○相手のミス突く日ハム野球で辛勝、グリンやっと今期初勝利!
2008年04月06日(日) オリックス VS 日本ハム 3回戦
スカイマーク13:00開始 観客数:14,111人
共にチーム打率2割台前半という、貧打線がウリのチーム同士の対決、第3ラウンド。昨日の一戦では、ヤクルトから移籍の藤井、弥太郎両投手が、オリックス自慢の超重量クリーンナップ「ビッグボーイズ」に火を付けてしまい、ファイターズは大敗。春眠から目覚めたラロッカ、ローズ、カブレラの3外国人を、今期まだ勝ち星のない先発グリンが止められるかが、今日のポイントとなりそうです。
オリックスの先発はベテラン川越。昨年は開幕投手を勤めながらもシーズンわずか4勝と不甲斐ない成績だったのですが、その4勝のうちの1勝が、ファイターズからの完封勝利。ファイターズ打線は、グリンがキレないうちに先取点を奪いたいところなのですが、一昨日、昨日の様子を考えると、はなはだ頼りなく感じます。
昨年からグリンは好投しながらも、打線に見殺しにされる試合が多く、防御率リーグ3位の2.21という素晴らしい記録を残しているのに、勝ち星は9と二桁に届きませんでした。今期先発した2試合でも、打線の援護はわずかに1点ずつ。昨年1シーズン投げて、ファイターズはこういうチームだということは理解しているはずですが、今年も我慢してくれるでしょうか?そろそろ、「もうこんな援護のないチーム嫌デース、来期は楽天に戻りマース」とか言い出さないか不安です。そうならないためにも、今日はしっかりと打線が援護してもらいたいのですが。
そのファイターズ打線ですが、今日はレフトに坪井が入り、ファーストには先日1軍にあがったばかりの小田を起用してきました。そしてキャッチャーは信二。「捕手信二」として、グリンという最後の砦は守り通したようですが、今日の結果いかんでは、梨田監督の気持ちも変わるかもしれません。信二のリードにも注目が集まります。
今日は先制したいファイターズですが、先頭の稀哲、2番賢介と連続三振。昨日と全く同じ滑り出しを見せてくれます。3番稲葉はセンターヒットを放つも、今日も4番に座る信二はセンターフライ。2回も2死から坪井がセンター前ヒットで出塁しますが、続く小田はショートゴロに倒れ、グリンに先制点をプレゼントすることができません。
一方のグリン。1回は無難に三者凡退に抑えますが、2回裏、先頭のローズに甘く入ったストレートをライトスタンドに運ばれます。ローズ、昨日に続いて二試合連発です。やはり昨日藤井が点火した炎が、まだ燃え盛っているのでしょうか?
そして3回裏。グリンは1死から不振の9番大引に右中間のツーベースを打たれます。そして1番坂口の放った打球はセンター前へ、さらに失点かと思われたその時、センターからレーザービームが一閃!稀哲の好返球で大引の本塁突入を阻止しました!稀哲、チームを救うビッグプレーです!なおも2死ランナー2塁とピンチは続きますが、ここで2番村松の放ったセンターへ抜けようかという当たりを、今度はセカンド賢介が好捕!バックの固い守りがグリンを盛りたてます。
ヒットは出るものの、得点までにはいたらない今日のファイターズ打線。川越の前に4回までゼロに抑えられていましたが、迎えた5回。先頭の小田が右中間を破るツーベースヒット。これが今期初安打、スタメン起用に応えます。9番マックは送りバントで、今日初めてランナーをサードまで進めます。一昨日から1死でランナーを三塁まで進めても、そこからなかなかホームが遠かったのですが、ここでは是が非でも一点とっておきたいところです。が、続く稀哲はショートゴロでランナー動けず。「あぁ、やっぱりまたダメか」と思いかけたその時、賢介が右中間を破るタイムリーツーベース!1-1と同点に追いつきます。
そして続く6回。信二、スレッジの連打で無死一二塁のチャンス。ここでピッチャー川越が絶妙のタイミングでセカンド牽制。信二戻れずアウトか?と思ったらセカンドの後藤がボールを後ろにそらします。労せずしてランナーをすすめて二三塁。この絶好のチャンスに小谷野はきっちり右打ちで犠牲フライ。2-1と逆転に成功します。
しかし、その後の1死三塁というチャンスに、坪井と小田が連続三振。逆転はしたものの、グリンに楽をさせてやるほど優しくないのがファイターズ打線です。
今日のグリンは味方の微妙な援護に応えて、再三ピンチを招きながらも粘り強く投げてくれました。投球数も100球を超えた7回。もしや交代か?とも思いましたが、そのままマウンドに上がります。先頭の後藤に死球を与え、送りバントでランナー2塁のピンチ。一昨日ホームランを放っている日高をショートゴロに討ち取ってツーアウト。あとひと踏ん張りだ、頑張れグリン!
