○決勝打は内野ゴロ!ファイターズ野球で終盤に逆転!
札幌ドーム18:00開始 観客数:20,271人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 横浜 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 10 | 1 |
| 日本ハム | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 4 | 8 | 0 |
| ○勝利投手 | 星野(2勝1負0S) | ||
| Sセーブ | 武田久(2勝2負3S) | ||
| ●敗戦投手 | 三浦(2勝5負0S) | ||
| 本塁打 | 横浜:内川3号(8回表ソロ) |
終盤の粘りで逆転。ファイターズらしい野球で交流戦最初のカードを連勝で飾りました。
2対2で迎えた8回表。ここまでまだ88球と、球数に余裕のあったファイターズ先発のダルビッシュ。この回も当然マウンドへ上がるだろうと思っていたのですが、梨田監督は主審にピッチャーの交代を告げます。
確かに今日のダルビッシュは良くありませんでした。特にストレートの制球に苦しみます。逆球が多く、なかなか鶴岡の構えたところに決まりません。3回と6回には、らしくない連打を許し2点を失います。
しかし、悪いとはいえ、7回2失点、球数も100球未満ですから、普通だと続投のケース。「ダルにアクシデントでもあったのか?」、「この先の投手は大丈夫なのか?」と二重の不安が交錯します。
代わってマウンドに上がったのは、このところ安定感を欠く投球が続いている星野。しかも、この回の先頭バッターは、6試合連続マルチヒット中と、神がかり的に当たりまくっている内川です。バッテリーは2球で簡単にツーストライクと追い込みますが、そこから粘られてカウントは2-3。そして、11球目に投じた甘いシュートを完璧に捉えられた当たりは、低いライナーで左中間へ。「フェンス直撃か?」と思われた強烈な打球は、フェンスの手前でも全く失速することなく、一直線にスタンドに突き刺さります。3対2。エースの降板で感じた不安は、早々に現実のものとなってしまいました。
しかし、諦めの悪いのが今のファイターズ打線。8回裏。横浜先発のエース「ハマの番長」三浦大輔は、この回も続投です。ファイターズは打順良く先頭の稀哲から。昨日から8打席連続出塁中の稀哲が塁に出て、直人が送りバント、そして賢介、稲葉に繋げる。これがファイターズファンの思い描いていたシナリオでしょう。しかし、稀哲はショートゴロに倒れて1アウト。
1番稀哲、3番賢介という今の打線では、どうしても打力の劣る打者を2番に置かざるを得ず、稀哲が凡退してしまうと、得点の可能性は大幅に低くなってしまいます。今日の2番は打率1割台の直人。「厳しいかな・・・」、そう思いかけたそのとき、鋭いライナーがセンター前へ一閃。1死から同点のランナーが出ました。直人、信じてなくてゴメン。
続く3番賢介。高めのストレートを引っ張った強い当たりが、ファースト内川のミットを弾きます。記録はエラーですが、ヒットと言ってもいいくらいの当たり。1死一二塁。想像していたシナリオとは違ったけれど、稲葉の前にお膳立てを整えます。
そして、4番稲葉。カウント2-1と追い込まれてから、インローの厳しいコースへのスライダー。これを、稲葉らしい鋭い体の回転で捉えると、打球は一二塁間を抜けていきます。タイムリーヒット!3対3、同点に追いつきます。粘りの投球を続けてきた三浦はここで降板。そして、代わった左の吉見から、スレッジは四球を選んで1死満塁。
ファイターズベンチは、6番小田のところで、代打信二を送り込みます。横浜もピッチャーを新外国人のヒューズに交代。ファイターズ押せ押せムードの中、カウント2-3から信二が放った打球はショートへのゴロ。あわやゲッツーかという当たりでしたが、信二は必死に走り、一塁は間一髪セーフ。その間にサードランナー賢介が生還!ファイターズらしい形で、4対3と逆転に成功します。
こうなったら、9回表は、「臨時ストッパー」武田久の登場。横浜は8番から始まる下位打線とはいえ、相川、石井琢朗と、油断のできない打者が続きます。このところ疲労の影響があったのか、何度か不安定なピッチングを見せていた久ですが、今日はボールを低めに集め、全く危なげのない投球。2三振を含む三者凡退で、ゲームの幕を下ろしました。
7回までで降板したダルビッシュですが、試合前から腰の張りを訴えていたようで、大事をとっての交代ということらしいですね。本人も監督も、次回の登板には影響ないと話しているそうですが、少し心配です。
ダルビッシュの先発した試合は、これで10戦9勝と、抜群の勝率です。それなのにダルビッシュ本人の勝ち星は5勝のみと、やや不運なところがありますね。本来なら、ハーラーダービーのトップを独走していてもおかしくないのですが。ダルビッシュが降板してから、打線が奮起するというケースが目立ちますね。これも「エースが登板した試合で負けるわけにはいかない!」という気持ちの表れなのでしょうか?
そのダルビッシュの後を継いだ投手ですが、星野は心配したとおり失点。その後逆転して、タナボタで勝ち投手となったのですが、それに相応しくないのは本人も良くわかっているはず。次回は、この転がり込んできた1勝分に値するような投球を見せてもらいたいですね。
お見事だったのは、9回を三者凡退で締めた武田久。マイケルが離脱してから、これで3試合連続のセーブ。守護神不在を埋める素晴らしい働きです。それにしても、相変わらず勝つ試合は接戦ばかり。しかも、前を務める投手が不安定で、久が8回からマウンドに登ることもあります。今でもかなりの疲労感を抱えているはずなのに、久への負担は増すばかり。「鉄腕」と呼ばれようとも、久とて生身の人間です。梨田監督や吉井コーチには、目先の勝利のみに捕らわれることなく、慎重な起用をお願いしたいところです。
打つほうでの殊勲者は、なんと言っても直人でしょう。3回には無死一二塁で送りバントをキッチリ決め、逆転を呼び込むと、1点をリードされた8回には、反撃の口火を切るセンター前ヒット。稀哲が倒れた後のこの一打は本当に大きかった。1番が出れば繋ぎ、1番が凡退したら自らが塁に出る。2番打者として理想の働きを見せてくれましたね。相手投手が右のときは、しばらくは2番で起用されそうです。
一方で深刻なのが工藤。今日も4打数ノーヒット2三振。全くいいところがありませんでした。結果を残せていないだけではなく、打席の内容も非常に悪いです。持ち味の似ているルーキー村田が、ファームで打率.313、盗塁13と活躍しているので、いつ交代の声がかかってもおかしくはない状況。そう言えば、昨年、工藤が一気にブレイクしたのも、この交流戦からでした。グラウンド狭しと躍動するニューヒーローの姿に、ファイターズファンは胸を躍らせたものです。そんな工藤が戻ってくることを、ずっと祈っているのですが。
さて、今年の交流戦も2連勝と好スタートを切ることができました。明日一日おいて、金曜日からは日本シリーズで屈辱を舐めさせられた中日との2連戦です。接戦を逆転で制したこの勢いで、戦いたいですね。

ヤクルトから福地1人に対し、須永、山本、坪井の1対3のトレードを行う手もある。ヤクルトは中継ぎ左腕投手不足で、日本ハムは攻撃力の強化という思惑が一致すればの話だが・・。
賢介と阪神平野との交換も面白いと思う。