○ようやく連敗ストップ!宮西プロ初勝利!
函館13:01開始 観客数:17,919人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 1 |
| 日本ハム | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 4 | 6 | 1 |
| ○勝利投手 | 宮西(1勝2負0S) | ||
| Sセーブ | MICHEAL(1勝0負10S) | ||
| ●敗戦投手 | 久米(3勝1負1S) | ||
| 本塁打 | ソフトバンク:小久保8号(4回表ソロ)柴原2号(4回表ソロ) 日本ハム:小田2号(2回裏3ラン) |
守りのミス、走塁ミス、バッテリーミスと、双方ミス多発の試合でしたが、そのミスを突いて終盤に得点を奪ったファイターズが、久-マイケルと繋ぐ「勝利の方程式」で、最少得点差を守りきり、勝利を収めました。
明暗を分けたのは、二つのショートへのゴロでした。6回表、5回までに3点を失っていたスウィーニーがこの回も続投。しかし、前の打席でホームランを放っている柴原に、センター前へのクリーンヒットを放たれて、ノーアウトのランナーを背負います。続く松田は、初球を送りバントで1死二塁。得点圏にランナーを進められます。次の小斉はファウルフライに討ち取りますが、続く森本にはストレートの四球。2死一二塁のピンチで、迎えるのはラストバッターの的山。
スウィーニーの投じた95球目のストレート。的山の放った打球は、ピッチャーの足元を抜けて二遊間を破ろうかという当たり。これをショート・陽仲寿が回り込んでキャッチすると、難しい体勢からファーストへストライク送球。これまでたびたびマズイ守備で投手の足を引っ張ってきた陽が、ナイスプレイでピンチを救いました。
そして7回裏。この回からマウンドにはルーキーの久米が上がっています。簡単に2死を取られた後、今日9番でスタメン出場の三木が、外角のストレートを逆らわず流し打ってレフト前ヒット。そして、打順は先頭にかえり、稀哲が打席に入ります。
ここで、三木の脚を警戒したのか、久米は鋭い牽制球をファーストへ。これを一塁手・小久保が捕球できず、ボールを後ろにそらす間にランナーは二塁へ。さらに、稀哲への3球目。外角のスライダーがワンバウンドし、これがワイルドピッチに。ソフトバンクの二つのミスにより、労せずしてランナーを三塁へ進めます。
そして、稀哲は4球目のスライダーを引っ張り、打球は三遊間へのゴロ。ショート名手川崎、打球に追いついたものの、ボールは差し出したグラブの下を抜けていきます。サードから三木がホームイン。結局、これが決勝点となります。稀哲の当たりは決して良くはなく、川崎ならば取っていてもおかしくはない打球でした。
片や打球を処理するたびにファンの肝を冷やす陽仲寿。片や2度のゴールデングラブを受賞している名手・川崎。遊撃手としての評価は正反対の二人が、勝負どころで見せたそれぞれのプレー。これが、試合の流れを大きく左右することとなりましたね。
ファイターズ先発のスウィーニーは、6回を7安打3失点。先発投手としての役割を果たしてくれました。しかし、3点を先制してもらいながら、その後小久保、柴原のホームランと、松中のタイムリーで同点に追いつかれ、やや後味の悪さを残してしまいました。それでも、本来の予定ではなかった中5日の登板でありながら、ゲームを作ってくれただけでも充分評価に値する働きでしょう。
投手では、スウィーニーの後を継いだ、宮西、武田久、マイケルが、それぞれ好投。危なげのない継投で、劇場の幕を上げることなく、1点を守り抜きました。
ここのところ登板するたびにピンチを招いていた久は、今日は2死からランナーを1人出しただけ。続く打者は討ち取り、無失点で切り抜けてくれました。そして、久々の登板となったマイケルは、大村、本間を空振りの三振、最後の打者川崎は1球でショートゴロに仕留めるという、完璧過ぎる締めくくり。今日も制球、変化球のキレ、ストレートの勢い、全てにおいて素晴らしく、1点差でも見ていて安心感のある投球でした。
さらに「天晴れ」の一言を贈りたいのは、7回に登板したルーキー左腕宮西。川崎、長谷川、松中と続く3人の左打者を三者凡退に斬って取り、ややソフトバンクよりに傾いていた流れを引き戻す好投を演じてくれました。もう左打者相手なら、かなり厳しい場面でも、信頼してマウンドに送り出せますね。そして、その裏に決勝点が入ったために宮西に勝ち星がつき、これがプロ初勝利となりました。おめでとう!
一方の打線ですが、4点は奪ったものの、今日もわずか6安打。得点圏にランナーを進めながらもタイムリーが出なかったことが3度、盗塁死が2度、無死でのランナーを全く進められなかったことが1度と、攻めのマズさも目立ちます。特に、ゴールデンウィーク中は絶好調だった、稲葉、スレッジの当たりが完全に止まってしまったのが心配です。
しかし、そんな中で光る働きを見せたのが、今日6番でスタメン出場の小田です。2回裏、ピッチャーはルーキー大場。無死ランナー一二塁で、カウント0-2からの内角のストレート。小田はこれを鋭く振り抜き、打球はライトスタンドへと一直線に飛び込む先制の3ランホームラン。小田はこれで6試合連続ヒット。しかも、その6試合の間に7打点、さらに得点圏打率は6割と、勝負強さも遺憾なく発揮しています。本当に頼りになる男が帰ってきましたね。そろそろ左投手のときにも、起用してみてもいいように思うのですが。
さて、この函館での2連戦は1勝1敗の五分に終わり、連敗も5でストップ。今日は楽天も敗れたため、一日で2位の座を奪い返しました。トンネルは抜けたものの、決してチーム状況はいいとは言えません。しかし、リリーフ陣の好投、陽、三木、小田の活躍、小谷野の復帰など、明るい材料も見えています。
来週は、交流戦前最後の6連戦。週の前半は東京ドームでロッテと、後半は福岡でまたもソフトバンクとの対戦となります。首位を快走する西武との差を、これ以上広げられないよう、なんとか喰らいついていきたいですね。