ここでコリンズ監督が動き、代打に出てきたのは、去年の今頃はファイターズのユニフォームを着ていた木元。グリンはその木元をインローにズバッ!と決まる最高のストレートで見逃し三振に斬ってとります。ナイスピッチング、グリン!
こうなると1点差とは言えファイターズの勝ちパターンです。8回裏は予定通り武田久が登場。1番から始まる好打順を、あっさりと三者凡退に抑えます。
ダメ押し点の欲しい9回表。この回からマウンドには本柳が上がっています。先頭小谷野の当たりはボテボテのサードゴロ。しかしこれをラロッカが悪送球してランナー一塁。工藤の送りバント、小田の内野安打で1死一三塁とチャンスを広げると、今シーズンバットではほとんど仕事をしていない9番マック金子が犠牲フライで大きな1点を追加!
こうなればあとは9回裏、守護神マイケルがビシッと締めてゲームセット、と行きたいところなのですが、さらにゲームをエキサイティングにしてくれるのが日ハム野球名物マイケル劇場です。
マイケルはこの日2安打と当たっているローズにいきなりデッドボール。そして続くカブレラにはアウトコースのボール球をセンターにはじき返されて無死一二塁。さあ、今日も劇場は盛り上がってきました。後藤はきっちりと送りバントを決めて1死二三塁。一打同点のケース、グリンの勝ち星も風前の灯火です。しかし、ファイターズファンの心拍数を最高に上げてから安堵させるのが、名演出家マイケル。浜中の内野ゴロの間に1点は返されるものの、最後の打者日高をレフトフライに仕留めて劇場は終幕。3-2と接戦をモノにしました。
一昨日に続いて、先発が好投し、打線がなんとか取ったわずかなリードを、武田久-マイケルのリレーで守りぬくという、ファイターズのゴールデンパターンで勝利を収めることができました。打線も11安打で3得点と、拙攻と言えば拙攻なんですが、相手のミスをうまく突いて効果的に得点を挙げることができたのは、褒めてやっていいでしょう。実にファイターズらしい勝ち方と言えるんじゃないでしょうか。昨季同様のこういった戦い方で、コツコツと勝利をモノにしていけば、今年も優勝争いにからんでいけるでしょう。
今日は何と言ってもグリンの好投が光りました。4度得点圏にランナーを進められたものの、粘り強いピッチングで、7回を投げきってくれました。これで家族が来日してくれればもう安心。ダル、勝と並ぶ三本柱として、安定した働きをしてくれるに違いありません。
忘れていけないのは信二のリード。何かと批判されがちな信二ですが、今日のリードは高く評価していいのではないでしょうか?いつもよりも内角をうまく使った配球で、グリンの長所を引き出していたと思います。ローズの一発は明らかにグリンの失投でしたし。
さて、これで7勝7敗と、星を再び五分に戻しました。順位は3位タイ、首位西武とは1.5ゲーム差です。来週はホーム札幌に戻り、西武に3連敗を喫した調子いいんだか悪いんだかよくわからない楽天との対戦。仙台では連敗を喫しているだけに、ここはホームでキッチリとお返ししてやりたいところです。
<今日よかったところ>
・グリン、粘りの好投でようやく初勝利!7回6安打1失点と上々の内容。これからも先発の柱として頼むぞ!
・打線が久しぶりに二桁、11安打を放つ。ヒットはたくさん出た割にはエラーがらみの3点だけと淋しいけど、ここまでの貧打っぷりを考えれば上出来。
・小田、スタメン起用に応えて2安打。反撃の口火を切るツーベース、ダメ押しをアシストする内野安打と大活躍!
・稀哲、稲葉、信二も2安打。よしよし、今度はチャンスで一本打ってくれ!
