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●力投グリン見殺しで、2日連続のサヨナラ負け

2008年04月13日(日) ロッテ VS 日本ハム 6回戦
千葉マリン13:00開始  観客数:16,282人
  12345678910
日本ハム 1000000000 160
ロッテ 0000001001X 280
○勝利投手 渡辺俊(2勝1負0S)
Sセーブ
●敗戦投手 武田久(1勝1負0S)
本塁打 ---

昨日は力投の藤井を見殺しにして、悔しいサヨナラ負けを喫してしまったファイターズ。なんとか今日勝って、この3連戦を勝ち越し、ロッテとの対戦成績も五分に戻しておきたいところです。

今日の両軍の先発投手は、開幕カードと同じグリン-渡辺俊介の顔合わせ。そのときはグリンが精細を欠き、打線も俊介に封じ込まれて、1-4と敗れています。

今日のロッテのオーダーにも、西岡の名前がありません。マイケルの死球が原因なので、早く復帰してもらいたいと願うばかりです。そしてオーティズもベニーも外して、純和製打線を組んできました。マスクをかぶるのは今までどおり橋本なんですが、里崎、田中雅彦と、スタメンにキャッチャーが3人も名を連ねるというのも面白いですね。

ファイターズのスタメンは、キャッチャー信二、レフトにジョーンズ、そしてファーストには小田を入れてきました。小田は俊介に非常に相性が良く、しかも先日のオリックス戦でも2安打と活躍しているので、ちょっと期待してみましょうか。

昨日は成瀬の前に2安打と完璧に抑え込まれた打線ですが、今日は初回から俊介を攻めます。先頭の稀哲が2球目をライト前に弾き返すクリーンヒットで出塁。まだ初回なのに思わず「ノーヒットノーランを免れた!」とか思ってしまうのは、ファイターズファンの悲しい性です。続く賢介は確実に送りバント。これまでこのようなケースでの強攻策がうまくいったためしがないためか、ここは堅実な策を選択してきました。

ここで、昨日は好機に全く打てなかった稲葉。初球をセンター左に弾き返す、先制のタイムリーツーベース!「稀哲出塁→賢介送り→稲葉適時打」と、久しぶりにいいほうの意味での「ファイターズらしい」攻撃を見たような気がします。さすがに昨日の貧打っぷりに猛省し、奮起したのでしょうか?しかし、なおも続く1死2塁のチャンスを活かせず追加点を奪えないあたりは、さすがファイターズ打線です。

さて、一方のファイターズ先発グリンは、素晴らしい立ち上がり。球威のあるストレートを中心にテンポ良く投げ込み、1回、2回と三者凡退で斬って取ります。特に2回先頭の里崎には、2-2から内角にズバッと決まるストレートで見逃し三振。初戦では乱れた信二との呼吸も、今日はピッタリです。3回には完全に詰まらせた当たりが外野の前に落ちる不運なヒットが2本続いて、1死二三塁のピンチを背負いますが、後続を断ち、得点を与えません。

幸先良く初回から得点し「今日はイケるか?」とファンとグリンに淡い期待を抱かせた打線ですが、2回以降はいつものように、スコアボードにゼロを並べていきます。2回は先頭のミッチがレフト前ヒットで出塁したのですが、梨田監督の「いてまえ魂」がうずくのか、続く小田には強攻させて、セカンドゴロでゲッツー。3回も2死から賢介がツーベースでチャンスを作りますが、続く稲葉はショートゴロに倒れ、追加点を奪うことができません。そしてこの稲葉から9番の裕志まで、7者連続内野ゴロ。サブマリン俊介の術中にハマり、軽く手玉に取られます。

そして6回表。先頭の稀哲はショートのグラブを弾くヒットで出塁。ここでは梨田監督、「いてまえ」と言いたいのをグッとこらえてか、送りバントのサイン。初回に続いて1死二塁で稲葉という場面を作ります。ところが、ここで稲葉は昨日のリプレイを見るかのように空振りの三振。その後も、信二は四球で歩くものの、スレッジは得意のセカンドゴロに倒れ、好機を逸します。

味方にこれ以上の援護を期待しないほうがいいことは、去年一年投げてよく知っているはずのグリン。4回、5回も三者凡退に抑えます。6回、根元のツーベースとワイルドピッチで迎えた1死三塁のピンチも、最後は怖い里崎を今度は外角のストレートで空振り三振に討ち取り、ロッテに得点を許しません。気迫溢れる助っ人の右腕が最小リードを守ります。

7回、あっさり7球で終わる自軍の攻撃を見届けて、マウンドへ向かうグリンの心境はどんなものだったのでしょうか?そしてこの回、先頭の橋本に、ライト前に鋭くクリーンヒットを放たれます。この日まともに打たれた初めてのヒットです。角中は送りバントを決めて1死二塁。またしても1打同点のピンチです。グリン、ここが踏ん張りどころ。続く今江は初球を打ってライトフライ。これでツーアウト。そして迎えるバッターは今日がプロ入り初出場という8番細谷。2-1と追い込んでから、外角に外れるスライダーをうまく右に運ばれ、これがタイムリーとなってしまいます。とうとう同点に追いつかれてしまいました。見逃せばボールかという厳しい球ですが、ここにきて攻めが外角一辺倒になりすぎた感があります。

