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△武田勝4連勝ならず、今季初延長12回引き分け

2008年04月15日(火) 西武 VS 日本ハム 4回戦
西武ドーム18:00開始  観客数:8,397人
  123456789101112
日本ハム 110001000000 391
西武 000020010000 360
○勝利投手
Sセーブ
●敗戦投手
本塁打 日本ハム:高橋3号(6回表ソロ)
西武:松坂1号(5回裏2ラン)

先週末は連日のサヨナラ負けを喫したファイターズですが、今日から首位西武との2連戦。今日の試合に勝てば、今年初めて単独で首位に立ちます。

ファイターズの先発は武田勝。前回の西武戦では、7回4安打1失点と好投しています。しかし、先週の楽天戦では、2回に7失点と大炎上。ところが、その後打線が珍しく爆発し、8点を取ってくれて勝ち投手になってしまいました。

西武の先発は、前回札幌で対戦したときには完封されている岸。しかし、先週のロッテ戦では、大乱調で8点を失なっています。

奇しくも両投手共に、このカードでは好投しているんだけど、前回登板時には炎上しているということになります。お互い先発投手の出来に注目が集まりそうです。

ファイターズは、今日も先発オーダーを変えてきました。マック金子、小谷野が怪我で離脱し、その代役として出場していた高口、裕志にも全く当たりがないということで、今日は8番サードに尾崎、そして9番ショートには今季初スタメンとなる陽仲寿を入れてきました。さらに6番レフトにはジョーンズという、なんともスリリングなメンバー。あまりにも打てない打線にとうとう業を煮やした梨田監督は、もう守備なんて二の次と考え始めたようです。打球があまり左に飛ばないことを祈ります。

ロッテとの3連戦では合計5点しか取れなかった打線ですが、何故かここまで勝が先発した試合では、9点、6点、8点と、よく打っています。今日のゲームでも、この不思議なジンクスが発動してくれればいいのですが。

試合は1回表から動きました。2死から稲葉が右中間へのツーベースで出塁すると、今日も4番に入っている信二がレフト左へライナーで運ぶタイムリーヒット!前回対戦時には9回で1点も取れなかった岸から、あっさりと先制点を奪います。なんでしょうか、あれだけ打てなかった打線が、勝が先発の日は人が変わったようになります。

そして続く2回表。1死から鶴岡が一塁線を破るヒットを放つと、続く尾崎はこれがプロ初安打となるレフト前ヒット。陽はファーストゴロに倒れますが、1番の稀哲は四球を選び、2死満塁のチャンスとなります。ここで岸の投じた内角のストレートが賢介の太ももに当たり、押し出しのデッドボール。2-0となります。ここで一気に岸を打ち崩したいところなのですが、続く稲葉はセカンドゴロに倒れて、この回の攻撃はここまで。

一方ファイターズ先発の勝。初回から球がやや高めに浮き、たびたび外野に大きなフライを飛ばされる非常に危なげな投球。長打力のある打者がならぶ西武打線ですから、いつスタンドに放り込まれるかと、ヒヤヒヤさせてくれます。

しかし、回が進むにつれて、徐々に低めにボールが集まりだし、3回4回は三者凡退。稀哲、賢介、そして心配していた尾崎にまでファインプレーが飛び出し、勝を強力にバックアップします。やはりコレです。投手が好投し、それをバックが堅い守りで盛り立てる。これこそファイターズの野球です。

とか思ってたら、5回の裏、陽がやらかしてしまいました。平尾の打った高いバウンドのショートゴロをファーストへ悪送球。このミスが勝に悪影響を与えてしまったのか、2死後、ここまで打率2割と全く当たっていない9番の松坂に、高めに浮いたチェンジアップをライトスタンドへ運ばれてしまいます。これで同点。守りのミスがまたもや失点を呼んでしまいました。

幸先良く先制したはいいけれど、3回以降はいつものファイターズ打線に戻ってしまい、3~5回はあっさりと三者凡退。しかし、同点に追いつかれた直後の6回表、先頭の信二。岸の投じた甘く入ったフォークを強く振りぬくと、打球は左中間スタンドに飛び込みます。勝ち越しのソロホームラン!3-2と再びリードします。

松坂にホームランを打たれたものの、勝は立ち直り、6回7回も難なく三者凡退に斬って取ります。

追加点が欲しいファイターズ打線ですが8回。この回からマウンドに上がった帆足を攻め、賢介、稲葉、信二と3連打で無死満塁の大チャンスを作ります。そして、ここで「内野ゴロ王」スレッジ。「ゲッツーだけはヤメてくれよ、この前みたいに犠牲フライでいいから」と思っていたら、いつものように外角の変化球を引っ掛けてしまい、最悪のファーストゴロホームゲッツー。続くミッチも代わった岩崎にセンターフライに討ち取られ、絶好のチャンスを逸してしまいます。

7回まで85球と、テンポ良く投げてきた勝は8回もマウンドへ。残り2イニング。自身の4連勝がそこまで見えてきてします。しかし、先頭のズンドコ細川にレフト線へのツーベースを放たれます。松坂の送りバントで1死三塁。そして、続く片岡にはレフトの頭上を越えるタイムリーツーベースを打たれ、ここで同点に追いつかれてしまいます。そして、今日38歳の誕生日を迎えるベテラン江藤が打席へ。江藤への3球目に二塁ランナー片岡にスチールを決められ、逆転のランナーが三塁に。そして江藤には四球を与えたところで、とうとう勝は降板。代わって星野がマウンドにあがります。

