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○光夫汚名返上の力投で、今期初の三連勝!

2008年04月09日(水) 日本ハム VS 楽天 4回戦
札幌ドーム18:02開始  観客数:19,044人
  123456789
楽天 001100000 270
日本ハム 20000110X 471
○勝利投手 吉川(1勝2負0S)
Sセーブ MICHEAL(0勝0負4S)
●敗戦投手 永井(2勝1負0S)
本塁打 楽天:山崎武4号(4回表ソロ)
日本ハム:稲葉2号(1回裏2ラン)スレッジ3号(6回裏ソロ)

昨日は7点差をひっくり返すという奇跡的な逆転劇で勝利を収めたファイーターズ。開幕戦以来久しぶりに貯金も1となり、ここから勢いに乗ってこの混戦のパリーグを抜け出したいところです。

今日の先発は、ここまで2度の登板で2度の炎上劇を演出してしまっている吉川光夫。前2回の登板を見ると、ストレートは走っているのですが、変化球のコントロールが全く定まらず、大量失点を喫しています。正直3度目のチャンスを与えられるとは思っていなかったのですが、非常にいいモノを持っている「やればできる子」なだけに、首脳陣も期待しているのでしょう。

しかし、相手は今パリーグで一番当たっている楽天打線。勝でさえも炎上させてしまった強力打線相手に、光夫の投球がどこまで通用するのでしょうか?心配です。ゲームが始まる前から非常に心配です。先日二十歳の誕生日を迎えて、大人になり一皮向けた光夫の姿を見たいのですが。

対する楽天の先発は2年目の永井。前回登板ではオリックス相手に4安打完封と完璧な投球を見せています。実はここまでファイターズは2度完封されいているのですが、相手は西武・岸、ソフトバンク・大隣と、いずれも永井と同じく大卒2年目の投手。しかも前日には大量点を奪って勝っているというところも共通しています。たまたまなんでしょうが、なんだかイヤな感じがします。

楽天打線は光夫に対して、昨日同様対左オーダー。左の草野、磯部を外し、右の中島、山下を入れてきました。ファイターズのほうは、昨日足の張りを訴えて途中交代したマック金子に代わって、高口が9番ショートに入っています。マックのポジションを奪ってやるぜ!というくらいの気合の入ったプレーを高口には期待したいですね。

光夫がマウンドに上がるのを見ると、もう初回から緊張してしまいます。ダルビッシュを見ているときとはえらい精神状態の違いです。しかし1回表は落ち着いて無難に三者凡退に抑えます。今日もストレートは球威、制球とも申し分ありませんが、やはり変化球は少なめの組み立てです。

早いイニングから光夫を援護したい打線ですが、1回裏、先頭の稀哲がまず四球で歩きます。ここで2番、昨日早くも4号ホームランを放った賢介。ベンチは手堅く送りバントを選択しますが、なんとこれがキャッチャーへの小フライとなってしまいます。賢介、これで今期2度目のバント失敗。長打力と引き換えにバント技術を失ってしまったんでしょうか?それとも「オレは2番じゃなくて本当は3番を打ちたいんだよ」という首脳陣に対する無言のアピールなんでしょうか?

昨日の勝利で得た勢いを失いかねないプレーでしたが、一瞬沈みかけたムードを一気に盛り上げてくれたのが稲葉のバットでした。永井の投じたフォークの失投を見逃さず、ライトスタンドに放り込みます。先制の2ランホームラン!

これで永井は動揺したのか制球を乱し、続く信二には死球、スレッジには四球を与えます。一気に畳み掛けたいファイターズですが、後続の小谷野、工藤が凡退し、永井に立ち直るきっかけを与えてしまいます。

2回も無失点で抑えた光夫は3回、2死から1番の渡辺直人に今日始めての四球を与えてしまいます。これまでの光夫は四球から崩れてしまうことが多かったので、心配なところです。続く高須の初球、ワンバウンドのボールがワイルドピッチとなり、ランナーの渡辺は一気に三塁へ。たちまちピンチとなってしまいます。ここで得点圏にランナーがいると豹変する高須は、高めのストレートをライト線へ。1点を返されます。やはり変化球が入らないと苦しい投球になってしまいます。