・小谷野、無安打だけど勝ち越しとなる犠牲フライ。1死一三塁とちょうど外野フライが欲しいところでうまく右に打ってくれた。来週はヒットを期待。
・久、1回をパーフェクト。マイケルも劇場開演するも反撃を断つ。相変わらずファンに緊張感を与える見事な演出。心臓の弱い方も見ているので、あまりやりすぎないようにね。
スカイマーク13:00開始 観客数:14,111人
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
| 日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 11 | 0 |
| オリックス | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 7 | 2 |
| ○勝利投手 | グリン(1勝2負0S) | ||
| Sセーブ | MICHEAL(0勝0負2S) | ||
| ●敗戦投手 | 川越(1勝1負0S) | ||
| 本塁打 | オリックス:ローズ3号(2回裏ソロ) |
共にチーム打率2割台前半という、貧打線がウリのチーム同士の対決、第3ラウンド。昨日の一戦では、ヤクルトから移籍の藤井、弥太郎両投手が、オリックス自慢の超重量クリーンナップ「ビッグボーイズ」に火を付けてしまい、ファイターズは大敗。春眠から目覚めたラロッカ、ローズ、カブレラの3外国人を、今期まだ勝ち星のない先発グリンが止められるかが、今日のポイントとなりそうです。
オリックスの先発はベテラン川越。昨年は開幕投手を勤めながらもシーズンわずか4勝と不甲斐ない成績だったのですが、その4勝のうちの1勝が、ファイターズからの完封勝利。ファイターズ打線は、グリンがキレないうちに先取点を奪いたいところなのですが、一昨日、昨日の様子を考えると、はなはだ頼りなく感じます。
昨年からグリンは好投しながらも、打線に見殺しにされる試合が多く、防御率リーグ3位の2.21という素晴らしい記録を残しているのに、勝ち星は9と二桁に届きませんでした。今期先発した2試合でも、打線の援護はわずかに1点ずつ。昨年1シーズン投げて、ファイターズはこういうチームだということは理解しているはずですが、今年も我慢してくれるでしょうか?そろそろ、「もうこんな援護のないチーム嫌デース、来期は楽天に戻りマース」とか言い出さないか不安です。そうならないためにも、今日はしっかりと打線が援護してもらいたいのですが。
そのファイターズ打線ですが、今日はレフトに坪井が入り、ファーストには先日1軍にあがったばかりの小田を起用してきました。そしてキャッチャーは信二。「捕手信二」として、グリンという最後の砦は守り通したようですが、今日の結果いかんでは、梨田監督の気持ちも変わるかもしれません。信二のリードにも注目が集まります。
今日は先制したいファイターズですが、先頭の稀哲、2番賢介と連続三振。昨日と全く同じ滑り出しを見せてくれます。3番稲葉はセンターヒットを放つも、今日も4番に座る信二はセンターフライ。2回も2死から坪井がセンター前ヒットで出塁しますが、続く小田はショートゴロに倒れ、グリンに先制点をプレゼントすることができません。
一方のグリン。1回は無難に三者凡退に抑えますが、2回裏、先頭のローズに甘く入ったストレートをライトスタンドに運ばれます。ローズ、昨日に続いて二試合連発です。やはり昨日藤井が点火した炎が、まだ燃え盛っているのでしょうか?
そして3回裏。グリンは1死から不振の9番大引に右中間のツーベースを打たれます。そして1番坂口の放った打球はセンター前へ、さらに失点かと思われたその時、センターからレーザービームが一閃!稀哲の好返球で大引の本塁突入を阻止しました!稀哲、チームを救うビッグプレーです!なおも2死ランナー2塁とピンチは続きますが、ここで2番村松の放ったセンターへ抜けようかという当たりを、今度はセカンド賢介が好捕!バックの固い守りがグリンを盛りたてます。
ヒットは出るものの、得点までにはいたらない今日のファイターズ打線。川越の前に4回までゼロに抑えられていましたが、迎えた5回。先頭の小田が右中間を破るツーベースヒット。これが今期初安打、スタメン起用に応えます。9番マックは送りバントで、今日初めてランナーをサードまで進めます。一昨日から1死でランナーを三塁まで進めても、そこからなかなかホームが遠かったのですが、ここでは是が非でも一点とっておきたいところです。が、続く稀哲はショートゴロでランナー動けず。「あぁ、やっぱりまたダメか」と思いかけたその時、賢介が右中間を破るタイムリーツーベース!1-1と同点に追いつきます。
そして続く6回。信二、スレッジの連打で無死一二塁のチャンス。ここでピッチャー川越が絶妙のタイミングでセカンド牽制。信二戻れずアウトか?と思ったらセカンドの後藤がボールを後ろにそらします。労せずしてランナーをすすめて二三塁。この絶好のチャンスに小谷野はきっちり右打ちで犠牲フライ。2-1と逆転に成功します。
しかし、その後の1死三塁というチャンスに、坪井と小田が連続三振。逆転はしたものの、グリンに楽をさせてやるほど優しくないのがファイターズ打線です。
今日のグリンは味方の微妙な援護に応えて、再三ピンチを招きながらも粘り強く投げてくれました。投球数も100球を超えた7回。もしや交代か?とも思いましたが、そのままマウンドに上がります。先頭の後藤に死球を与え、送りバントでランナー2塁のピンチ。一昨日ホームランを放っている日高をショートゴロに討ち取ってツーアウト。あとひと踏ん張りだ、頑張れグリン!
