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○シーソーゲームの結末は連夜のサヨナラ劇!

2008年05月15日(木) 日本ハム VS ロッテ 12回戦
東京ドーム18:00開始  観客数:17,368人
  123456789
ロッテ 010012010 590
日本ハム 010020021X 6110
○勝利投手 建山(1勝0負0S)
Sセーブ
●敗戦投手 アブレイユ(1勝1負0S)
本塁打 ロッテ:西岡4号(5回表ソロ)
日本ハム:鶴岡1号(5回裏2ラン)

この2戦、両チーム合わせて5度の逆転。なんと言おうか、ファイターズファンであるというのは本当に疲れるな、ってのを、つくづく思い知らされた2日間でした。でも、二夜連続のサヨナラ劇は、ドキドキするような緊張感を、心地よい疲労感に変えてくれましたね。

試合前、スタメンオーダーの発表。「あれ?左の成瀬なのに2番工藤?ああーっ!稲葉がいない!」。やはり、昨日の臀部の張りが良くないようで、稲葉がスタメンから外れていました。ただでさえ頼りない打線から、一番頼りになる男が抜けるなんて。スタメンの打率を見てみると、工藤、小谷野、陽と1割台のバッターが3人、鶴岡も2割ちょい、さらに8番レフトに入る鵜久森はこれがスタメン2試合目。「これで成瀬と戦えってか?」と、試合前から投げやりになりたくなるようなオーダー。

いやいや、悲惨なのはファイターズ打線の打率だけじゃない。ロッテのクリーンナップを見てみる。3番福浦.219、4番ズレータ.211、5番ベニー.250。左の光夫が相手だからか、チーム最多打点で昨日ホームランを放っている大松がいないし、一昨日2打点のオーティズもいない。バレンタインさん、それでいいの?

ただ、双方の先発投手を考えれば、ファイターズが光夫(防御率6点台)でロッテは成瀬(防御率1点台)。普通にやれば、普通に負けそうな試合。でも、野球は何があるかわからないってことを、まさに昨日の試合が見せてくれたばかり。そして、今日も信じられないようなことが起こりました。

ファイターズ先発の光夫は、相変わらず見ているファンをハラハラさせっぱなしのピッチング。ストレートの球威はあるんだけど、変化球のコントロールが効きません。2回に2つの四球などで1死満塁とすると、西岡に犠牲フライを打たれ、先制点を与えてしまいます。しかし、続く大塚は見逃しの三振に斬って取り、ここはなんとか1点で凌ぎます。ゲームが壊れてもおかしくはない状況で、よく踏ん張りました。

その裏、ファイターズの攻撃。久しぶりに4番に座った信二が、成瀬から左中間を破るツーベースを放ち、無死二塁。スレッジは外角の変化球を引っ掛けるという得意の当たりで進塁打。1死三塁で、6番小谷野は外角のストレートを逆らわず右に弾き返し、ライト前へのタイムリーヒット!昨日の殊勲者二人の活躍であっさり同点に追いつきます。おお!この打線で成瀬から早々と1点を奪った!

同点に追いついてもらったものの、光夫はやっぱり落ち着いて見てられないような投球。3回4回もランナーを出しますが、なんとか無失点に抑えます。しかし5回。先頭の西岡にカウント2-3から投じた高めのストレートを、ライトスタンドへと運ばれて、1対2。再びリードを奪われます。

光夫を見ていると「ストライクを取るのって、なんて難しいんだろう」と思う一方で、成瀬を見ていると「ストライクって簡単に取れるんだな」なんて思ってしまいます。そんな常にストライク先行の投球を続ける成瀬ですが、今日はやや制球が甘く、しばしば打ち頃のボールは来ていました。

そして5回裏。先日の対戦で成瀬からホームランを放っている陽仲寿が、二遊間を破るセンター前ヒットで出塁。続く鵜久森は初球をキッチリ送りバント。よしよし、長打力を期待されている鵜久森だけど、こういうプレーを確実にこなすことも大切。1死二塁。ここで打席に入るのは鶴岡。2球目の低めに沈むチェンジアップを捉えた打球は、ライナーとなって右中間へ一直線。これが、そのままマリーンズサポーターで埋まるレフトスタンド最前列に突き刺さります。え!?アレがホームランになるのか!?という東京ドームならではの、驚きの2ランホームラン!!先日パパになったばかりの鶴岡が、貴重な逆転の一発を放ちました!いや、今年は本当にビックリするような人がビックリするようなシーンでホームランを打つことが多いですね。

思わぬところで勝ち投手の権利を得た光夫ですが、5回までで降板。6回からはモジャパー星野がマウンドへ上がります。ところが、この星野が誤算。ワンアウトから、根元、今江、金沢に三連打を浴びて同点。あっという間に光夫の勝ち星を消してしまいます。

