○ダル、エース対決を完封で制しチームは4連勝!
2008年04月10日(木) 日本ハム VS 楽天 5回戦
札幌ドーム18:00開始 観客数:25,197人
今季初の3連勝で上昇気流に乗りたいファイターズですが、今日の先発は「日本のエース」ダルビッシュ。「こりゃもう4連勝もらったようなもんだ!」と言いたいところなのですが、対する楽天の先発は今季絶好調の岩隈。ダルビッシュの防御率が0.72、岩隈の防御率はそれを上回る0.39。パリーグの防御率ランキング1位と2位の対決です。
楽天入団以来、怪我にも苦しめられ本来のピッチングができないでいた岩隈ですが、今年はこれまで3回の登板で失点はわずか1と、ほぼ完璧なピッチングを見せています。果たしてファイターズ打線に付け入るスキがあるんでしょうか?
ファイターズは今日もオーダーを組み替えてきました。昨日から負傷のマックに代わってスタメンショートに入っている高口が、今日は打順を上げて6番に座ります。そして9番レフトには、今季初スタメンとなるイケメン紺田が入りました。普段なかなかスタメンでは出れないこの二人が、どんなアピールをするかにも注目したいですね。
試合は予想通りの投手戦となります。両投手ともに、ストレートの球威、変化球のキレ、コントロール、全てにおいて文句の付けようのないピッチングで、5回までノーヒット。ダルはいつものようにバッタバッタと三振を取るというよりも、完投することを意識してか打たせて取る投球。対する岩隈のほうも、150km近いストレートや手元でスライドするシュート、それに落差のあるフォークを駆使し、ファイターズ打線はまともにバッティングをさせてもらえません。エース同士、意地と意地がぶつかり合う、非常に見ごたえのある展開となってきました。
そして迎えた6回表、簡単に2死を取ったダルビッシュですが、1番の渡辺直人に真ん中に入った直球をライト前にライナーで運ばれます。ここでダルのノーヒットは途絶えてしまいました。しかし、続く高須をライトフライに討ち取り、この回も無失点で抑えます。
続く7回表、1死から今日2三振のフェルナンデスにセンター前にゴロで抜けるヒットを打たれます。ここでバッターは昨日ホームランを放っている山崎先生。しかし、この状況でもダルは落ち着いています。右打者の懐に食い込むツーシームで詰まらせて、ショートゴロダブルプレー。マウンドで雄叫びを上げます。
岩隈の前に6回まで四球がひとつだけ、ノーヒットと完璧に抑え込まれているファイターズ打線。最近もこんなことがあったような気がしますが(大隣が投げたときかな?)、またしてもノーヒットノーランの足音がひたひたと聞こえてきました。昨年の日本シリーズの忌まわしき記憶すら甦ってきます。
しかし7回、このムードを振り払ってくれたのは、切り込み隊長稀哲の一振りでした。強く叩き付けた打球は岩隈の頭上を越えて、センター前に抜けていきます。ノーヒットノーランを免れると同時に、無死一塁と初めてのチャンスを作る一打。ここで賢介は当然送りバントです。楽天内野陣は厳しいバントシフトを敷きましたが、そこは犠打王子、「昨日の失敗は勘弁してね」とばかりに、きっちりと決めてくれました。
これで1死二塁。もちろん、この試合初めての得点圏のランナーです。ここで打席には稲葉。お馴染みのクイーンの登場曲が流れ、ドームの観客のボルテージも一気に上昇、稲葉ジャンプが札幌ドームを揺らします。しかし、楽天ベンチは稲葉に対して敬遠策を選択。バッテリーにはブーイングが浴びせられますが、昨日一塁が空いている状況で勝負し、ダメ押し点を奪われているので、ここは当然の策でしょう。
ここでバッターは高橋信二。ここまで岩隈の低めの変化球に散々空振りを繰り返してきた信二ですが、この打席ではボールを良く見て四球を選び、1死満塁。願ってもない大チャンスに、ここのところ調子を上げているスレッジが打席に向かいます。カウント2-2と追い込まれてからの5球目、高めに抜けたフォークボールをレフトへ流し打ち。これが犠牲フライとなって、3塁ランナーの稀哲がホームイン!わずか1安打で得点するという、実にファイターズらしい攻めで、とうとう待望の1点をもぎ取りました。
ようやく援護を受けたダルビッシュですが、そのピッチングは変わることなく、8回は磯部をセンターフライ、リックは初球を打たせてショートゴロ、そして鉄平は三球三振と、楽天打線に全く付け入るスキを与えません。
追加点でダルビッシュを楽にしてやりたいファイターズ打線は8回にもチャンスを作ります。ダルの女房役、鶴岡がセンター前ヒット。続く9番紺田は1死ですが送りバントの構え。このバントがピッチャーとファーストの間に転がる絶妙の当たりで内野安打となり、1死二三塁と絶好の追加点のチャンスとなります。しかし、岩隈もさるもの。稀哲はこの日冴えまくっていたシュートを打たされて、ダブルプレーに討ち取られてしまいます。敵ながらアッパレとしか言いようのない投球です。
