●西武の一発攻勢に6点差を守れず逆転負け
西武ドーム14:00開始 観客数:34,783人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 0 |
| 西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 3 | X | 8 | 8 | 2 |
| ○勝利投手 | 小野寺(2勝2負0S) | ||
| Sセーブ | グラマン(1勝0負8S) | ||
| ●敗戦投手 | 武田久(2勝2負0S) | ||
| 本塁打 | 西武:細川5号(5回裏満塁)中島8号(6回裏ソロ)G.G.佐藤9号(8回裏2ラン) |
今日から首位西武との直接対決3連戦。大事なその初戦は、6点差をひっくり返されるという、今季最もショッキングな敗戦となってしまいました。
昨日は楽天マー君の前に1点に抑え込まれた打線ですが、今日は依然好調さをキープしているところを見せてくれました。初回、制球の定まらない西武先発のキニーから、エラーがらみで3点を奪うと、5回にも大沼から、スレッジ、小田の連続タイムリー、鶴岡の犠牲フライで、さらに3点を追加。この時点で6-0と大きなリードを奪います。
先発のスウィーニーも素晴らしい立ち上がり。強力な西武打線を4回までノーヒットに抑えます。ストレートが面白いように低めのコーナーに決まり、変化球のキレも抜群。昨年来日して以来、一番の出来だったと思います。
この時点でほとんどファイターズの勝利を確信して疑わなかったのですが、何があるのかわからないのが野球の恐ろしいところ。
5回裏。ここまでテンポよく投げてきたスウィーニーですが、先頭のGG佐藤に低めのチェンジアップをセンター前に弾き返され、この日初ヒットを許すと、続くおかわり君には四球、そして石井義にはライト前ヒットを打たれ、無死満塁のピンチを招いてしまいます。
ここでバッターはズンドコ細川。昨年は、規定打席以上の打者で最低の打率だったのに、ファイターズ戦になると何故か打ちまくったイヤな相手。スウィーニーは1ボールからスライダーを投じますが、これが高めに浮いてしまいます。この甘いボールを細川は思い切り引っ張りると、打球はレフトスタンドへと飛び込んでいきます。まさかのグランドスラム。これで楽勝ムードも一気に吹き飛び、6-4と2点差に詰め寄られます。
そして6回裏には、今日復帰したばかりの3番中島に、インハイのストレートをまたしてもレフトスタンドに持っていかれます。これで1点差。もう、リードしているという気分は完全に消え失せました。
僅差に詰め寄られて、追加点が欲しいところだったのですが、打線は6回7回8回と、得点圏にランナーを進めながらも、あと一本が出ません。
7回裏はスウィーニーに代わった建山が下位打線を3人でピシャリと抑えてくれましたが、続く8回。ここは「勝利の方程式」として当然、武田久がマウンドへ上がります。シーズン始まった当初だったら、1点差とはいえ久が出てくれば、ある程度安心して見ていられたのですが、ここのところ久の調子がよくありません。2球で勝利投手となったオリックス戦以外は、10試合連続でランナーを背負う苦しいピッッチングが続いています。
西武は1番片岡からの好打順。「3人で終わることはないだろうな」とは思っていましたが、いきなり片岡にショートへの内野安打を打たれます。一番イヤな打者を出してしまいました。続く栗山は送りバントで1死二塁。ここで今日ホームランを放っている中島。2-2から最後はフォークで空振りの三振。なんとか2死までこぎつけます。そして迎えるバッターは現在本塁打王の4番ブラゼル。2球目のスライダーを詰まらせますが、力でセンター前まで持っていかれます。二塁ランナー片岡がホームインして、ついに同点。
二週続けてスウィーニーの勝ち星を消してしまった久。ここで集中力を切らしてしまったのか、続くGG佐藤への初球、何かに魅入られたようにストレートが高めに行ってしまいます。GGはこれを見逃さず捉えると、打球は高々と舞い上がり、バックスクリーン右へと飛び込みます。ファイターズの誇る「勝利の方程式」が西武打線に打ち砕かれた瞬間でした。
ここまでのファイターズの負けパターンとしては、貧打線が相手投手に封じ込められるということが多かったのですが、打線が3点以上取っての敗戦は、これが今季初めて。そして勝ちパターンとして、久を投入して、逆転を許したのも今季初めてのこと。
6点という大差をひっくり返されたことは、もちろんショックです。しかし、それ以上に不安を覚えたのは、勝ちパターンを崩されて、今シーズンこれまでになかった形で敗れたということ。特に心配なのが、セットアッパー武田久の不調です。ここのところ出るたびに、ファイターズファンの寿命を縮めるような投球を見せています。やはり、この2年間フルに働いた疲労というのが、影響を与えているのでしょうか?しかし、勝ちパターンの要である久が安定してくれないと、今日のように勝てるゲームをいくつか落としてしまうことになりかねません。
一方、明るい材料としては、昨日マー君に抑え込まれて、「確変も終了か?」と心配された打線が、今日は二桁安打と依然好調をキープしていること。昨日は全く出塁できなかった稀哲、工藤の1、2番コンビが、5度出塁し、クリーンナップもそれぞれヒットを放ちました。加えて頼もしいのが、今日6番に座った小田が3安打2打点と活躍。これで信二が復活し、下位打線に厚みが出れば、打ち勝つ試合というのも多くなるでしょう。ただ、信二がマスクをかぶる試合じゃないと、小田と信二を併用することができないので、小田は「代打の切り札」という使われ方も多くなるかもしれません。
さて、明日は一軍初登板となるダース・ローマシュ匡が先発します。ダースはファームでも防御率5点台と、まぁ正直西武打線を抑えられるような気は全くしませんが、臆することなく、怖いもの知らずな若さを全面に押し出して、我々を驚かせるような投球を見せてもらいたいですね。