ここでコリンズ監督が動き、代打に出てきたのは、去年の今頃はファイターズのユニフォームを着ていた木元。グリンはその木元をインローにズバッ!と決まる最高のストレートで見逃し三振に斬ってとります。ナイスピッチング、グリン!
こうなると1点差とは言えファイターズの勝ちパターンです。8回裏は予定通り武田久が登場。1番から始まる好打順を、あっさりと三者凡退に抑えます。
ダメ押し点の欲しい9回表。この回からマウンドには本柳が上がっています。先頭小谷野の当たりはボテボテのサードゴロ。しかしこれをラロッカが悪送球してランナー一塁。工藤の送りバント、小田の内野安打で1死一三塁とチャンスを広げると、今シーズンバットではほとんど仕事をしていない9番マック金子が犠牲フライで大きな1点を追加!
こうなればあとは9回裏、守護神マイケルがビシッと締めてゲームセット、と行きたいところなのですが、さらにゲームをエキサイティングにしてくれるのが日ハム野球名物マイケル劇場です。
マイケルはこの日2安打と当たっているローズにいきなりデッドボール。そして続くカブレラにはアウトコースのボール球をセンターにはじき返されて無死一二塁。さあ、今日も劇場は盛り上がってきました。後藤はきっちりと送りバントを決めて1死二三塁。一打同点のケース、グリンの勝ち星も風前の灯火です。しかし、ファイターズファンの心拍数を最高に上げてから安堵させるのが、名演出家マイケル。浜中の内野ゴロの間に1点は返されるものの、最後の打者日高をレフトフライに仕留めて劇場は終幕。3-2と接戦をモノにしました。
一昨日に続いて、先発が好投し、打線がなんとか取ったわずかなリードを、武田久-マイケルのリレーで守りぬくという、ファイターズのゴールデンパターンで勝利を収めることができました。打線も11安打で3得点と、拙攻と言えば拙攻なんですが、相手のミスをうまく突いて効果的に得点を挙げることができたのは、褒めてやっていいでしょう。実にファイターズらしい勝ち方と言えるんじゃないでしょうか。昨季同様のこういった戦い方で、コツコツと勝利をモノにしていけば、今年も優勝争いにからんでいけるでしょう。
今日は何と言ってもグリンの好投が光りました。4度得点圏にランナーを進められたものの、粘り強いピッチングで、7回を投げきってくれました。これで家族が来日してくれればもう安心。ダル、勝と並ぶ三本柱として、安定した働きをしてくれるに違いありません。
忘れていけないのは信二のリード。何かと批判されがちな信二ですが、今日のリードは高く評価していいのではないでしょうか?いつもよりも内角をうまく使った配球で、グリンの長所を引き出していたと思います。ローズの一発は明らかにグリンの失投でしたし。
さて、これで7勝7敗と、星を再び五分に戻しました。順位は3位タイ、首位西武とは1.5ゲーム差です。来週はホーム札幌に戻り、西武に3連敗を喫した調子いいんだか悪いんだかよくわからない楽天との対戦。仙台では連敗を喫しているだけに、ここはホームでキッチリとお返ししてやりたいところです。
<今日よかったところ>
・グリン、粘りの好投でようやく初勝利!7回6安打1失点と上々の内容。これからも先発の柱として頼むぞ!
・打線が久しぶりに二桁、11安打を放つ。ヒットはたくさん出た割にはエラーがらみの3点だけと淋しいけど、ここまでの貧打っぷりを考えれば上出来。
・小田、スタメン起用に応えて2安打。反撃の口火を切るツーベース、ダメ押しをアシストする内野安打と大活躍!
・稀哲、稲葉、信二も2安打。よしよし、今度はチャンスで一本打ってくれ!
・小谷野、無安打だけど勝ち越しとなる犠牲フライ。1死一三塁とちょうど外野フライが欲しいところでうまく右に打ってくれた。来週はヒットを期待。
・久、1回をパーフェクト。マイケルも劇場開演するも反撃を断つ。相変わらずファンに緊張感を与える見事な演出。心臓の弱い方も見ているので、あまりやりすぎないようにね。
