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●ヤクルトリレーが不振のビックボーイズに火をつけ完敗

2008年04月05日(土) オリックス VS 日本ハム 2回戦
京セラドーム14:01開始  観客数:18,129人
  123456789
日本ハム 010000001 261
オリックス 01000303X 780
○勝利投手 近藤(2勝0負0S)
Sセーブ
●敗戦投手 藤井(0勝1負0S)
本塁打 日本ハム:スレッジ2号(9回表ソロ)
オリックス:カブレラ1号(2回裏ソロ)ローズ2号(6回裏2ラン)

今期初の連勝を挙げ、ここで一気に勢いに乗りたいファイターズ。打線のほうは目覚める気配がしない上に、そこそこの、というかファイターズ打線の中ではかなりましな活躍をしていた糸井が、先日の直人に続いて怪我で離脱。ますます貧打に磨きがかかりそうな雰囲気になってまいりました。

そんななかでノッていくためには、先発投手の好投が不可欠です。今日の先発はファイターズに移籍してから2試合に登板し、まだ勝ち星のない藤井。前2試合は、打線の援護がない中、なんとかゲームを作りながらも、中盤踏ん張りきれずに崩れるシーンが目立ちました。これまでの相手と比べれば打力の劣るオリックス相手ですから、今日こそは好投し、ファイターズでの初の勝ち星をあげてもらいたいところです。あ、間違っても味方打線には期待しないことです。防御率2点台の投手ですら、二桁勝たせてもらえないチームですから。

対するオリックスの先発は近藤。これまたあまり聞いたことのない名前ですが、昨年のウエスタンリーグ最多勝で、すでに今期も2試合に投げて、13イニングを1失点と好投しています。今日も苦戦しそうな予感がします。

スタメンは、今日も4番は信二、そしてレフトには糸井に代わって一軍に上がったばかりのルーキー村田が起用されました。身長165cmの小兵が、自慢の俊足でかきまわすところを期待したいです。

初回は両チーム共に三者凡退という静かな立ち上がり。やはり今日も貧打戦になるのでしょうか?

と、思いきや2回にゲームは動きます。ファイターズ先頭の信二が2-3から高めのボール球をライト前に弾き返して無死一塁。「見逃せば四球だろ」と思いましたが、これも調子のいい証拠なのかもしれません。続くスレッジがセカンドゴロで、信二をセカンドに進めます。ここで打率1割台と不振の小谷野、内角のチェンジアップを強く引っ張り、三塁線を抜けるタイムリーツーベースヒット!先制点を奪います。

続くプロ初打席となる村田は、積極的に初球攻撃、三遊間を破るレフト前ヒット。これで1死一三塁とさらにチャンスが広がります。今日は珍しく打線が繋がってます。これなら序盤から藤井に援護できるかも・・・と思ったのも束の間、続く鶴岡は初球を打たされてショートゴロでゲッツー。一塁ランナーが俊足の村田ですから、盗塁させても良かったと思うのですが、無策のまま畳み掛けるチャンスを逸してしまいます。

初回を三人で討ち取り、上々の立ち上がりを見せた藤井ですが2回。1死後、今シーズンここまで打率1割以下と絶不調にあえぐカブレラに、今期初となるホームランを打たれてしまいます。1-1の同点。しかし、その後は無難に抑え、3回をカブレラの一発だけの一安打と好投します。

ファイターズ打線は、3回の表。先頭のマック金子が今期2本目のヒットとなるツーベースを放ち、無死二塁のチャンス。稀哲のファーストゴロの間にマックは3塁に進み、賢介、稲葉と期待できそうな打順に周ります。しかし賢介はまたしてもサードへのファウルフライ。稲葉は四球であるいたのですが、4番の信二は平凡なライトフライに倒れ、勝ち越し点を奪えません。せっかく選手会長が貴重な貴重な長打を放ったというのに、上位打線が返せないようでは話になりません。