しかし、今日もダルビッシュには1点の援護があれば充分でした。9回表、先頭の代打憲史に初球のカーブをライト前に弾き返され、この日初めて無死でのランナーを出します。続く渡辺直人は送りバントで1死二塁。ダルビッシュ、この試合初めて得点圏にランナーを背負います。ここで迎えるバッターは、チャンスに異様な勝負強さを発揮する高須。昨日に続いてイヤな場面での登場です。しかし、このピンチにダルはギアを一段とシフトアップ。2-1と追い込んでから、最後は伝家の宝刀スライダーで空振りの三振に斬ってとります。最後のバッター草野もショートゴロに討ち取ってゲームセット。
息詰まるようなエース同士の投げあいは、わずか2時間8分で、ダルビッシュに軍配が上がりました。ダルビッシュはわずか95球の省エネ投球で今季2度目(実質3度目)となる完封勝利。最早このピッチャーが先発したら、負けることなんて想像がつきません。それくらいスゴイ投手に成長してくれました。
打線は岩隈の前に3安打に抑え込まれましたが、これは「貧打」というよりも、岩隈が素晴らし過ぎたということにしておきましょう。しかし、このような接戦において、勝負どころでキッチリと1点をモノにしたことは評価したいです。この接戦での強さこそが、ファイターズを2連覇に導いた大きな要因ですからね。
さて、これでチームも4連勝!貯金も今季最多の3に増えました。この4連勝も、2点差が1試合、1点差が3試合と、とてもファイターズらしい戦いで勝利を収めてきています。明日からは千葉マリンでロッテとの3連戦、しかも開幕戦では負け越したロッテ自慢の3本柱が相手です。しかし、今の勢いを持って、いい戦いをしてくれることを期待したいですね。
<今日よかったところ>
・ダルビッシュ、完璧なピッチングで3安打完封!素晴らしい、素晴らしすぎる!もうダル様を称えるべき言葉が思いつかない!
・信二、決勝点を呼ぶ四球を選ぶ。今日はこの四球が一番大きかった。そういう意味では陰の殊勲者は信二、君だ!
・スレッジ、連日の決勝打となる犠牲フライ。非常に甘い球だったので、本当を言えばヒットにして欲しかったけど、それでもきっちり仕事はこなしてくれた。偉い。
・紺田、絶妙のバントで内野安打。今期初スタメンで一応のヒット。工藤、坪井が不振なので、奮起を期待したい。
札幌ドーム18:00開始 観客数:25,197人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | X | 1 | 3 | 0 |
| ○勝利投手 | ダルビッシュ(3勝0負0S) | ||
| Sセーブ | |||
| ●敗戦投手 | 岩隈(2勝1負0S) | ||
| 本塁打 | --- |
今季初の3連勝で上昇気流に乗りたいファイターズですが、今日の先発は「日本のエース」ダルビッシュ。「こりゃもう4連勝もらったようなもんだ!」と言いたいところなのですが、対する楽天の先発は今季絶好調の岩隈。ダルビッシュの防御率が0.72、岩隈の防御率はそれを上回る0.39。パリーグの防御率ランキング1位と2位の対決です。
楽天入団以来、怪我にも苦しめられ本来のピッチングができないでいた岩隈ですが、今年はこれまで3回の登板で失点はわずか1と、ほぼ完璧なピッチングを見せています。果たしてファイターズ打線に付け入るスキがあるんでしょうか?
ファイターズは今日もオーダーを組み替えてきました。昨日から負傷のマックに代わってスタメンショートに入っている高口が、今日は打順を上げて6番に座ります。そして9番レフトには、今季初スタメンとなるイケメン紺田が入りました。普段なかなかスタメンでは出れないこの二人が、どんなアピールをするかにも注目したいですね。
試合は予想通りの投手戦となります。両投手ともに、ストレートの球威、変化球のキレ、コントロール、全てにおいて文句の付けようのないピッチングで、5回までノーヒット。ダルはいつものようにバッタバッタと三振を取るというよりも、完投することを意識してか打たせて取る投球。対する岩隈のほうも、150km近いストレートや手元でスライドするシュート、それに落差のあるフォークを駆使し、ファイターズ打線はまともにバッティングをさせてもらえません。エース同士、意地と意地がぶつかり合う、非常に見ごたえのある展開となってきました。
そして迎えた6回表、簡単に2死を取ったダルビッシュですが、1番の渡辺直人に真ん中に入った直球をライト前にライナーで運ばれます。ここでダルのノーヒットは途絶えてしまいました。しかし、続く高須をライトフライに討ち取り、この回も無失点で抑えます。
続く7回表、1死から今日2三振のフェルナンデスにセンター前にゴロで抜けるヒットを打たれます。ここでバッターは昨日ホームランを放っている山崎先生。しかし、この状況でもダルは落ち着いています。右打者の懐に食い込むツーシームで詰まらせて、ショートゴロダブルプレー。マウンドで雄叫びを上げます。