グリンは7回で99球。おそらくここで降板だろうな、と思っていたのですが、8回裏のマウンドにも向かいます。「勝ち星がつかないままマウンドを降りてたまるか!」という思いなのか、「久とマイケルを少しでも休ませてやりたい」という思いなのか。どちらにしろ、昨日の藤井に続く闘志溢れる投球で、この回も無失点に抑えます。

そんなグリンになんとか勝ち星をつけてやりたい打線は9回の攻撃。先頭の信二は2-3と粘ったのですが、橋本の好守でキャッチャーフライ。続くスレッジは、お約束のセカンドゴロ。そしてミッチもあっさりサードフライに倒れて、無抵抗のまま三者凡退。

そしてなんとグリンは9回のマウンドにも向かいます。連日のサヨナラへの期待に沸き立つマリンスタジアムの中、4番から始まるロッテ打線を、見事に三者凡退に仕留めて、延長に持ち込みます。

2回以降、「1点取ったから俺たちの仕事はもう終わったよ」と言わんばかりに、淡白な攻めに終始している打線ですが、10回表の攻撃。先頭の工藤がライト前ヒットで出塁。6回以来久しぶりのヒットです。そして高口は手堅く送って、1死二塁のチャンス。このチャンスに今季ここまで10打席ヒットのない飯山裕志。ここは代打か?とも思いましたが、裕志はそのまま打席へ。そして0-2からの3球目を打ち上げてサードフライ。ツーアウト。しかし、ここで今日2安打と、一番期待の持てる稀哲が打席へ。稀哲打て!なんとかグリンに勝ち星を!との願いも届かず、稀哲はシンカーを引っ掛けてサードゴロ。この回も得点を奪うことができません。

10回裏のマウンドには武田久が上がり。ロッテも下位打線なので、ある程度安心して見ていられる場面・・・だったはずなのですが、久はいきなり先頭の今江にセンター前に運ばれてランナーを許してしまいます。「まぁ久がピンチを招くのはいつものこと」と、まだ余裕を持って見ていると、続く細谷のバントを久がセカンドに送球、これがフィルダースチョイスとなって、ピンチが広がってしまいます。そして、続く田中雅彦のバントを、猛然とダッシュしてきたファーストのミッチがサードへ送球、これがさらにフィルダースチョイスとなり、無死満塁と絶体絶命の状況となってしまいます。

久、頑張れ!あの17球を思い出せ!と必死に念を送りますが、続く一番の根元に、初球をレフト線に弾き返されてあえなくジ・エンド。2日連続のサヨナラ負けを喫してしまいました。

ファイターズ打線は、2日続けて1得点のみと、昨日の藤井に続いて、今日はグリンまでも見殺しにしてしまいました。二人とも、気持ちが画面を通して伝わってくるような、闘志溢れる投球を見せてくれたのですが、一人奮闘しても野球は勝てません。この二人に負け星が付かなかったのがせめてもの救いでしょうか。

グリンはここまで4回先発しているのですが、それぞれの試合で打線が取った得点が、1点、1点、3点、1点、と、ほとんど完封しなきゃ勝てないような状況。防御率も1.93という素晴らしい数字なのに、まだ挙げた勝ち星は1勝のみです。打線が普通に打っていたら3勝はしていたでしょうから、気の毒にもほどがあります。昨年防御率リーグ3位だったにも関わらず、二桁勝てなかったという悲劇が再現されそうな様相となってきました。

今季まだ一点も取られいなかった武田久が、初失点を喫してサヨナラというのは、ショッキングなシーンでしたが、久のここまでの働きを考えれば、誰も文句は言えないでしょう。惜しむらくは守備の乱れです。

そして、やはり問題は打線です。しかし、今のメンバーでは、いい投手が出てくれば、1点取るのがやっとというのも仕方ないような気がします。奮起を期待すると、落胆してしまう可能性が高いので、あんまりオススメしません。ただ、ちょっと弁護してあげれば、ここまで巡り合わせが悪く、いい投手と当たる率が高かったのは、不運なんじゃないかな、と。

それにしても、ロッテは、福浦、ズレータ、サブローと言った主力が欠けても、今日サヨナラタイムリーを放った根元、同点タイムリーの細谷、すでに2度お立ち台に立っている田中雅彦と、次々と新しいヒーローが出てきています。主力が何人か欠けているのはファイターズも同じなのですが、代役として出場している選手に、なかなか覇気が見られないのが淋しいところです。

このロッテ3連戦は、1勝2敗と残念ながら負け越しとなってしまいましたが、もともと敵地で、しかもロッテ自慢の三本柱が相手。1つ取れただけでも、良しと思いましょうか。2連敗したとは言え、まだ貯金も2つ、首位とのゲーム差もわずか0.5。大切なのは、このイヤな負け方を引きずらず、来週の西武との首位決戦、気持ちを切り替えて戦うことですね。

<今日よかったところ>
・グリン、9回を6安打1失点と素晴らしいピッチング。
・稀哲が出塁、賢介が送って、稲葉が返す。久しぶりに初回からいいパターンで得点できた。
・稀哲、6日ぶりのマルチヒット。切り込み隊長の役割は充分果たした。


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  • 名前:雄介
  • 棲家:北海道旭川

パリーグ順位表

チーム試合引分勝率
西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

2008年10月12日現在

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