●藤井熱投報われず、今季初のサヨナラ負け
千葉マリン14:00開始 観客数:27,513人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 |
| ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1X | 2 | 6 | 1 |
| ○勝利投手 | 成瀬(2勝1負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 宮西(0勝1負0S) | ||
| 本塁打 | ロッテ:里崎2号(6回裏ソロ) |
5連勝中と波に乗るファイターズですが、そんな中、まだ先発投手陣で唯一勝ち星を挙げていないのが、今季ヤクルトから移籍した藤井。ここまでもそう悪い投球をしているわけではないのですが、打線の援護がなかったり、中盤踏ん張り切れなかったりで、なかなか勝ち運に恵まれません。
今日こそはファイターズ移籍初勝利を願いたいのですが、ツイてないというかなんというか、相手投手が初登板時と同じく昨年の最優秀防御率投手成瀬。ファイターズは成瀬相手に、クライマックスシリーズでは勝利したものの、公式戦では去年から一度も勝ち星を挙げていません。今日も打線の援護はあんまり期待せずにマウンドに上がったほうが良さそうです。
ロッテは左の藤井ということで、やはり昨日とは大幅にオーダーを入れ替えてきました。あれ?スタメンに西岡の名前がありません。どうやら、昨日のマイケルが当ててしまった死球の影響のようです。相手主力選手の欠場に、試合前から申し訳ない気分でいっぱいになってしまいます。ベンチには入っているようなので、たいしたことなければ良いのですが。
ファイターズのほうのスタメンは、小谷野が登録抹消となってしまったため、今日はサードに高口、ショートには飯山が入ります。そして先発マスクは信二。藤井はこれまで3度の登板では、鶴岡と組んできたのですが、あまりいい結果が出なかったということで、信二に代えてみたようです。おかげでミッチがファーストに入り、レフトは工藤と、まだ守りは安心できる陣容となりました。
今日こそは打って藤井を援護したい打線ですが、初回からため息が出るほどのファイターズ野球を見せ付けてくれます。成瀬は昨年と比べれば、高めに浮くボールが目立ち、コントロールもそれほどいいようには見えなかったのですが、ファイターズ打線は三者凡退を繰り返していきます。
一方の藤井は、対照的に毎回のようにランナーを背負います。やはり、前回までと同様、ボール球が多く、2-3となるケースがよく見られますが、要所では気合の入ったボールで併殺や三振を奪い、ロッテ打線に得点を与えません。
4回まで成瀬の前に1人もランナーを出せなかったファイターズですが、5回、先頭の信二が四球を選び、ノーアウトで出塁します。「無死でランナーが出てチャンス!」という期待よりも、「完全試合食らわなくてよかった」という安堵が先に来てしまうのが悲しいところです。しかし期待する必要もなかったようで、後続のスレッジ、ミッチ、高口はあっさりと凡退し、ランナーをセカンドに進めることすらできません。
ノーヒットを続ける味方打線にも落胆することなく、藤井は5回も1死2塁のピンチを切り抜け、力投を続けます。しかし6回裏、里崎に2-3から投じた低めのストレートをバックスクリーン左に放り込まれてしまいます。再三のピンチを切り抜けてきた藤井ですが、最も注意すべき打者の一発で先制点を許してしまいました。しかし、ボール自体は低めにキチンとコントロールされていて、悪い球ではありませんでした。ここは打った里崎がさすがというべきでしょう。
一昨日も岩隈相手に6回までノーヒットに抑えられたのですが、今日も本調子には見えない成瀬の前に、6回まで一本のヒットすら出ないファイターズ打線。週に2回もノーヒットノーランの心配をしなくてはならないのも、ファイターズファンならではの醍醐味です。
そんなファンの危惧を察したのか、7回表、今日2三振と全く打てそうになかった賢介がセンター前にゴロで抜けるヒットを放ち、なんとか今日もノーヒットノーランは免れます。続くバッターは稲葉。ここで一気に成瀬を攻め立てたいところですが、結果は最悪の三振ゲッツー。続く信二もあっさり空振り三振に倒れ、期待感も一瞬にして泡のように消え去ります。
7回の裏、すでに投球数100球を超えていた藤井は、ここで交代かと思われましたが、そのままマウンドへ。確かにここで久、マイケル以外のリリーフ投手が出れば、「ビハインドで先発降板→中継ぎ登板→炎上→大敗」と、ファイターズが負けるときの黄金パターンが容易に想像できてしまいます。しかし、藤井も前回登板では中盤以降に捕まり、決定的な得点を許しているので心配なところ。
しかし、藤井は熱のこもった力投を続けます。7回は今江、早坂、大塚、8回は田中、早川、里崎と、それぞれ三者凡退に斬って取ります。打線の援護が全くない中でのこのピッチングには、藤井の執念のようなものを感じました。「なんとかチームに勝利を!」という気迫が溢れ出るような姿です。