2度の絶好機を逃した打線は、4回以降はいつもの貧打を披露。こうなると藤井がどこまで踏ん張れるかに期待するしかありません。その藤井は4回には2死満塁のピンチを招き、ファイターズファンの肝を冷やしますが、ここは何とか切り抜けます。

しかし1-1のまま迎えた6回裏。1死からラロッカに右中間を破られるツーベースを打たれると、続くローズには外角のスライダーを捕らえられ、これがレフトスタンドに突き刺さる勝ち越しの2ランホームランとなってしまいます。藤井、今日もロクに打線の援護のないままここまで頑張ってきたのですが、やはりこの中盤に打たれてしまいました。さらに藤井は、続くカブレラにツーベース、そして浜中にもレフトへのタイムリーを打たれてこの回3失点。揃いも揃って不調だったビッグボーイズに3連打を浴びてしまいました。

8回裏からは一緒にヤクルトから移籍してきた弥太郎がマウンドへ。藤井が先発すると必ずその後は弥太郎が継いでいますが、何かの意図でもあるんでしょうか?そして、この弥太郎が大乱調。四球をきっかけに無死満塁のピンチを作ると、浜中のタイムリーなどで3点を失います。これでゲームは完全に決まりました。先発が踏ん張りきれずに降板すれば、その後中継ぎ陣が炎上。ファイターズの負けパターンをヤクルトから来た二人が忠実に再現してくれました。こんなところまでチームに馴染もうとするとは、非常に殊勝な心がけです。

打線は4回から8回まで、無死で2度、1死で2度と、ランナーを出しましたが、一度も前の塁に進めることすらできません。ヒットが出ないあたりは実にファイターズらしいのですが、一つづつ塁を進めて、なんとか1点を奪っていった、昨年までのファイターズ野球とは、どこか違いを感じずにはいられません。

勝負の行方も決した9回表、5番のスレッジが意地の一発をスタンドに叩き込みます。なかなか「大当たり!」とはいかないのですが、地味に、本当に地味に調子を上げてきてくれているようです。明日は是非、ここぞという場面での仕事をお願いしたいです。

スレッジの一発に多少は勢いづくかと思われたのですが、後続の打者はあっさりと3人で終わり、近藤に完投勝利を献上してしまいました。


藤井はここまで3試合、まずまずのピッチングはしているのですが、なかなか勝てません。一試合の平均得点が6点以上という、今のヤクルト打線をバックに投げていれば、今頃3連勝だったのかもしれませんが、ファイターズに来てしまったからにはそうは行きません。「先発投手の自分が少しでも崩れたらチームは負け」という自覚がなければ、ファイターズの先発は勤まりません。それほど投手には厳しいチームなのです。

それにしても、不調のカブレラ、ローズに一発を浴び、ラロッカにも打たれるなど、「ビッグボーイズ」に対して着火剤の役目を果たしてしまったのはいただけません。「眠れる獅子」ならぬ「眠れる猛牛」を起こしてしまったとなると、ファイターズのみならず、他の4球団の非難も浴びかねない事態です。

まぁ、今日は完敗だったわけですが、明日グリンで勝てば、このカードも2勝1敗と2カード続けての勝ち越しです。嘆くのは万一明日負けてからにしましょう。


<今日よかったところ>
・スレッジ2号本塁打。勝敗の決まった場面での一発だけど、明日に繋がる一打。明日はいいところで頼む!
・小谷野先制タイムリーを含むマルチヒット。なかなか打率は上がらないけど、あせらず少しづつ調子を取り戻してほしい。
・村田プロ初ヒット。糸井が怪我で離脱、工藤、坪井が不振という中で、与えられたチャンスをものにしてほしい。頑張れ!

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チーム試合引分勝率
西武 144 76 64 4 .543 優勝
オリックス 144 75 68 1 .524 2.5
日本ハム 144 73 69 2 .514 1.5
ロッテ 144 73 70 1 .510 0.5
楽天 144 65 76 3 .461 7
ソフトバンク 144 64 77 3 .454 1

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