○今季最多の16安打!10得点で大勝!多田野2勝目!
ヤフードーム18:01開始 観客数:30,948人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1 | 10 | 16 | 0 |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 8 | 0 |
| ○勝利投手 | 多田野(2勝0負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 大隣(3勝5負0S) | ||
| 本塁打 | ソフトバンク:松中8号(8回裏ソロ) |
9回裏、ツーアウトでランナー一塁。マウンド上にいるのは、久でもマイケルでもなく星野。最後の一球に松田のバットが空を切る。ゲームセット。
10対3。ファイターズにしては珍しい大勝に、大喜びしてもいいところなのですが、何だ?この物足りなさは?リーグ一の防御率を誇る投手陣と、得点力リーグ最下位の打線。この二つが重なれば、当然競ったゲームが多くなります。手に汗握る接戦の末に勝利を掴む。こんな緊張感溢れるゲームばかり見ていたためか、試合終盤に心拍数が上昇するような展開がないと、物足りなく感じる体質になってしまったようです。
まあ、それはいいとして、試合を振り返ってみます。2戦連続サヨナラ勝ちで勢いに乗りたいファイターズですが、今日から交流戦前最後のカード。相手はソフトバンクホークスです。
ソフトバンク先発は2年目の左腕大隣。本来のローテーションならパウエルが来るはずだったのだけど、ファイターズ打線と左腕との相性を考えて、入れ替えてきたらしいですね。確かにこれは賢明な作戦。ファイターズ打線は左投手に極端に弱い上に、この大隣に対しては、前回対戦時に2安打完封と、完璧に抑えこまれています。
初回、ファイターズの攻撃は、稀哲、高口が簡単に討ち取られてあっさりとツーアウト。しかし、賢介がレフト線にポトリと落ちるツーベースを放つと、今日も4番に座る高橋信二がセンター前に弾き返し、早々と1点を先制します。ファイターズ打線の勢いは止まりません。続くスレッジが一二塁間を破れば、小谷野はレフト前へのヒットで2点目。さらに、陽仲寿がうまい右打ちでライト前ヒット、とどめは鵜久森のセンター前ヒットで、さらに2点を追加。前回、屈辱の完封を喫した大隣から、怒涛の6連打で4得点。2日連続サヨナラ劇の勢いそのままに、初回からビッグイニングを作りました。
序盤に大量点を奪うと、その後淡白になりがちなファイターズ打線ですが、今日は一味違います。5回には小谷野、陽の連打で1点を追加。6回にも無死満塁から信二の犠牲フライで、さらに1点。8回には稲葉の押し出しの四球と、紺田の2点タイムリーで3点。9回にも、賢介の内野ゴロの間に一点。「極貧」と呼ばれた打線が打ちも打ったり16安打10得点。16安打は今季最多です。
稲葉が臀部の張りでスタメン出場できず、得点力はさらに低下するかと悲観していたのに、この結果。誰かが抜ければ、他の全員が力を合わせて、欠けた部分をカバーする。素晴らしいチームワーク。これぞファイターズの野球ですね。
打線の大量点にも助けられ、ファイターズ先発の多田野は6回途中2失点で勝ち投手となります。打者の手元で微妙に揺れるストレートや、タイミングを外すスローボール。緩急自在の投球で、ソフトバンク打線を翻弄します。先日の楽天戦と比べれば、コントロールに苦しみ、カウントを悪くするシーンが目立ちましたが、それでも今日も無四球と、勝負どころでの制球は光りました。西武追撃に向けて、強い戦力となってくれそうですね。
ただし、課題も浮き彫りとなりました。ランナーを出したシーンでは、セットポジションが静止していないと判断され、3度もボークを取られてしまいます。ボークに対して世界一厳しいと言われる日本の審判。メジャー育ちの多田野にとっては戸惑うところでしょう。幸い大差の開いた今日のゲーム展開では致命傷とはならず、修正する機会を得られたということでラッキーだったかもしれません。
6回途中からは多田野の後を継いで宮西が登板、ピンチを切り抜けると、7回も三者凡退で切り抜け、昨日のタイムリーボークの汚名を返上・・・したかに見えましたが、8回も続投し、松中にど真ん中に入ったストレートをライトスタンドに叩き込まれてしまいます。試合の大勢には全く影響ないものの、左打者を抑えることがなによりの「使命」である宮西にとっては、反省すべき一発でしたね。まあ、それ以前に8回も続投させたのが謎なのですが。7点差もあったんだから、宮本でも良かったんじゃないかな?
さて、チームはこれで3連勝。首位西武が敗れたため、ゲーム差は1つ縮まって5となりました。明日の両軍の先発投手は、ファイターズが藤井、ソフトバンクが杉内。先週の函館でのゲームと同じ顔合わせです。そのときは、両者共に素晴らしいピッチングを披露。初回の1点を守って杉内が完封、藤井は力投虚しく見殺しという結果となってしまいました。明日こそは上り調子の打線が杉内を攻略してもらいたいところですが、「大量得点の次の試合は点が取れない」、このジンクスが発動しないことを祈ります。