1死一三塁。しかもマウンドには経験の浅い星野。この絶体絶命のピンチを救ったのは、キャッチャーの鶴岡でした。中島への初球を受けるとサードに矢のような送球、サードランナーの片岡は戻れずタッチアウト!そして、さらに中島のフェンス際への難しいファウルフライをナイスキャッチ!ビッグプレー連発でチームの危機を救いました。

このプレーで流れが変わるか?と思われましたが、ファイターズ打線はそう簡単には変われないようで、9回もこの回からマウンドに上がった岡本の前に、鶴岡、尾崎、裕志と三者凡退に討ち取られます。

こうなると怖いのは、3試合連続のサヨナラ負け。ここのところハードワーク気味の久、マイケルをそう簡単に出すわけにはいかないので、悪夢のようなシナリオが現実味を帯びてきました。

9回裏西武の攻撃は、4番のブラゼル、5番GG佐藤、6番おかわり中村と、いずれも一発のあるバッターが並びます。特にGGの「きもてぃ~!」を聞かされるのだけは勘弁願いたいところ。星野もおそらく同じ思いだったのでしょうが、それがプレッシャーになったのか、GGに死球を与えてしいます。しかし、鶴岡が盗塁を試みたGGを刺し、星野もおかわりを三振に斬ってとって、またも延長戦に持ち込みます。

そして10回表。負けたくない西武はリリーフエースのグラマンをここで投入。先頭バッターは稀哲。2-3からストレートを強く叩き付けた打球はピッチャーの頭の上を越えてセンター前に。願ってもないランナーが出塁しました。そして賢介は当然送りバント・・・なのですが、これをなんとまたしても失敗。今季早くも三度目のバント失敗です。2年連続の犠打王も、長打力を身に付けたかと思ったら、本当にバントがヘタになってしまったようです。そして、稲葉の打席で稀哲が盗塁を試みますが、強肩銀次朗の前に失敗。稲葉も討ち取られて、チャンスを活かすことが出来ません。

星野は10回裏を三者凡退に抑える好投を見せ、一方西武も11回表は小野寺が3人でピシャリ。11回裏にはマイケルが登場。ブラゼルに死球を与えるものの、それ以外の三者を三振に討ち取ります。

そして12回表、1死から、1軍登録されたばかりで、これがプロ初打席となるゴリ佐藤が四球を選びます。1死ですが、裕志は送りバント。2死で二塁にランナーを進め、稀哲のバットに全てを託します。しかし、稀哲は小野寺のフォークに空振り三振。これでこのゲームの勝ちはなくなりました。

12回裏のマウンドには一昨日の試合では、サヨナラヒットを打たれている武田久が上がります。さすがに久は一昨日の二の轍は踏まず、石井義人に内野安打を打たれるものの、後続を断ち、延長12回、引き分けということになりました。

お互い終盤に決定的な場面を作りながらも得点できず、久-マイケル、岡本-グラマンという「必勝リレー」を投入しながらの痛み分けとなってしまいました。

先発の勝は、滑り出しこそ心配したのですが、好調の西武打線相手に、7回1/3を被安打5自責点1と、なかなかの好投。惜しいのは、5回の陽のエラーと、その後松坂に投じた甘い一球ですね。そして、やはり100球前にスタミナが切れるようで、8回には制球、球威ともに落ちてしまいました。しかし、前回が大炎上だったので、とりあえずは一安心です。パリーグの先発投手ではただ1人の「開幕4連勝」とはいきませんでしたが、次回に期待を持てるピッチングは見せてくれました。

そして攻撃のポイントは8回の無死満塁。この貧打線が3連打という珍事に、スレッジも焦ってしまったのかもしれません。ファイターズは、小さなチャンスを作ってコツコツ得点するのは得意なのですが、このような大きなチャンスが訪れると、打者は萎縮してしまうのか、何故か点にならないことが多いですね。

で、この大チャンスに最悪のゲッツーをやらかしてしまったスレッジ。一時は調子を上げてきてくれたかと思ったのですが、これで5試合ノーヒットと、パッタリと当たりが止まってしまいました。しかも今日は併殺に2三振といいところなし。アウトのほとんどが内野ゴロなんで、無死もしくは1死でランナーが一塁にいるときに回ると、毎回「ゲッツーを打ちませんように」と祈らなくてはならないのも困りものです。「ノースカロライナパワー」が本領を発揮してくれる日を待ち続けてるんですがねぇ。

さて、明日の先発は、ファイターズは吉川光夫、西武はエース涌井。西武ファンはもう勝ったも同然の気分でいることでしょう。ファイターズファンの中にも、すでに悲観的な気分になってる人もいるかもしれません。しかし、勝負はやってみるまでわかりません。光夫が西武打線を完璧に封じるようなダルビッシュばりの物凄いピッチングをしてくれる・・・・・かもしれませんので、期待しましょう。

<今日よかったところ>
・勝、7回1/3を自責点1に抑える。前回の内容と比べれば上出来。
・鶴岡、チームの危機を救うビッグプレー!今日負けなかったのは鶴のおかげと断言できるね。
・信二、3安打2打点1本塁打と大活躍!今日のチーム全打点を挙げる活躍。マスクをかぶらないほうがバットは調子いいのか?
・星野、2回2/3を無安打無失点。この人の好投も忘れちゃいけない。一つ間違うとサヨナラという厳しい場面でよく投げてくれた。
・稲葉、マルチヒット。うーん、調子よくなってるのかそうでないのか、どっちなんだろ?
・尾崎、プロ初ヒット!プロ6年目での初ヒット!おめでとう!本当におめでとう!


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チーム試合引分勝率
西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

2008年10月12日現在

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