岩隈の前に6回まで四球がひとつだけ、ノーヒットと完璧に抑え込まれているファイターズ打線。最近もこんなことがあったような気がしますが(大隣が投げたときかな?)、またしてもノーヒットノーランの足音がひたひたと聞こえてきました。昨年の日本シリーズの忌まわしき記憶すら甦ってきます。
しかし7回、このムードを振り払ってくれたのは、切り込み隊長稀哲の一振りでした。強く叩き付けた打球は岩隈の頭上を越えて、センター前に抜けていきます。ノーヒットノーランを免れると同時に、無死一塁と初めてのチャンスを作る一打。ここで賢介は当然送りバントです。楽天内野陣は厳しいバントシフトを敷きましたが、そこは犠打王子、「昨日の失敗は勘弁してね」とばかりに、きっちりと決めてくれました。
これで1死二塁。もちろん、この試合初めての得点圏のランナーです。ここで打席には稲葉。お馴染みのクイーンの登場曲が流れ、ドームの観客のボルテージも一気に上昇、稲葉ジャンプが札幌ドームを揺らします。しかし、楽天ベンチは稲葉に対して敬遠策を選択。バッテリーにはブーイングが浴びせられますが、昨日一塁が空いている状況で勝負し、ダメ押し点を奪われているので、ここは当然の策でしょう。
ここでバッターは高橋信二。ここまで岩隈の低めの変化球に散々空振りを繰り返してきた信二ですが、この打席ではボールを良く見て四球を選び、1死満塁。願ってもない大チャンスに、ここのところ調子を上げているスレッジが打席に向かいます。カウント2-2と追い込まれてからの5球目、高めに抜けたフォークボールをレフトへ流し打ち。これが犠牲フライとなって、3塁ランナーの稀哲がホームイン!わずか1安打で得点するという、実にファイターズらしい攻めで、とうとう待望の1点をもぎ取りました。
ようやく援護を受けたダルビッシュですが、そのピッチングは変わることなく、8回は磯部をセンターフライ、リックは初球を打たせてショートゴロ、そして鉄平は三球三振と、楽天打線に全く付け入るスキを与えません。
追加点でダルビッシュを楽にしてやりたいファイターズ打線は8回にもチャンスを作ります。ダルの女房役、鶴岡がセンター前ヒット。続く9番紺田は1死ですが送りバントの構え。このバントがピッチャーとファーストの間に転がる絶妙の当たりで内野安打となり、1死二三塁と絶好の追加点のチャンスとなります。しかし、岩隈もさるもの。稀哲はこの日冴えまくっていたシュートを打たされて、ダブルプレーに討ち取られてしまいます。敵ながらアッパレとしか言いようのない投球です。
しかし、今日もダルビッシュには1点の援護があれば充分でした。9回表、先頭の代打憲史に初球のカーブをライト前に弾き返され、この日初めて無死でのランナーを出します。続く渡辺直人は送りバントで1死二塁。ダルビッシュ、この試合初めて得点圏にランナーを背負います。ここで迎えるバッターは、チャンスに異様な勝負強さを発揮する高須。昨日に続いてイヤな場面での登場です。しかし、このピンチにダルはギアを一段とシフトアップ。2-1と追い込んでから、最後は伝家の宝刀スライダーで空振りの三振に斬ってとります。最後のバッター草野もショートゴロに討ち取ってゲームセット。
息詰まるようなエース同士の投げあいは、わずか2時間8分で、ダルビッシュに軍配が上がりました。ダルビッシュはわずか95球の省エネ投球で今季2度目(実質3度目)となる完封勝利。最早このピッチャーが先発したら、負けることなんて想像がつきません。それくらいスゴイ投手に成長してくれました。
打線は岩隈の前に3安打に抑え込まれましたが、これは「貧打」というよりも、岩隈が素晴らし過ぎたということにしておきましょう。しかし、このような接戦において、勝負どころでキッチリと1点をモノにしたことは評価したいです。この接戦での強さこそが、ファイターズを2連覇に導いた大きな要因ですからね。
さて、これでチームも4連勝!貯金も今季最多の3に増えました。この4連勝も、2点差が1試合、1点差が3試合と、とてもファイターズらしい戦いで勝利を収めてきています。明日からは千葉マリンでロッテとの3連戦、しかも開幕戦では負け越したロッテ自慢の3本柱が相手です。しかし、今の勢いを持って、いい戦いをしてくれることを期待したいですね。
<今日よかったところ>
・ダルビッシュ、完璧なピッチングで3安打完封!素晴らしい、素晴らしすぎる!もうダル様を称えるべき言葉が思いつかない!
・信二、決勝点を呼ぶ四球を選ぶ。今日はこの四球が一番大きかった。そういう意味では陰の殊勲者は信二、君だ!
・スレッジ、連日の決勝打となる犠牲フライ。非常に甘い球だったので、本当を言えばヒットにして欲しかったけど、それでもきっちり仕事はこなしてくれた。偉い。
・紺田、絶妙のバントで内野安打。今期初スタメンで一応のヒット。工藤、坪井が不振なので、奮起を期待したい。

スポーツ新聞いらないね
これから楽しみが増えました