2死まではこぎつけますが、ここで昨日ホームランを放っている大松が代打で登場。ファイターズベンチも動き、星野に代えて、左の宮西をマウンドへ送ります。ところがところが、この宮西、投球動作中にすっころんでしまい、これがボークで3塁ランナーがホームイン。まさかの珍プレーで逆転されてしまいます。昨日から「野球は何が起こるかわからない」と散々思ってきましたが、こんな形で逆転されるとは、これはさすがに想像の範疇を超えていました。

8回表には、坂元弥太郎が登板。しかし、死球、四球、送りバント、内野ゴロで、ヒットを一本も打たれていないのに、1点を失ってしまいます。やはり、まだ厳しい場面では使ってはいけない投手のようです。

しかし、今のファイターズには粘りがあります。8回裏。疲れの見える成瀬から、鶴岡、稀哲が連続ヒット。そして、今日ノーヒットの工藤ですが、ここはキッチリ送りバントを決めて1死二三塁、一打同点のチャンスを作ります。ここで3番賢介を迎えるところで、ついに成瀬は降板。昨日も賢介と対峙し、ヒットを打たれている川崎がマウンドに上がります。しかし、川崎は今日も制球が定まらず、賢介は四球を選んで1死満塁。ロッテベンチは、アブレイユをマウンドへ送ります。ここで4番信二、カウント2-0と追い込まれてから、外角高めのストレートをバットの先でセンター前へ。二人のランナーが相次いでホームインし、またも同点に追いつきます。

こうなれば、流れは完全にファイターズのもの。9回表は建山が、ランナーを出すもののズレータを併殺に討ち取り三人で抑えます。そして9回裏、1死から小山が四球で出塁。打席には途中出場の紺田。カウント2-1から、ベンチのサインはエンドラン。紺田はアブレイユが投じた152kmのストレートを、力負けせずに弾き返し、センター前へ。1死一三塁と、チャンスを大きく広げます。しかし、紺田が空振りする確率を考えれば、ベンチもよくエンドランのサインなんて出したなあ。一歩間違えれば、三振ゲッツーで一瞬にしてチャンスが潰えるところなのに。梨田監督も勝負師です。

ここでバッターは稀哲。サヨナラを期待するチャンステーマが鳴り響く中、稀哲の放った当たりはセカンドへのボテボテのゴロ。しかし、サードランナー小山が好スタート。送球をあせる二塁手根元はボールを掴むことができず、小山はサヨナラのホームに滑り込みます!二夜連続のサヨナラ勝利!

二転三転の好ゲームを、最後に制したのは今日もファイターズでした。いや、まさか稲葉のいない打線が、成瀬を攻略するとは、正直思ってもみませんでしたよ。2回5回8回と、全て点を取られた後にすぐ得点し、相手にゲームの主導権を渡さなかったのが、大きかったですね。そして、昨日今日とサヨナラ打がヒットではなかったというのも実にファイターズらしいところです。

このところ、また貧打に逆戻りしていたファイターズ打線ですが、この2試合は連続して二桁安打。特に陽、鶴岡、小谷野といった下位打線の活躍が光っています。早くも第二次上昇期がやってきたか?と期待させるものがあります。

先発の光夫は、5回を6安打3四球2失点。制球の悪さは相変わらずで、ロッテ打線の拙攻に助けられた部分も大いにあります。彼の持つポテンシャルを考えれば、不満の残るピッチングでしたが、ゲームは作ったということで、一応合格点を与えてもいいでしょう。

問題は中継ぎ陣です。星野は逆転した直後に3連打で失点、宮西はタイムリーボーク、弥太郎はノーヒットで失点と、反省すべきところばかり。若い3人が不甲斐ない姿を見せた中、9回に登板した建山の老獪な投球は輝いて見えました。建山はこれで14試合無失点。日に日にベテランの存在感は増してきています。

今季初の東京ドームでのカード、ロッテとの3連戦を2勝1敗と勝ち越すことができました。次は交流戦前最後のカード、福岡でのソフトバンク戦です。大隣、杉内と、今季すでに完封を喫している左腕が二人待ち構えていますが、2試合連続サヨナラ勝ちの勢いをもって、戦いたいところですね。


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コメント
ロッテはヤクルトから五十嵐亮太を獲り、浅間、古谷、柳田の3投手と交換トレードを行うべきではないでしょうか?
ロッテはクローザーが欲しいのと中継ぎ左腕投手不足のヤクルトとの思惑が一致?
横浜とのトレード
  ロッテ    横浜
 成瀬、荻野⇔那須野、横山
成瀬は地元横浜出身である程度計算できる投手で、横山はかつて日本ハムでクローザーを努めた経験があるから?双方とも、投手力強化をめざしている。
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  • 名前:雄介
  • 棲家:北海道旭川

パリーグ順位表

チーム試合引分勝率
西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

2008年10月12日現在

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