つづく4回、1死で打席には5番の山崎先生。今年40歳を迎える山崎先生、マウンドの光夫とはちょうど2倍の年齢差ですが、ここは年の功にやられました。ファールで粘られて9球目、低めのスライダーをレフトスタンドに叩き込まれ、同点に追いつかれてしまいます。

今日の光夫、相変わらずストレートは走っていました。2ストライクまでは追い込むのですが、そこからなかなか決めることができません。やはり打者にはストレートを中心に待たれるのですが、変化球の制球はイマイチで、空振りを取れるほどのキレはありません。

同点で迎えた6回表、1死から4番のフェルナンデスの放った当たりはショートの横へ、これを高口が弾いてしまい、エラーでランナー一塁。やはりショートはマックじゃなきゃダメなのか?そして、ここで迎えるバッターは前の打席でホームランを放っている山崎先生。光夫、ここが踏ん張りどころだ。カウントは2-2。ここで光夫は気合の入ったストレートで、怖い山崎をセカンドゴロダブルプレーに討ち取ります。よく頑張った光夫!!

光夫の力投に応えたい打線ですが、2回以降も制球難に苦しむ永井を捕らえきれず、追加点を奪えなかったのですが、6回の裏。先頭のスレッジが永井の高めのストレートを完璧に捕らえ、センター右に飛び込む勝ち越しのホームラン!ここで光夫に勝ち投手の権利がつきました。スレッジはこれで来日3本目のホームランですが、初めて意味のある場面での一発となりました。

7回表からは昨日好投した建山がマウンドへ。久-マイケルへの繋ぎ役として期待される建山ですが、今日はピリッとしません。2本のヒットと死球で、2死満塁のピンチを招いてしまいます。しかも迎えるバッターは、異常な得点圏打率を誇る高須。先ほどもタイムリーを放っているし、ある意味この場面では一番相手にしたくないバッターです。ここでベンチが動いてピッチャー交代。この大ピンチにマウンドを任せられるのは、この人しかいません。武田久の登場です。

本来なら8回から投入したかった久ですが、このピンチでの登板にも、全く動じることなく、高須をショートゴロに斬ってとります。さすがは久、シビれます。もうシビれまくりです。

そして追加点の欲しい7回裏。高口のヒットを足がかりにランナー2塁のチャンスを作ると、代わったピッチャー有銘から、稲葉がセンター前に抜けるタイムリーヒット!これでスコアは4-2となります。

もうこうなったら、いつものファイターズペース。8回2点リードという状況で安心して試合を見れるのは、今のパリーグではファイターズファンだけではないでしょうか?8回は久、9回はマイケルが無失点で抑え、昨日に続いて「勝利の方程式」を成立。見事、勝利を収め、今期初の三連勝となりました。


今日は3安打3打点の稲葉、決勝ホームランのスレッジ、絶体絶命のピンチをしのいだ久など、活躍した選手はたくさんいますが、やはりなんといっても先発の光夫を一番褒めてやりたいですね。

前2回の投球内容を考えれば「今回も炎上して鎌ヶ谷行きになるのでは?」と心配していた方も多かったことと思いますが、好調の楽天打線相手に、6回を4安打2失点。もう上々の結果です。変化球のコントロールはまだまだですが、それをカバーできるくらい直球に勢いがありましたね。制球に課題は残したものの、四球はわずか一つだけというのも上出来でした。でも、僕は光夫の本当の力は、まだまだこんなもんじゃないと思っています。もっともっといいピッチングができる子だと信じています。次回登板が実に楽しみですね。


<今日よかったところ>
・光夫力投で今季初勝利!みつお!みつお!できる子だって信じていたよ!
・稲葉3安打3打点。打率も少しずつ上がってきたし、もう心配しなくてもいいかな?
・スレッジ決勝ホームラン。打率も少しずつ上がってきたし、もっと期待してもいいかな?
・久が見事な投球で楽天の反撃を断つ。2死満塁を切り抜けたのにはシビれた!!これで10イニング連続無失点。抜群の安定感。

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西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

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