに、再び飛躍してもらいたいですね。
今日は打撃陣全体で20安打。今季わずか1安打だった飯山や、一軍再昇格したばかりのルーキー村田にまでヒットが出ました。そんな中、スタメン出場した選手の中で陽仲寿だけがノーヒット。陽はこのところ、守備でもバッティングでも、精彩を欠くプレーが目立ちます。ここ6試合で16打数1安打、打率も.186と低迷しています。特に目を覆いたくなったのは、今日の第3打席。1死一塁の場面で、ベンチのサインはエンドラン。しかし、陽はピッチャー朝倉の投じた真ん中高めのシュートを空振り。もちろん、スタートを切っていたファーストランナーの信二はセカンドで憤死。その後、ヒットを放っていれば、多少なりとも汚名を返上できたのですが、結局空振りの三振。悪い心象のみを残す結果となってしまいました。どうもこのところ、スウィングが雑になってきたようにも思います。多くのチャンスを与えられながらも、結果が出ない焦りもあるのでしょうか?期待も大きいだけに心配です。
さて、これでチームは5連勝。交流戦も4戦全勝と、昨年同様の快進撃を予感させるような滑り出しを切りました。まあ、まだこういうことは早いとは思うんですが、交流戦の順位も単独の首位です。特にこのところ打線が好調で頼もしい限り。チーム打率も.239に急上昇です。どうも貧打に慣れてしまっている身としては、「打ちまくるファイターズ」というのも落ち着かないのですが、いつまでも投手陣に負担をかけ続けるわけにもいきませんしね。
明日からは東京ドームで、巨人との2連戦。初戦の先発はおそらく藤井でしょう。これまでも、散々ファイターズ打線には見殺されてきた藤井。「大量得点の翌日は・・・」のジンクスが発動しないことを祈りましょう。
