○ダル、無四球完投でチームの連敗をストップ!
札幌ドーム18:00開始 観客数:18,107人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 |
| 日本ハム | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | X | 3 | 6 | 1 |
| ○勝利投手 | ダルビッシュ(4勝0負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 杉内(1勝2負0S) | ||
| 本塁打 | 日本ハム:スレッジ5号(7回裏ソロ) |
引き分けを一つ挟んで現在3連敗中のファイターズですが、大丈夫、心配ご無用です。今日の先発マウンドにはこの人が上がります。そう、日本のエース、ダルビッシュ有の登場です。
開幕以来ここまで4回の登板で、3度9回をゼロに抑えているという、素晴らしすぎる内容。打たれている姿を想像することすら困難です。しかし、このダルビッシュから、今季唯一得点を奪っているのが、今日の相手ソフトバンク。もちろん、楽観しすぎるのは禁物です。
対するソフトバンクの先発はエース杉内。開幕投手を務めたので、一応「エース」という称号を付けてみましたが、前回西武戦では8失点と大炎上。さらには大場、大隣の台頭で、エースの座も危うくなっています。いや、それ以前にソフトバンクのエースはあくまで斉藤和巳(今季絶望らしいですね)という声も聞こえてきそうですが。とにかく、貧打ファイターズ打線とはいえ、付け入るスキはありそうな気がします。
そのファイターズ打線ですが、今日8番はショートに飯山裕志、9番サードに高口を入れてきました。もう打つほうに関しては誰を入れてもあまり変わりはないように思いますが、守りに関しては現時点で一番安心できる三遊間です。そして6番レフトにはミッチ・ジョーンズ。またレフトにボールが飛ぶたびに、スリルが味わえそうです。
ソフトバンクのオーダーを見てみると、おや?多村の名前が見えません。どうしたんでしょうか?多村は昨年打率2割7分とやや期待外れの結果に終わったにも関わらず、ファイターズ戦に限っては4割以上と打ちまくったイヤな奴でしたが、いないとなるとずいぶん気が楽になります。まぁどちらにしろ投げるのはダルビッシュですから、誰が出てこようが安心して見ていられます。
さて、今日もダルビッシュのピッチングに酔いしれようか、という初回。いきなり先頭の川崎ムネリンにレフト前ヒットを放たれて無死一塁。1死後、川崎が盗塁を試みますが、ここで鶴岡が悪送球。1死三塁と初回から思わぬピンチを招きます。そして3番の柴原はレフト線へポトリと落ちるアンラッキーなヒット。守りのミスからとはいえ、ダルビッシュが初回から先制点を許してしまうという、予想だにしなかった展開で、ゲームの幕は上がりました。
一方1回裏ファイターズの攻撃も、賢介ヒットの後、セカンド仲沢のエラーで1死一二塁のチャンスを貰います。しかし、信二はボール球に手を出して空振りの三振、続くスレッジもセカンドゴロと、4番5番がそれぞれの特徴を活かした凡退の仕方で、もらったチャンスをものにすることができません。
相手のミスを確実に得点に繋げたソフトバンクと、活かすことが出来なかったファイターズ。対照的な立ち上がりとなりました。
1点を失ったダルビッシュですが、全く動じることなく、その後は快投を続けます。150km超の直球と鋭くキレるスライダーを駆使して三振を取りまくるこれまでのダルビッシュとは違い、ゆるいカーブやチェンジアップを有効に使って、打たせて取る大人のピッチング。2回以降は、ソフトバンク打線にまったく付け入る隙を与えません。
そして3回裏ファイターズの攻撃。1死から稀哲がセンター前ヒットで出塁すると、賢介はセーフティー気味のバントを試み、自身はアウトになるものの稀哲をセカンドに進めます。ここで打席には稲葉。うまく左に流し打った当たりはレフト線へのタイムリーツーベース!1-1と同点に追いつきます。
同点に追いついてしまえば、ファンにもう負ける気がしないと思わせてしまうのが、今のダルビッシュのスゴいところです。4回に小久保にヒットを打たれた以外は、ソフトバンク打線を完璧に封じ込めます。
一方の杉内もエースの意地を見せ、4回5回6回は三者凡退。息詰まる投手戦となってきました。
そして迎えた7回裏。先頭打者はスレッジ。杉内のやや甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球は鋭いライナーで右中間スタンドへ!とうとう2-1と、ファイターズが勝ち越します。
リードを貰ったところで、ダルビッシュの投球もシフトアップ。8回表、本間、城所、的山とソフトバンクの下位打線を三者連続三振に斬って取ります。
そして8回裏にも高口のヒットから2死三塁のチャンスを作ると、打席には稲葉。ここでソフトバンクベンチは今日タイムリーを放っている稲葉を避け、信二との勝負を選びます。ここで燃える美作男児が三遊間を破るレフト前タイムリーヒット!3-1とリードを広げます。
2点差というのは今のダルビッシュにとってはもうセーフティーリード。9回、ソフトバンクは一番から始まる好打順でしたが、ダルビッシュはあっさりと三者凡退に抑え込み、わずか103球、無四球での完投勝利を挙げました。これでチームの連敗も3でストップです。
もうダルビッシュ様に関しては、僕の貧困なボキャブラリーでは、どう賞賛していいのかわかりません。とにかくスゴ過ぎる!素晴らし過ぎる!今日も1失点はしているものの、エラーがらみなので自責点はゼロで、防御率はさらに良くなり、0.42と驚異的な数字。しかも、ヒーローインタビューでは、「エース級を相手に勝つのが僕の仕事。いつでも勝つ自信はある」と、なんとも頼もしいお言葉。この投手がまだ弱冠21歳、大学4年生と同じ歳ですよ。一体どこまで進化するのでしょうか?
打線はわずか6安打で、しかも11三振を喫するなど、とても褒められたもんではありませんが、3度しかなかったチャンスのうち2度タイムリーが出るなど、要所で効果的に得点することができました。ダルビッシュ様が投げるときはこの程度の働きで充分です。
さて、明日の先発は、ファイターズでまだ勝ち星のない藤井。これまでも好投しているだけに、今度こそは打線が援護してやってほしいものです。
<今日よかったところ>
・ダルビッシュ様、無四球完投勝利。もう言うことナシです。
・スレッジ、2試合連続弾。5試合ノーヒットだったかと思えば、突然打ち出した。この調子で頼むよ。
・稲葉、タイムリーツーベース。勝負強さも取り戻してきたかな?やっぱりファイターズはこの人が打たなきゃね。
・信二、意地のタイムリー。3打席目まで杉内の前に全くタイミングが合ってなかったけど、最後の打席で4番の仕事をこなしてくれた。