そんな藤井を見殺しにするかのように、打線は8回までわずか1安打のまま。9回の攻撃に入ります。先頭は工藤からですが、ここでベンチが動き、一軍登録されたばかりの尾崎が代打として打席に向かいます。これがプロ初打席となる尾崎は2球で簡単にツーストライクと追い込まれます。そして3球目のチェンジアップを打たされてボテボテのサードゴロ。しかし、これをサードの今江が悪送球!ランナー一塁で、代走には紺田。何か起こりそうな雰囲気に、今日初めてレフトスタンドが盛り上がりを見せます。
9番の裕志は固く送って1死二塁。ここで稀哲はしぶとくセンター前に落ちるヒットを放ち、1死一三塁とチャンスを広げます。そして、今年はチャンスに強くチーム最多打点を挙げている賢介。0-3からのストレートを引っ張った当たりはファーストへのゴロ。「げげ、ゲッツーか?」と一瞬思いましたが、なんとか賢介はセーフ。ゲッツー崩れの間に紺田がホームを踏み、この土壇場で同点に追いつきます。
なおも続くバッターは稲葉。ここで賢介が盗塁に成功し、ランナー2塁。一打でれば勝ち越しという場面となります。しかし、稲葉は2-3からのチェンジアップに空振りの三振。今日の稲葉、全くいいところがありません。去年の稲葉なら、ここで決めてくれそうな感じなのですが、やはりまだ本調子にはほど遠いようです。
勝ち越しはなりませんでしたが、昨日に続いて相手のエラーに乗じた得点で同点とし、力投の藤井の負けは消すことができました。そして9回の裏、藤井はとうとうマウンドを降り、宮西が登板します。
左の角中、橋本と続く打順で、宮西がどのような投球を見せてくれるか注目だったのですが、角中には、10球粘られて四球を与えてしまいます。サヨナラのランナーです。続く橋本は送りバントの構え。しかし、2球ストライクを見逃し、ヒッティングに切り替えて空振りの三振。助かりました。ここで宮西は降板、昨日好投の建山がマウンドへ向かいます。
ここでロッテは代打にベテラン堀幸一を送り出してきました。堀は前回藤井と成瀬が投げ合った試合でも、決勝のタイムリーを打っていますし、去年から何故かやられている印象があるイヤなバッターです。そして不安が的中。建山の投じた初球のストレートを捕らえられ、レフト前へ運ばれます。一塁ランナーは一気に三塁を陥れ、1死一三塁と絶体絶命のピンチとなってしまいます。
そして打席には、先ほど同点のきっかけとなるエラーをやらかしてしまった今江。自らのミスをバットで取り戻すべく、気迫のこもった表情でバッターボックスに向かいます。しかし、それが空回りしたのか、2球目を打ち上げてショートへのポップフライ。建山、なんとか2死までこぎつけます。
続く9番、早坂のところでは当然代打。ここで大松が出てきます。今シーズン何度か4番を打っている打者がここにきて代打で出てくるとは。なんなんでしょう、このロッテというチームは。9回表にファイターズが代打として送り込んだのがプロ初打席の尾崎ということと比べると、選手層の違いに唖然とします。
敬遠という選択肢もあったのですが、ファイターズベンチは大松と勝負することを選びます。2-1と追い込んでの4球目。やや甘く入ったシンカーを大松は見逃さず、センターの右へ打ち返します。稀哲も追いつかず、これがサヨナラヒット・・・、今季初めてのサヨナラ負けを喫してしまいました。
2-1と有利なカウントで、しかも塁が空いている状況にも関わらず、吸い込まれるように甘いボールを投げてしまいました。勝負を急ぎすぎたのか、それとも建山の失投なのか。いずれにしろ、悔やまれる一球です。
残念ながら、これで連勝も5でストップということになってしまいました。しかし、たかだかの1敗よりも、今日は藤井の好投はを喜びたいと思います。フルメンバーには程遠いロッテ打線とは言え、8回4安打1失点の内容は高く評価したいところ。次回登板への期待も膨らむピッチングです。9回表、不甲斐ない味方の攻撃時、貧打のチームにトレードされてしまった我が身の不幸を呪うそぶりもなく、ベンチから大きな声を出す姿には胸を打たれました。
次回登板は札幌ドームでのソフトバンク戦になるでしょう。今度こそ、藤井がドームのお立ち台で大歓声を受けるところを見たいものです。
打線のほうは、猛省して奮起を期待したいのですが、やはり今の戦力では厳しいと言わざるを得ませんね。「不調」というよりも、これが「実力」という気もします。稲葉が復調してくれれば、もう少しマシにはなると思うのですが。
連勝はストップしましたが、このカードはまだ1勝1敗。五分に戻っただけです。それに、西武も敗れたため、首位との差は0.5ゲームと変わっていません。明日の先発はグリン。相手はサブマリン渡辺俊介です。札幌での開幕カードでは敗れている顔合わせですが、なんとかリベンジを果たして、このカードも勝ち越しといきたいですね。
<今日よかったところ>
・藤井、8回4安打1失点の熱投。次回に大きな期待が持てるピッチング。援護のない中、よく我慢して投げてくれた。次こそは勝利を!
・それ以外にいいとこってあったっけ?

わはは!全くですな
それでも貯金が3つで
首位に0.5ゲーム差の2位なんですから。
藤井ナイスピッチでした。
ファイターズで投げる以上覚悟してね
ダルなんて鷹戦以外は 3試合事実上完封で
1試合に1点しか 援護無かったんだから
それを思えばどうってことないわ